クリップオンで使用できる露出計KEKS EM-01 Light-meterを購入しました、とても良いです!
製造販売元のKEKS CAMERAS & ACCESSORIES (https://www.kekscameras.com/)は台湾のメーカーのスタートアップ的な企業の製品のようですね。
私は露出計が内蔵されているフィルムカメラ(Leica Minolta CL)をメインで使用しておりましたが、いまひとつ精度がいまいちで、露出の感覚を磨きたいという漠然とした課題意識があり、また露出計非搭載のカメラ(Leica M3)も購入の予定がありました。そのため単体露出計が必要だなと感じていたところSNSでKEKS EM-01 Light-meterの存在を知り、即購入。
フォクトレンダーやセコニックなどの現行露出計ではなく、KEKSに即決した主な理由は以下みっつです。
1.完全デジタルであること(電池式ではなくUSB-Cで充電できる)
2.デザインが非常に優れている (シューに装着できる、コンパクト、かっこいい)
3.EV,lxが数値で定量的に測光できる
特に、単なる適正露出(F値、SS,ISOの組み合わせ)が分かるだけでなく、露出を考えるうえでベースになる明るさ「EVとlxが数値で定量的に測光」できることは、デジタルorフィルムという枠に囚われず生身の人間の露出感覚を磨きたいと考えている私にとって非常に魅力的でした。
KEKS EM-01 Light-meterの外観・スペックと使用感
シュー部分が交換できるので、フォーマットを問わず一眼レフでもレンジファインダーでもコンパクトでも汎用的に使用できます。
シューのサイズもフィッティングが合うように選べます。
M3だとシャッターダイヤルや巻き上げレバー部分にかかってしまうのでシューを移動しました。
KEKS EM-01 Light-meterのスペックおよび使用感
○露出は30°(80mmレンズ相当)で反射光式測光
30°は平均測光的にもスポット測光的にも扱いやすく、VEML7000という16ビットデジタルセンサーを採用していて正確で信頼性が高いようです。実際に使ってみるともう少しスポット性が高いようにも感じますが、測定の精度は正確そうで信頼できそうです。ボタンを押している最中ずっと測光されていてめまぐるしく1lx、0.01EVの単位で数値が変わります。いろいろな場所に向けてその場所の輝度を測光するだけで楽しいです。
反射光式ですので、しっかり露出をみたい時は財布にいれた18%のグレーカードをつかっています。(手のひらでもよいとおもいますが)
○0.91インチのOLEDディスプレイ
とても見やすいと思います。夜間はもちろんのこと炎天下の日中でもちょっと傾けるだけで視認性はGoodでした。
○USB-C充電
一般的な単体露出計は電池を別途容易する必要がありますが、その煩わしさがありません!
これだけで革新的ですよね。バッテリーライフも20時間以上とのこと。
カメラに装着 (Leica Minolta CL /Leica M3)
露出計がついていないカメラをお使いの方には非常におすすめできます!
現在、このKEKSLightMeterは日本で流通、取り扱いがなくhttps://www.kekscameras.com/から直接購入する必要があります。購入時には想像を上回る売れ行きで1ヶ月待ちとの連絡がありました。
※追記)日本でも販売が始まっているようです。
デジタルメーターはカナダのREVENI LABS(https://www.reveni-labs.com)なども開発しているようです。
最近ではLightPixLabsのFlashQなど革命的なストロボが登場したり、クラウドファンディングやスタートアップ系企業が興すカメラ周辺機器のアップデートからはなかなか目が離せませんね。
>>ストロボLightPix Labs FlashQ Q20II が超スゴい。ライカ、GR3のフラッシュに最高。
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