山本まりこさんの「α7Riiiで撮るインド」描くように撮るエアリーフォトの世界を聴講してきたので、メモをまとめる。
※ビデオ録画以外はSNS等で共有OKとのこと
【日時】
3/11 12:30-
【場所】
ソニー銀座Plaza
【参加者】
50名程度 男女半々
山本まりこさんプロフィール
FB: https://www.facebook.com/marikoyamamotoofficial/
Twitter: https://twitter.com/yamamarimo8
Instagram: https://www.instagram.com/yamamarimo/
・理工学部建築学科出身
・エアリー (風通しがいい)をテーマにソニーαを操る写真家
・海街 に住んでいる
・建築写真を取ることがおおい
・2018年の初日の出をαのファインダーから見て、「すごい時代の幕開け」と直感
<インドについて>
・インドの話をし出したらとまらない(やべぇインドの話して〜
・年始からインドの写真を撮影してきた
・というよりインドからパワーを貰ってきた
・なぜインドが好きか?→「カレーが好き。」
カレーは土地によって味が違う
西が1番ガツンとしている
東コルカタ ベンガル湾沿い。 マスタード(抗菌作用がある)
<α7Riiiについて>
・4260万画素の超高解像
・高速連写性能
・AFがすごい ピントが合いまくり
・サイレントシャッター
飛行機の中、静かな建築物のなか
子供の発表式や授業参観で威力を発揮
・瞳AF
動物の瞳には反応しない?らしい
講演内容
写真を前面のモニターに表示しコメントを加えていく、一部参加者に質問したり軽くいじったりで面白かった。
<インド ダリアンの花>
・赤と緑は色が飽和しやすい
・飽和=べたっとなること
・クリエイティブスタイル
写真の性格を決める機能
ニュートラルでとると柔らかくなる。
コントラストシャープネスは−3
ニュートラルは色が沈むので色はプラスに振る
<ニューマーケット>
・ニュートラル 上と同じ設定
・市場と屋台はその街が一番わかりやすい
<バラ>
・一番飽和しやすいシチュエーション
・かなりとるのは難しい
太陽が直射で当たっているので露出が日光か影のどちらかにあってしまいやすい
・「Dレンジオプティマイザー」レベル 5
DRO 黒を持ち上げてつぶれない
ファインダーで黒が持ち上がるのが快感!!!
・HDRは三回合成で飛びを防ぐ
・DROとほぼ同じだけどスピードが違う
・DROを常にかけている αユーザーは是非使って欲しい感動に近い
<エアリーフォトを撮るにはどのレンズがよいか>
インドにはたった3本しか持っていかなかった
・素晴らしいボケ
・インドの朝、チャイ
シナモンカルガモンブラックペッパージンジャー
素焼きのカップ 飲んだら投げて割って足で潰す(懐かし〜〜)
・リキシャの上からなど常に揺れる環境で撮っている
タッチ操作オン
・みなさん普通はフレキシブルスポットでAFポイントを決めて撮ってますよね?
タッチ操作ONにしているとAFをすぐに移動させることができる
かなり便利 だいたいいつもON
・αは色がものすごく美しい
色表現の幅、階調が広い
・色をつけるときはホワイトバランス
白いものを白く取るため、世の中にはいろんな光の色がある。
人間の目は良く出来て居てだいたい白く認識してある。
あえてカラーフィルターで表現している。
・昔はホワイトバランスをカラーフィルターみたいに使う人はいなかった。
・最近は多いがただ足し算志向の人が多い
・引き算も使えると色の表現の幅が広がりますよ!
めっちゃ寄れる30cm!
レンズの先からじゃないよ!基準点からだよ!
被写体の顔のギリギリまで寄れて後ろの空間に風がフワッと流せる
<公園の馬の写真>
・ボケが柔らかすぎてフィルターみたいになっている
・草を前ボケにしている トロトロで柔らかい雰囲気
・インドゴミを隠すために前ボケを使う
・映りの広さが好き
・ヤギがたくさんきた→高速連写 AFが追いついていく
<サダルストリートの写真>
・ピントを合わせて構図、視線の向きで風を流そう 物語を進めよう
・×余白 ○要白
<猫の写真>
・サイレントシャッターで猫が逃げない
<夕日の写真>
・夕日の光源がもろに入っているので快調がなくなる
→DROで滑らかな写真になる
・R3はSDが二枚はいるので二枚いれている
スロット1にJpeg 2にRAW
Jpeg+RAWにするとすぐカードがいっぱいになる
・建築写真を取るときに広角が必要
・これも28cmまで寄れる
・だいたい普通の人が3本目に選ぶレンズは
90マクロ
28通し
200望遠 あたり
・建築向き 広い 気持ちいい!
・広角レンズは周辺が長辺が歪曲しやすいがこのレンズは違う
・竣工写真撮影
今まで別のメーカーのカメラを使っていた
αに変えて、このレンズをとって建築写真をとってウルウルしてしまった
<夜景の写真 1>
・このレンズはものすごい柔らかい写真がとれる
・黒が締まるので強くなりがち
→DROで撮った
SSは1/30
<夜景の写真 2>
・SS1/8くらいで人や車をぶらせる
このSSは訓練した人じゃないと取れない
・ISO100
<海老カレーの写真>
・コレに出会えて良かった(笑)
・魂を揺さぶられる食べ物に出会うことは少ない
・いつもマニュアルで撮っている
・動画に強いのがソニーのいいところ
プーリーを投げる動画
高速連写でとったらおもろいぞ もはや動画
・AF-Cの強さ めちゃくちゃ追う ソニーの強さ (これスゲー)
・まりこさんのカスタムボタン設定について
c1 超解像ズーム
c3 DRO
再生時、動画時でカスタムボタン設定を変えられる
・コルカタ
<まとめ>
世の中には、自分の目で見ないとわからない体験しないとわからないことが多い
αも体験しないと分からない
冒頭で初日の出の写真をうつしながら(めちゃくちゃキレイだった)
αとならいろいろな未来が描けていくと思う
未来は変えられるαとなら。
<聴講者からの質問>
・ホワイトバランスの決め方は?
写真はその人のものですから自分の気持ちで決めてください
<所感>
大変失礼ながら山本まりこさんはCP+のソニーブースにてセミナーを実施されるということで存じ上げた。
(カメラに興味をもった期間が浅く写真家の方々について知識が無く…。)
山本まりこさんのプロフィールと「インド」「α7Riii」という単語に惹かれつつ、残念ながらCP+では話を聴く機会を逃してしまったのだが、運良く後日の特別セミナーということで本日を迎えた。ラッキー。
インド好きとしてインドの話がほんとうに共感の連続、また氏のとった写真の美しさに感動しっぱなしの1時間となった。
またαシリーズについて、目の前での実演を交えながらのセミナーだったので技術的な観点からも大変に得るものが多かった。
私なりに思う事だが、フォトグラファーの人は確固たる自分の意見、世界の見方、哲学をお持ちだと思う。
それが写真を通して現れている。と、今日、山本まりこさんの話を聴講して感じた。
「世の中には、自分の目で見ないとわからない体験しないとわからないことが多い」という氏の言葉の通り、写真をとるよりも体験を通じて自分なりの世界の見方を磨く、築くことが先なのかもしれない。
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