THE定番の爽やかフィルム。FUJIFILM「フジカラー 100(業務用ISO100)」作例レビュー

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カラーネガフィルム13種類を比較 特徴と選び方解説 というこれまで使ってきたフィルムのまとめ記事を書きました。

今回ははその中から「爽やかな写り」が魅力で「超定番&安心」な富士フイルム社ISO100フィルム「フジカラー 100」について作例多めに詳細レビューしたいと思います◎ 

フジカラー100の特徴

富士フイルムの色が楽しめるTHE安定のISO100フィルム。※かつては業務用ISO100というお手頃な価格で入手できるフィルムもありましたが、2020年あたりに販売終了。業務用ISO100は馴染みのフィルム屋さんに聞いたところフジカラー100と写りは同じとのことです。

フジカラー100の特徴は公式HPでは、「New Super Uniform Fine Grain(ニュー・スーパー・ユニフォーム・ファイン・グレイン)技術の導入により、ハイライトからシャドーまでの再現領域が拡大。ISO100ならではの優れた粒状性とのマッチングで、つながりの良い自然な肌色を再現します。」との記載があります。

個人的な使用感ともマッチしています。粒流感がすくなく、ハイライトからシャドーまでなめらかなトーンが出て、色の再現性も良いです。青や緑が気持ちよく抜けてくれてとても爽やかな印象に仕上がりやすいと思います。富士フイルムの肌色再現はアジア人向いていると言われていますが、特に日本人の肌色はとても美しく表現してくれます。日本の風景で象徴的な緑色がとてもきれいに出るので、晴れた日に森や海に出かけるときはこのフィルムをチョイスしたくなります。

クセもなくデメリットらしいデメリットはありませんが、価格はもう一歩というところです。
過去には安価な業務用ISO100や、3本パックの設定があり最安価格帯(KODAKのPROIMAGE100ULTRAMAX400GOLD200COLORPLUS200あたり)のフィルムと同価格でした。しかし現在は1本売りのみになっており最安フィルムより数百円高いフィルムの印象です。

  • 優れた粒流性
  • なめらかなでやさしいトーン
  • 肌色再現◎ 特に日本人の肌
  • 1本売りのみ
  • 普及価格帯フィルム

このFUJICOLOR100は超定番品のため今後も生産が継続される確率が高い「安定供給性」と、たいていの駅前や田舎のパレットプラザやカメラ屋さんにかなりの確率で置いてあり、日本全国で「入手性の高さ」があり安心しておすすめができるフィルムです!

現在FUJIFLMから正式に販売されている35mmカラーネガフィルムはFUJICOLOR100とSUPERIA PREMIUM400の2本のみです。ISO100/400の2本があれば日中〜夜までどのシーンでも対応が可能なので、同じ富士フィルムの色で一日を通して撮影することが出来るのも嬉しいところですね。(35mmロールフィルムではない中判カメラ用のブローニーフィルムでは、富士フィルムはISO400のラインナップがなくなってしまいました)。

フジカラー100の作例

富士フイルム社「フジカラー 100」は、なめらかで優しいトーン、フジフィルムらしい爽やかさが特徴のフィルムです。また超定番商品ですので、入手性がよく安心して使い続けられる一本だと思います。 僕は旅行時にはだいたい一本以上持っていき、季節を問わず晴れた爽やかな日には迷わずフジカラー100をチョイスしています。個人的にフジフィルムのなかではPRO400Hと並んで大好きなフィルムです。

その他のおすすめフィルムについても作例をたくさんまとめておりますので、写り違いをみてみてください↓
【参考記事】カラーネガフィルム12種類を比較 特徴と選び方解説 

 

 

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