カラーネガフィルム13種類を比較 特徴と選び方解説 というこれまで使ってきたフィルムのまとめ記事を書きました。
今回ははその中から「攻守最強」&「安定のスタンダード」が特徴の富士フイルム社ISO400フィルム「フジカラー SUPERIA PREMIUM 400」について作例多めに詳細レビューしたいと思います◎
フジカラー SUPERIA PREMIUM 400の特徴
富士フイルムの色が楽しめる高感度ISO400スタンダードフィルム。27枚撮りと36枚撮りの設定があります。
フジカラー400の特徴は公式HPでは、「新設計の感光層の特性によりラチチュードを広げることで露光オーバー時でも色をクリアに再現します。また、ニュースーパーユニフォームファイングレイン技術を採用し、感光効率を高めることで、高感度でありながら優れた粒状性を実現。さらに、日本人の肌色をいきいきと美しく再現し、シャープで鮮やかな色再現を実現します。」との記載があります。
個人的な使用感としては、粒流感はKODAKのISO400フィルム(ULTRAMAX)より控えめで、フィルムらしさを感じさせ心地よいバランス。トーンはすこしコントラストがつく印象ですが、ハイライトからシャドーまで幅広くおさめてくれます。色の再現性もさすが良いですが、特にシャドー部に少しマゼンダが乗る特徴があると思います。(あまり指摘している人がいない気がします。)価格はめっちゃ安いわけではなくスタンダードなフィルムという印象。以前は数百円安いX-TRA400という普及フィルムがあり、PREMIUM 400はその名前の通りちょっと良いフィルムの位置づけのようです。フィルム自体のクオリティは高いので作品撮りに攻めてよし、記録用に守ってよしの攻守最強安心フィルムです。
- 程よい粒流性
- 扱いやすい高感度ISO400フィルム
- 多少マゼンダ(赤紫色)が強い
- 価格も写りもスタンダード
- 攻めてよし、守ってよしの使いやすさ
- どこでも入手しやすい
- 27枚/36枚撮りの設定あり
現在FUJIFLMから正式に販売されている35mmカラーネガフィルムはSUPERIA PREMIUM400とFUJICOLOR100との2本のみです。この2本は超定番品のため今後も生産が継続される確率が高いであろう「安定供給性」と、駅前や田舎のパレットプラザやカメラ屋さんにもかなりの確率で置いてあり、日本全国で「入手性の高さ」があり安心しておすすめができます!
ISO100/400の2本があれば日中〜夜までどのシーンでも対応が可能なので、同じ富士フィルムの色で一日を通して撮影することが出来るのも嬉しいところです。(35mmロールフィルムではない中判カメラ用のブローニーフィルムでは、富士フィルムはISO400のラインナップがなくなってしまいました)。
フジカラー SUPERIA PREMIUM 400の特徴の作例
フジカラー SUPERIA PREMIUM 400は、作品撮りに攻めてよし、ISO400の汎用性を活かして日常のスナップで守ってよしの安定感抜群のスタンダードフィルムです。少しマゼンダかぶりする印象がありますが、お店でのスキャン時に好みを伝えると十分対応可能です。気の利いたお店はスキャン時に抜いてくれてます。
個人的には、かなり使いやすいフィルムでマゼンタを抜いた色味もすきなのでホントは常用したいスタンダードフィルムです。(今はULTRAMAX400の10本まとめ買いがISO400だと一番やすくなるのでそれをメインで使ってます。)
お手軽な27枚撮りの設定もあるので、撮影量に合わせてコストを抑えつつうまく使っても良さそうですね!
その他のおすすめフィルムについても作例をたくさんまとめておりますので、ぜひ写りの違いをみてみてください↓
【参考記事】カラーネガフィルム12種類を比較 特徴と選び方解説
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