僕がネパールに惹かれ目指す理由とバックパッカー考察

1、バックパッカーはどうやって旅先を決めるのか

私は自分自身のことをバックパッカー(笑)だと思っている。

島国の村社会に生まれ育つ僕たちに
バックパッカー …僕はスタイルは問わず、単独の旅行者と定義している という言葉には色々な解釈や含みが存在していることは承知している。(笑)と付けているのはそれが理由だ。

 

で… 旅をしているとなんで“そこ”に行ったの?
と聞かれることが多々あるが、いつも答えに困る。

 

“見てみたい風景に惹かれた” “誰かに話しを聞いた”

これらは事実である。でも(カッコいい語れちゃうような)積極的に理由を考えたことがないのだ。

 

「なぜ…? なんで僕はその異国の地に惹かれ、赴くのか?」

 

小一時間ほど考えて分かったのは、これから旅先を選ぶ理由。これまで旅先を選んできた理由。というものは残念ながら、ほとんど言葉にならない。ということだ。

だが、セントクリファーネイビス、アゼルバイジャン、ガボン共和国などなど、、、全く聞いたことのない国に行きたいとは思わないだろう。

理由というものは、自分の経験やどこかで得たイメージと結びついている。これは確かなようだ。もしかしたら旅に行くのは、その答え合わせに近いのかもしれない。

 

私の次の航空券の目的地はネパール:カトマンズになっている。4日後にはそこにいる。

なぜネパールに行くのか?その言語化。
このエントリーは自分に対する問いかけである。

人間は考える葦だと昔の誰かが言った。

確かによく考えてみれば、そもそも言葉は人間が獲得したツールにしか過ぎない。
人間が言葉を獲得した時期については諸説あるようだが、エジプトのヒエログリフ、メソポタミアの楔形文字、中国の甲骨文字、、、文字というものを獲得したのはおよそ6000万年前のようだ。
僕たちは、言葉でコミュニケーションをとっているせいか、世の中にあるものはほとんど言葉で表現できるんじゃないかという錯覚に陥っている。
世の中のもので言葉や文字で表現できるものは全てではなく、表現するという行為の難しさに改めて気づいた。

人類が始まって以来、問答無用の最先端を生きる僕は、
言葉にならないことを考え、言葉で表現することに挑戦してみたい。

2、僕がネパールを目指す理由

あまり馴染みのないはずの、ネパール…
私がこれまでの人生のネパールに対する経験やイメージを整理することで、
なぜこの国へと誘われたのかの手がかりにしたい。

1、ヒマラヤ山脈 エベレスト

ネパールといえば、ヒマラヤ、ヒマラヤといえばエベレストだ。
テレビ画面や、写真に映し出される切り立った山。地球の背骨。かっこいい。

エベレストがある国。ネパール。バックパッカーを初めるまで私が知るネパールはこの程度であった。

むしろエベレストがネパールにあると結びつけられない人のほうが過半数かもしれませんね。

2、インド料理点で働く人間の過半数がネパール人

私はインド料理が大好きだ。
インド料理屋を目当てに出かけることもあれば、御飯時に出先で見つけるとほぼほぼす〜〜っと吸い込まれてしまう。

私はインドに2回ほど行ったことがあるので、
「僕はインドに行ったことがあるよ。どこから来たの?」だとか
店員さんと他愛もない話をするのだが驚くべきことに
「あ〜ボクは実はネパールから来ていて、もう5年くらいになるよ〜〜」など

実に65%(shu調べ)の店員はネパール出身なのだ!!!

日本ではカレー=インドなので、インド料理屋としたほうがウケがいいのだろう。
これは個人的に驚くべきことだったので、この辺りの驚きが私とネパールの一番関係の深いところなのかもしれない。

3、地震そして隣国インドとの関係悪化のニュース

実は日本にネパール人が多いのには理由があるようだ。

そう気づいたのがとあるニュースだった。
2015年に4月25日M7.9の大地震があったことは皆さんも記憶に新しいと思う。
その後2015年9月20日、ネパールでは憲法が制定されたのだが、

この内容に不満のインドが経済制裁を加えた模様。

 

ガソリンや、ガスなどのほぼ全てをインドからの輸入に頼るネパールで、インドからの物資が全て国境で遮断され、全く入ってこなくなり、車はもちろん走れず、炊事などもできなくなったよう。

実際に当時ネパール行きを検討していた私は、現地在住の日本人の方のtwitterを見ていましたが、木を焚べ炊飯している様子が鮮明に伝えられておりました。

 

これは一時的なものだったかもしれません。

しかし国民の7割以上が1日2ドル以下という生活水準、上記のようにインフラを隣国に依存している現状があるのが現実であり、

 

ネパール国民は、ものすごいフラストレーションが溜まっている。
とりあえず、どこでもいいからネパールを捨て脱出したい。

とのこと(カレー屋ネパール人に直接聞きました。個別の意見かもしれません)

その先人たちの前例のある、具体的な手段のひとつが、海外で飲食店に働きに行くこと。

(上記のカレー屋、街に存在する多くのお店がそう行った理由で故郷、ネパールをとびたった人たちなのかもしれない。そういえば、先日行った大漁ののぼりが出ているような、大衆日本居酒屋も店員のほぼ全てがネパール人だった!)

そしてもう一つが…

4、留学生の増加

脱出方法の一つとしてどうやらメジャーなのが留学という手段。

とあるニュースにて、ネパールからの訪日留学生は爆増しているということを知りました。

・日本にとどまるネパール人留学生数16250人は中国、ベトナムに次ぎ、今やNo3
・増加率は10,448→16,250人(55%増)でNo1

出典 JASSO PRESS「平成27年度外国人留学生在籍状況調査等について -留学生受入れの概況-」

日本とネパールには意外、でも深い関係がある。

5、沈没地

それでもなお、世界中の旅行者を引きつけてやまないネパール。
そして沈没地として呼び名の高いカトマンズ。

5年ほど前インド バラナシで出会った青年が、ネパールINでここまできた。とネパールについて語ってくてたことをいつも思い出します。

僕がネパールを目指す理由

ネパールには何があるのか。
生まれ育った故郷を捨ててまで飛び出したい原因とは、どんな生活があるのか。
人々は何を思い、考え、生きているんだ。
それでも旅行者を惹きつけてやまない土地。そこには何があるんだ。

これは行くしかない、見るしかない。
行ってみなきゃ何もわからない。

というわけで、
フライトは28日発、初の年越し旅行で行って参ります。

3、ネパール基本情報

そもそもネパールってそもそもどんな国?
どうせ訪れるなら。と日本人であるshuが日本と比較し、バックパッカーにわかりやすくまとめてみた。

・地理

インドの右上(北東)にぴょこっとくっついていて、中国に挟まれている、長方形の国

・面積14.7万㎢ 

北海道8.3万㎢の2倍以下ないくらい。

・人口2650万人 

東京1350万人、大阪890万人、神奈川910万人、京阪神 1930万人なので
東京と大阪もしくは神奈川を足しても足りない、結構多いね。
お、京阪神よりも多いぞ。

・首都 カトマンズ 

バックパッカーには世界三大沈没地の一つとして有名ですね。

・入国 ビザ

空港にてアライバルビザが取得可能なようです。
申請書(イミグレオフィスに用意あり)、パスポート、顔写真(4.5cm×3.5cm)申請料(滞在15日までならUS25ドル)
私もvisa on arrivalの予定。

・アクセス

日本からの直行便なし、中国、インドあたりを経由。
私の航空券は、7泊8日で5万円台でした。
乗り換えで行きも帰りもほぼ2日かかるので、現地いる時間が実質5泊6日と少ない…涙(今気づいた)

・シーズン 

雨期6〜9月と乾期9月〜5月に大きく分かれるよう。
冬がオススメらしいです。空気が澄んで山々がくっきり見えるらしい。
夏は曇りが多いようですね。
私はトレッキングは多分しませんが、綺麗なヒマラヤを見たいので12月にしました。

・気温、服装

冬は東京よりあったかいようです。実は亜熱帯気候区分に属しているが、標高1300mの高地にあるため年間通して過ごしやすいそう。だから沈没地なのですかね。

→バックパッカーの皆さんは、トレッキングとかしないなら年間通してあまり服装の心配はいらなさそうです。困ったら現地調達!

僕はヒマラヤのイメージで、勝手に過酷な環境を想定してノースフェイスのマウンテンパーカー(3.5万円)を購入してしましました。まぁいいや(笑)

・日本との時差

3時間15分

・言語

ネパール語 英語も結構通じるよう。まぁこの辺はあまり関係ないですね。

・通貨

ネパールルピー。(1ネパールルピー=1円:2016年)

インドルピーも使えるそうですが、
−USドル 50〜100ドル (1ドル、5ドル、10ドル札をメイン)
−日本円 2〜3万円   (千円札10枚、5千円札2〜3枚、一万円札0〜1枚)
上記で3万円ほどを予備で持ち、基本的に使うお金はキャッシングでOKだと思います。

旅人の間でよく話題になりますが、物価がめちゃくちゃ安いらしいです。
では。

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