Pentax 67 TTLファインダーの必要性と単体露出計について

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Pentax 67にはレンズ越しに測光が可能なTTLファインダー(TTLペンタプリズム)の設定があります。
TTLの有る個体と無いサブ機を所有しており、実際に撮影をして分かったことがあるのでまとめます。

1.TTLファインダーがあると撮影が非常に楽
2.グリップ+単体露出計の組み合わせも楽
3.整備されていないTTLファインダーは誤差がある→1万円以下で整備可能

TTLファインダーがあると撮影が非常に楽

まず、TTLファインダーの必要性ですが、有ったほうが確実良いです。

私が67の購入時、TTL露出計の設計が古いため、TTL測光は参考程度にしかならないから単体露出計を使った方が良いとアドバイスをくれた方がいます。

●ハンドリングの問題
実際に67を撮影に使ってみると、カメラ本体が非常に重いため単体露出計のハンドリングが悪くワークフローが悪化します。(特にポートレート使用時)露出計が使える方なら無しでも問題はありませんが、私の用途ではTTLは必須と言って過言ではありません。
●NDフィルター、接写リング使用時の露出決定が楽

NDフィルター、接写リングを使用するときは露出補正が必要ですが、TTL測光であれば露出補正の必要がなくそのままTTLファインダーの値通りに撮影が可能です。

これからPentax67(バケペン)を購入しようとする方は、TTLファインダー付きのPentax67を探されることをおすすめします。

グリップ+単体露出計の組み合わせもアリ

すでにTTL無しの67を使って露出関係で迷っている場合は、グリップを購入してシューに単体露出計 Keks Light Meterを装着するととても楽に運用できます。

 

Keks Light Meterは2020年に発売された露出計で精度も信頼ができます。

グリップを保持する左手で撮影中にカメラを支えながらも親指で操作がしやすいです。

整備されていないTTLファインダーは誤差がある→1万円以下で整備可能

 

TTLファインダー付きで探す場合には67特有の懸念点があります。

①チェーン切れでTTL連動しない個体がある
②基本TTLの精度が出ていない

 

TTLファインダーを脱着する際は、必ずレンズを外してから作業してください!チェーンが切れる恐れがあります。

購入する際はボディ側のチェーンの状態は要確認です。
またPentax 67はかなり古いカメラですので、整備がされていない個体はかなりの確率で露出計がずれているようです。

こちらは、アトリエコニーさんなど専門の修理点で10,000円以下程度(詳しくは要見積もり)で修正いただけます。

 

以上参考になれば幸いです。

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