おすすめのカラーネガフィルム13種類を比較 特徴と選び方解説

すっかりフィルムカメラにハマってしまっています。
ここ数年間毎年100本くらい撮影しているようで、あまり計算したく無いですが年間20〜30万円をフィルム代&現像データ代に使っているようです(汗)。

 この記事はそんなフィルム大好き!な私が、フィルムカメラ初心者の方が「自分の好みにあった35mmカラーネガフィルムがわかる」「35mmフィルムの扱い方がわかる」を目的に作成しました!
私もフィルムの選び方と使い方は、幼いころ母親がフィルムカメラを使用していて自分も旅行で写るんですを使っていた記憶がうっすらとある程度で、最初はかなり戸惑いました(笑)。

一番最初に!KODAK(黄色み)とFUJIFILM(青緑色み)の大まかな傾向を抑えておこう!

2021年現在フィルムを生産しているメーカーはいくつか存在します。まずは必然的に使う頻度が高くなること、入手性の良さの観点から定番2社KODAK(コダック)製品とFUJIFILM(富士フイルム)製品から使っていくことをおすすめします。私はこれまで使用してきた200本以上のフィルムのうち98%がこの2社の製品です。フィルムに慣れて特徴が掴めてくると「今日はコダック/フジの気分かな〜」と選ぶのが楽しくなりますよ!

 

KODAK(コダック)」はアメリカに本社を置き、初めてロールフィルムをカラーフィルムを販売した世界最大のフィルムメーカーです。黄色のパッケージがブランドカラー。
FUJIFILM(富士フイルム)」は日本に本社をおき、写真用フィルムを国産化し日本トップシェアをもつカメラフィルムメーカーです。緑色のパッケージがブランドカラー。

 

KODAKとFUJIFILMは現在でも数種類程度のフィルムの銘柄を継続して発売しています。まずは超ざっくりですが2社の傾向を覚えておくとその後のフィルム選びがぐっと楽になります◎

KODAK 黄色が特徴

  • ベースが少し黄よりで暖色系。
  • キーワードは「やわらか」。
  • 特に明るい部分に黄色みがかかり易い。

FUJIFILM 青緑色が特徴

  • ベースが少し青よりで寒色系。
  • キーワードは「さわやか」。
  • 特に影になっている部分に青〜緑色が乗りやすい。

 

 

下はVSCOというフィルムをシミュレーションしている会社のLightroomフィルタープリセットの「Tone:Kodak」「Tone:Fuji」をデジタルカメラで撮影した写真(RAWデータ)に単純に適用したトーンの見本です。

デジタルデータでフィルムではないので大まかな傾向になりますが、KODAKとFUJIFILM2社固有の写りの特徴がわかりやすく出ていると思います。

KODAKとFUJIFILMの主要フィルム銘柄を抑えよう

KODAKとFUJIFILMの写りの傾向を捉えたら、実際に各社が販売しているフィルムの銘柄を選んで使ってみましょう!

ISO感度の話 まずはISO100かISO400の2つ

まずはISO100とISO400の2つの感度を覚えます。
ISO160やISO200、ISO800というフィルムも存在していますが、大枠でISO100と400の2つから使って行くとフィルムでの撮影のコツや特性を学びやすいと思います。ISO感度には「露出」という多少むずかしい話があり、持っているカメラのスペックやレンズも影響してきます。まずは利用シーンでISO感度を選択すると失敗が少ないです。 

◎晴れた日(日中)→ISO100

◎晴れた日(朝から晩まで)、曇りの日、部屋の中→ISO400

僕はISO400を常用のフィルムとして使っています。もし迷うようであればオールラウンダーのISO400で間違いありません!

KODAKの主要フィルム 8種類 作例と特徴 

KODAKのフィルムに関しては、まずはPROIMAGE100とULTRAMAX400がおすすめです。入手性も良く何より価格が安価です。

ULTRAMAX400 ★おすすめ

ULTRA MAXとの名前のとおり(?)青色がウルトラしっかり出ます。青色だけではなく全体的に結構はっきり&こってり発色しコントラスト高めに写る印象があります。また粒流感もあり多少ざらざら感があります。すこし特徴を感じるフィルムですが、お店でスキャン時に「柔らかめで!」などで対応が可能です。何よりも現行のISO400フィルムのなかでおそらく一番値段が安く、気軽にフィルムを楽しむことができる素晴らしい製品です!安く入手するコツは10本パックになった箱買いすること。私も毎度BOX買いしており不動の常用フィルム(日常記録用、迷ったらコレの普段つかい)です。

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詳細レビュー 常用におすすめISO400フィルム「KODAK ULTRAMAX400」作例レビュー

PROIMAGE100 ★おすすめ

ULTRAMAXと比較すると色の発色も抑えめで柔らかめのトーンでかなり使いやすいです。
こちらも一番の特徴は価格が安くお財布に優しいことでしょうか。5本パックで販売されているものを購入すると現行のフィルムの中では一番安く入手ができると思います。

詳細レビュー 写りもお財布にも優しいKODAK「PROIMAGE100」作例レビュー

GOLD200/ColorPlus200

バラ売りされているのを良く見かけます。ISO200のため日中〜夕暮れまで扱いやすくULTRAMAXのようなクセもなく、PROIMAGE100に似た使いやすい印象があります。
フィルム屋さんに聞いた話ですが、GOLD200とColorPlus200はスキャン時にほぼ違いがなく中身は同じとのことです。この2種類も10本セットがあり、まとめ買いが安く入手出来ます。

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PORTRA 160

みんなだいすきポートラ160は400に比べると少しだけ青みが強い印象。PORTRAの名前の由来はPortrait(ポートレート)から来ているようで圧倒的なスキントーンの滑らかさがあります。日中ポートレートなどでレンズの絞りを開放にしてボケた写真を撮影したいときにはベストな選択肢でしょう。

詳細レビュー 優しいトーンが魅力。ハレの日にKODAK PORTRA 160作例レビュー

PORTRA 400

みんなだいすきポートラ400、ISO400のためあらゆるシーンで抜群の信頼感を持つフィルム。できればポートラ400を常用フィルムとして使いたいのですが、なかなかお財布が許してくれません。日常では使えないけど大切な日やハレの日には絶対ポートラ400、魔法を見せてくれるマジックフィルムです。

詳細レビュー 大切な一日を豊かに残すKODAK PORTRA 400作例レビュー

ポートラ160/400はフィルムカメラをはじめたのなら絶対一度は使ってほしいフィルムです!

PORTRA 800

現在販売されている中で最もISO感度が高いフィルムです。フィルムは一般的な特性としてISO感度は高くなればなるほどトーンが柔らかくなる傾向があるようです。屋内や暗所で使おう!と思うのですが値段が高いためISO400で頑張ってしまいなかなか使う心理状況になりません。

EKTAR 100

とても鮮やかで色がくっきり出ます。またデジタルカメラで撮影したのかと見間違うくらい粒流感が少なくなめらかです。
鮮やかさはULTRAMAXだとすこし汚い出方が多いのですが、EKTARにはとても上品な鮮やかさがありますね。ISO100で旅行時などで雄大な風景を撮影するような旅行のときに持って行きたくなるフィルムです。

FUJIFILMの主要フィルム 5種類 作例と特徴

FUJIFILMの35mmフィルムの実質的な選択肢はフジカラー100/400の2種類なのが現状です。

フジカラー 100 業務用ISO100 ★おすすめ

THE安定のISO100フィルム。かつては業務用ISO100というラインナップもありました。馴染みのフィルム屋さんの話では中身や写りは同じとのことです。
FUJIFLMの銘柄ででフジカラー100/400をおすすめする理由は2つあります。この2本は超定番品のため今後も継続して生産が継続される確率が高いであろう「安定供給性」と、どんな小さい駅前や田舎のパレットプラザやカメラ屋さんにもかなりの確率で置いてあり日本全国で「入手性の高さ」があり安心しておすすめができます。

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詳細レビュー THE定番の爽やかフィルム。FUJIFILM「フジカラー 100(業務用ISO100)」作例レビュー

フジカラー SUPERIA PREMIUM 400 ★おすすめ

こちらもTHE安定の超定番フィルムです。ISO400ですがKODAKのULTRAMAXに比べると粒流感は少なくなめらかな印象。感光層が新設計のフィルムのためかほんのりマゼンタ(赤紫色)がでる印象を受けます。しかしそれ意外に癖らしい癖も苦手なシーンも少なく嫌なコントラストもつきにくく本当に使いやすいおすすめのフィルムです。2019年ごろに3本パックがなくなり、KODAKのULTRAMAXのBOX買いに比べると1本あたり200〜300円ほど高くなってしまうのがたまにキズですが本当は常用で使いたい超万能フィルム。

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詳細レビュー 攻守最強のスタンダードフィルム。「FUJIFILM SUPERIA PREMIUM 400」作例レビュー

FUJICOLOR C200(入手難)

海外で販売されているフィルムのようで1本500円前後と安価で、写りに癖がなくとても使いやすいフィルムでした。うつりのイメージとしてはFUJICOLOR100/業務用ISO100に似ていたと思います。
現在はなかなか店頭で見かけることがなくなりました。フィルム屋さんに聞くともしかしたらまた入ってくるかもとのことでしたので見かけたらぜひ使ってみてください。

PRO400H (2021年廃盤)

FUJIFILMが誇るPROフィルムでした。ISO400のわりに非常になめらかかつスキントーンが柔らかく出てポートレートにももってこいのフィルムでした。多くのファンがいながらも2020年に突然廃盤のアナウンス。僕は数十本買いだめて冷凍保存しております。最終ロットの使用期限は2022年〜2023年のようですので、もし見かけることがあれば絶対使ってほしい大好きなフィルムです。

X-TRA400 (入手難)

とても素直な写り。PREMIUM 400はすこしマゼンタ(紫)がかかる印象があるのですがこちらはストンときれいにFUJIらしい色が出ます。1本500円代で入手ができていて常用フィルムとして愛用しておりましたが、現在入手が難しくなっています。私は常用フィルムをKODAKのULTRAMAX 400に切り替えました。

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フィルムの扱い方、使い方

フィルムに興味を持った方が、注意しておくべきことと知っておくと便利なフィルムの扱い方についてまとめておきます。

基本的な扱い 使用期限・保管・装填後に気をつけておくこと

  • 使用期限があります
  • 保管場所に注意
  • 使用前、使用後の見分け方
  • セットするとフィルムの状態がわからなくなるカメラもある

使用期限はフィルムの箱に記載がありますが、バラ売りでケースで販売されているものや使おうと思って箱から取り出したものは、期限がわからなくなるのでケースにマジックなどで記入しておくと良いです。またフィルム自体は経年劣化が避けられないなまものです。湿度をさけ冷暗所に保管が必要になります。長期間保管する場合は冷蔵庫保管がおすすめです。

最初に意外と戸惑うのが未使用フィルムと使用済みフィルムの見分け方。基本的にはベロが出ているのが未使用、巻き込まれているのが使用済みフィルムです。

また、古めの手動巻き上げフィルムカメラ等だとフィルムが入っているかいないのか、どのフィルムが入れたかが装填後に確認できなくなるモデルがあります。(巻き上げるとフィルムが入っているかいないかの確認は出来ますが、なんのフィルムかはわかりません)長期間使わない場合は、入れたフィルムを忘れないようにマスキングテープなどに記入しカメラに貼っておくと便利です。

現像に出すお店で、仕上がりの色が決まる。

撮影後の流れ「現像→スキャン」

 撮影したフィルムは「現像」と呼ばれる薬剤に浸し像を浮かび上がらせ定着する作業を行います。
実はよく言う「現像」自体はプロセスが決まっており機械で処理しているためどのお店でも仕上がりに差はほとんど有りません。
一方、現像したネガフィルムを「スキャン」しスマホ等で見れるようにデータ化する作業では、作業者(お店)の好みが反映されます。

「現像→スキャン」を出す場所はどこ?

「現像→スキャン」の作業はビックカメラやヨドバシカメラなどの家電量販店、カメラのキタムラやパレットプラザなどの街の専門店で受けつけてくれます(現像&スキャンでだいたい1000円ちょっと)
お店には基本的には「現像に出すとき」「受け取るとき」の2回行く必要があります。(データ化してもフィルムそのものは返却してもらいましょう!)
お店に行けない方や引取りが手間な方は郵送で受付も可能なお店があります。圧倒的に安くてクオリティも高いところだと「桜カメラ」さんがおすすめです。


スキャンに独自の魅力を打ち出しているお店もあり有名どころでいうと東京の「ポパイカメラ」さん、山口県の「山本写真機店(ヤマカメ)」さんなどがあります。
いくつかお店に現像&スキャンに出してみてお気に入りの仕上げのお店を探すのフィルムカメラの楽しみですよ。

 

では、良いフィルムカメラライフを!

※この記事では基本的に35mmロールフィルムを対象に記載しておりますが、一部作例では同銘柄のブローニーフィルム作例も掲載しています。