こんにちは。
今回はネパール旅行記のパート3です。
ネパール旅行記
僕がネパールに惹かれ目指す理由とバックパッカー考察
僕がネパールを旅して感じた「人」と「地球」
①概要 日本出国〜ネパール入国
②エベレストトレッキング(カトマンズ→ルクラ→ナムチェ着)
③エベレストトレッキング(ナムチェ→ルクラ→カトマンズ)
④カトマンズ
期間
28日 日本発
29日 ネパールIN
30日 カトマンズ→ルクラ→エベレスト街道(モンジョ)
31日 モンジョ→ナムチェ
1日 ナムチェ→ルクラ
2日 ルクラ→カトマンズ
3日 カトマンズOUT
4日 日本帰国
前回
”https://from-exp.com/nepal-everest-trekking″
本投稿末にエベレストトレッキングの参考情報、TIPS有ります。
行く予定の方に参考になるかもしれません。
1、シェルパの里、ナムチェで年越し
ルクラから丸2日歩き続け、ナムチェに到着しました。
10日前後の休暇をとれる人にとっての事実上の到達限界ではないでしょうか。
2週間、20日と休めるようであれば、更に奥地のゴーキョ・ピーク、カラ・パタール、さらにはエベレストベースキャンプといった神々の世界線へ足を無に入れることができます。
僕はこのナムチェに遥か未来への種を撒くのです。
再びこの地を訪れ、その先を見たい。という思いを。
それは40歳、定年後の60歳かもしれない、二度とそんなチャンスはないかもしれない。僕たちは明日死ぬかもかもしれない、40年後に再び最果ての地に惹かれ赴くかもしれない、ほんとに多くの可能性を内包し、生きているのです。
もし再びこの地を訪れることができたなら、、、
数十年の時を超え、若かりしころの僕が残した種は、どんな花を咲かすのでしょう。
地球の最果てへの入り口、自分の足で歩くものにしか到達のできない不自由な地であるからこそ、旅人の憧れの地であり続けるナムチェ
ナムチェバザール(ネパール語:नाम्चे बजार)は、ネパール東端の第一州のソルクムブ郡の集落。 1991年の人口は1647人で、クンブ地方最大である。 標高3440mに位置し、登山愛好家にはヒマラヤ登山の拠点として知られる。 別名シェルパの里。
※wikipediaより引用
に、ついに来たー!
さっそく宿を探します。
地球の歩き方に乗っていた日本人宿っぽいグリーンターラーリゾートに行ってみたが閉まっていました。どうやらOFFシーズンは営業していないのかもしれません。
その上にあるADフレンドシップというこちらも日本人に人気らしいところに来るとバッチリ営業中、先客でカトマンズでお会いしたM下さんとゆかさんという日本人がいらっしゃいました。
ロビーはこんな感じ
部屋は広めで清潔、日当たりもよく、眺望が最高です。
一泊200ルピーでした。
街にでていろいろとショッピングを楽しみます。
手袋をかったお店の人に私の疑問の一つをきいてみました(その他にも大勢にきいてみた)
”https://from-exp.com/why-nepal″
“なぜ日本にはたくさんのネパールからの人が来ているの?”
答えは 簡単にお金が稼げるから というものです(そのままでしたね)
・カレー店オープンはノウハウが出回っている(どの店に言ってもだいたいセットだったりメニューが同じわけだw)
・日本の山小屋でアルバイト
はメジャーなようです。
“私も日本にいって熊本の山で、住み込みで働いていたことがある”とのこと。
特にこのナムチェは長野県小県群と姉妹都市のようです。
ヒマラヤ登山のシーズンは10月〜4月、日本のシーズンとは逆ですね。
オフシーズンは日本へ行き外貨を稼ぐ、オンシーズンはネパールに戻る。まさにデュアルライフ、会社と土地にしばりつけられた僕達なんかより遥かに柔軟な生活をしています。
その夜はダルバートを食べました。(このあたりでネパール料理はあまり合わないかもと気づき始めますw)
最高に美味しかったのがこのハニージンジャーティー
中に本物の乾燥生姜の切り身を入れてくれます。
たぶん4〜5杯は飲みました(笑)
甘党なのでハニー多めで!!!!といつも注文してました。
夜に戻ってきた地球の歩き方に”日本の登山隊のガイド経験もあるオーナーは日本語が堪能で…”と記載されている多分ご本人と思われるCHHAPTE SHERPAさん(本投稿末に連絡先載せておきます)
本当にきさくな方で、小一時間ほどお話してシェルパ族についてや、いろいろな情報、山の魅力について教えて頂きました。
日本の某大学の登山部のガイドをしたり、日本の大阪にも来たことがあるようです。
旅行登山者にとって大変心強い方だと思います。
終日停電し街は真っ暗。
この日は大晦日なのですが、ネパールやシェルパの方々に年越しを祝うような文化は無いらしく街もシン、、、、としてます。
バーで夜に旅行者が集まり年越しをするという情報を入手し、日本人3人でお邪魔しました。
停電しているのでロウソクonly…
世界各国から15人ほど集まっておりました。
お酒も進み、何もやることないので(笑)
各国持ち回りで自分の国の歌を歌え!という無茶振りが始まりました。
どうやら地元の人と思われるイケイケの兄さんがキーかなにかを把握したアコースティック・ギターで即興で伴奏します。
とうとう日本人の番になり、なにを歌おうかアタフタ(僕は歌が死ぬほど下手)
こういう時、曲がまったく浮かばないんですね。
実はずっと”君が代”が頭に浮かんでたけど それは流石に違うだろ!!と自分にツッコミをいれつつ。
結局 ”上を向いて歩こう”を歌いました。
こんな山奥のロウソクにひっそりと照らし出された空間に響く、
“上を向い〜て歩こう〜涙がぁ、こぼれ、ないよ〜うに〜〜 ”
なんかいいじゃないですか。
でカウントダウンしてサヨナラ
サ・ヨ・ナ・ラはここでも通じたようです。
さようなら。
2、元旦、エベレストのご来光を求めて
この旅で多分いちばん大きな目的だったのが、
エベレストでご来光を見たい。というものでした。
朝5時ごろ起きて真っ暗闇のなかをヘッドライト一つで国立公園博物館にむかます。
ナムチェのエベレストビューポイントは国立公園博物館、一択です!
そのほかいろいろ調査してみましたがココがベストのよう。
ちなみに地図をみて行くと迷い易いです。日の出を見たりする場合、
事前に下見したほうがいいです!
もし一日ほど時間があるならホテルエベレストビューまでいってみるといいかもしれません。
初日の出はヒマラヤ、やうやう白くなり行く山ぎは、少しあかりて、橙だちたる雲の細くたなびきたる。
初日の出に関心が有るのも日本人の独自文化なのでしょうね。
氷点下の展望台にどこからともなく日本人が5人ほど集まりました。
一時間ほど粘りましたが、雲が立ち込め、エベレスト見えませんでした。。
ホントはこの先にエベレストが有るんです。残念。
まあいいや、昨日くっきり見えたから!
ホテルに戻り、下山の準備。
昨日からずっと停電しているのでATM(こんな山奥にもあるんですw)が開かずお金がない。
山火事で電線が燃えたらしいです。
M下さんはこれからもっと先に行くのですが、時間もなく直ぐにでも出発しなくては行けないのに、現金が1万ほどしかなく、ナムチェがATM最後のようでマジで困ってました。
現金は十分もって行きましょう。不足の事態の際にマジで詰みます。
私も隠し持っていた数千円を両替してもらいなんとか下山の途につきます。
※ちなみにATMは4っつほどあり全部VISAオンリーだったとおもいます。
昼前に下山開始。
その前にナムチェベーカリーというパン屋さんに向かいます。
(前日にあった女の子へお土産を買って行きましたが残念ながら居なかった、届いているといいけど)
ここはホントに美味しいのでナムチェ来たら絶対オススメ!!
道が凍っています。
目の前に途中からご一緒した、少年とお母さんが写っています。
ナムチェを出てすぐ、ちょっと雰囲気が変わる場所があるんですが、
そこで山に向かってお祈りをしていました。
僕も真似をして旅の安全、その他もろもろを祈ります。
道中でポーターの方々とすれ違います。
だいたいふつうのポーターで40kgぐらいを運ぶようで、1日の稼ぎは○00ルピーらしいです。年も10代〜60代くらいまで見かけます。(カトマンズのホテルのスタッフが昔やっていたようで話を聞きました。あの仕事はクレイジーだと言ってましたw)
牛、馬、ロバ?たくさんの動物とすれ違います。
途中から先程の少年と、お母さんと道を共にします。
”https://from-exp.com/what-i-felt-in-nepal″
ガンガンあるきます。下りもきつい。登り2日がかりの道を1日でもどるわけです。体力に自身がない方、女性はできるだけ朝はやく出ましょう。
じゃないと真っ暗になるか最悪1日じゃたどり着けません。
最後の30分ほど韓国からの青年ともご一緒しました。
この青年は日本語がすっごいうまくて、びっくり。どうしたの?と聞くと、
“日本のアニメが好きすぎて毎日みてたら、勝手に喋れるようになった”
とのこと。。。
高山病で鼻血がとまらないらしく、
お母さんがおもむろにに道端の草をつまみこねくりまわしたものを「これなら止まる」と鼻の穴に押し込まれていました。
帰ってきたー
ご一緒したお二人
お母さんのパンツがカワイすぎやしませんか…?
その夜はルクラでドリームランドロッジというところに宿泊。
このオニオンスープがネパールで食べたものの中で一番美味しかったです。
で漬物がさっと出されて、オッ!これはうまそう。とぱくっと食べるんですね。
するともう爆辛、死ぬほど辛い、というより痛い
ここは家族経営のお店で肝っ玉母さんとそのお子さん4人姉妹、そしてその上ふたり姉妹の夫と子供、とバカ犬(ひたすら足に噛み付いてくる)で構成されています。ネパール版サザエさんの家という感じですかね。
で、その家族だんらんの食事の中に一人日本人がいて、
「辛い〜〜辛い〜〜〜、すみません、水をクレー、水をくれー、すみません、できるだけ早く〜〜〜」
と泣きわめいているんですね。
もう家族大爆笑。こっちは火を噴いてただごとじゃない。
そのあとにネパール人はこんな辛いもの食べて平気なのか!?と姉さん聞くと
そんなものは食べない。 との返答
…オイッッ!!!
テンジンヒラリー空港にもどってきた。
ド快晴
ブーン
さよなら!
3、エベレストトレッキングまとめ(TIPS,参考情報)
TIPS
・TIMSは現地取得OK
・必ずヘッドランプをもっていきましょう(現地購入できるけど割高 日本だと100円ショップにもあるかも)
・現金は必ず余裕をもって持っていくこと!
・水の入手には気をつけること (特にジョルサレ以降の登り前)
・高山病が怖い人はルクラでダイアモックスを購入し飲もう。
・日本でアミノバイタルを購入していこう
疲れが全然違います。ホテルの日本人に上げたら大好評。僕は旅に絶対持っていきます。
・サングラス、日焼け止めは必須 (日焼け止めは日本製を日本で購入して行こう、現地のは高く質も良くない)
・ナムチェのエベレストビューポイントは国立公園博物館
・ナムチェ→ルクラは体力に自信ない場合できるだけ早朝に出発すること!
参考情報
各種連絡先を記す
左上:行きで止まったゲストハウス
左下:帰りのルクラで泊まったゲストハウス DREAM LAND LODGE
右上:ナムチェのオススメパン屋
右中:ナムチェで泊まったゲストハウス ADfriendship
右下:上ADfriendshipのオーナー兼登山ガイド CHHAPTEさんの名刺
許可済みなので直接問い合わせOKです。
最後はカトマンズ編に続く(はず)
では。
Comments
興味深く読ませていただきました。今年の10月にナムチェバザールへのトレッキングを計画しています。教えていただきたいのですが、筆者様は普段山歩きなどされていますか?ルクラからナムチェバザールへの道はどの程度きつかったでしょうか。
よろしくお願いいたします。
コメントありがとう御座います!普段スポーツはしておりますが、山歩きは一切しておりません。
今きつさを振り返りますと、富士山登頂と同程度か少し楽な程度かと思います。
比較的ゆるやかな道が続き、最後の3割が急勾配といった感じです。
途中で休める山小屋が充実しておりますので、ご自身のペースで進めます。もし不安があるようでしたら、シェルパ(荷物を持ってくれるアシスタント)を付けられれば問題ないと思います。私は特別な装備もなく荷物もほとんど持たずにスニーカーで登りました。
ナムチェはヒマラヤの山々に抱かれた大変素晴らしい場所です。Mur様の旅が素晴らしいものになりますように。。。。
(また気になる点がありましたらご質問ください。)