こんにちは。
今日はオフロードオフロード エルボーガード肘プロテクターの選び方&オススメについて全力でまとめて行きたいと思う。
特に「オフロードバイクが初めて」というような初心者の方に、「最低限の知識」と「自分にあったプロテクター」「オススメ品」が分かって貰えることを目的とした。
◆本記事の対象
・オフロードバイク初心者
・特に初めてオフロードバイクに興味をもち初めてエルボープロテクターを購入したいと思っている方
・肘に傷跡を残したくない方
◆筆者経歴
・オフロード歴 7年/エンデューロ国際B級ライダー
2013年ごろ KMX125,KDX125SRなどで関西の林道やレースなど
2014年秋ごろから本格的に練習・レース活動を初め2016年に国際B級ライセンス取得
エルボーガードとは
肘当てのことです。オフロード、モトクロスにかぎらずに様々なスポーツで使用されています。
転倒時や接触時に地面や障害物に肘や前腕を打ち付けて怪我を防ぐ機能をもっております。
エルボーガードは大きく
1、ハードタイプ
プラスチックなど硬い素材とクッション材を使用したもの
耐衝撃性能は高いが、動きが妨げたり、かさばる場合がある。
2、ソフトタイプ
ウレタンパッドやEVA素材といった比較的柔らかい素材を使用したもの
腕の形状に沿うようにつくられフィット感が良いものが多い、その反面、締め付け具合によっては腕上がりにもつながりやすいため選ぶのが少し難しい
初心者にオススメのエルボーガード
いきなりですが、結論です。
初心者は「ハードタイプのエルボープロテクター」を選びましょう。
初心者のうちは林道や、コース、フラットダート問わずに非常に転倒回数がおおいです。
あまりスピードこそ出てなくても、肘を地面に打ち付ける回数が多く怪我もしやすい時期です。
安全性を考えればできれば、ずっとハードタイプのものを使うことオススメしたいところですが、
冒険したり、もっといいのがあるかも?という要らん気を起こすとすぐに肘を擦りむいて怪我をしています。
これは僕の失敗談なんですが、フィット感を求めて、ソフトタイプのプロテクターを使用し皮膚がズルムケになりました。
まだアザがしっかりと残っていて、色素沈着してしまっているのでもう治りません。
ハードタイプのプロテクターの防御性能に関してはつけていればなんでもよくて高いものも安いものにもガードの性能には大きな違いありません。
ヤフオクで1000円ほどのものでも十分仕事してくれます。用品店、ネット、ヤフオクで一番安いものでOKです。
といっても、装着感や快適性は多少変わってきますのでこの記事ではそのあたりについてお伝えできればな。と思います。
経験者が語る失敗談とオススメエルボーガード
では、これまで私が使ってきたエルボーガードとその使用感について時系列でまとめていきたいと思います。
これまで比較的たくさんのエルボーガードを使ってきました。
その失敗談を踏まえてご紹介していきたいと思います。
一番最初に買ったのはSCOYCO の4点セット
オフロードバイク始めた時は、まだ自分のバイクすら持っていなくて大先輩にバイク、プロテクターごと借りて乗っていました。
初めて買ったオフロードバイクが¥43000くらいのカワサキ KMX125
そのタイミングで「自分で装備も揃えていかなきゃ」との思いで装備については何も分からないのでヤフオクに出品されていた知る人ぞ知るオフロード激安メーカー「スコイコ」の
ひじ、ひざ上下4点セット¥4900!!!みたいなものを購入。
上記のスコイコ商品は私が購入したものからモデルチェンジされていて形が違います。
形は下の製品群がほぼおなじでした。
(安wおそらく中華製○ピー品とおもいます。スコイコは一応ブランドだったためか数年つかえるくらい品質はよかったです。)
結果としてこれが大成功、大変良かったです。
やっぱり初心者はこけまくるんですが、全く擦過傷ひとつ出来ませんでした。
ハードタイプのプロテクターはどれだけ安くてもそこそこ防御力があるんだ。と実感。
問題点はオフロード走行時の人の動きを想定せず適当にデザインされたバンドのせいで、練習中にズレまくるということ。
※なお、膝については本ブログでは何度も言及してますが、一番最初からヒンジつきニーガードをオススメします。
(僕としては過去の自分にニーパッドを使うことはオススメしません。)
これは初心者には分からず、オフロード経験をつまなければ見えてこない大きいリスクだとおもいます。
膝のガードについては↓が明確に心の底からオススメです。
膝のプロテクターの考え方が大切な理由↓
大失敗だったコミネ肘プロテクター サポートエルボーガード
で、上記のスコイコのプロテクターを使っていて全く怪我が無かったんですが、
練習中や草レース中にめちゃくちゃズレル。もうびっくりするくらいズレて手首のところまで来てしまいまう。
ということで、サポートスリーブにプロテクターがついたタイプだとずれないんじゃやね?
と思って購入したのがこちら。
結果として大失敗。これオンロード用なんですよ。
しかもどちらかというと上着の下に着ることを想定してつくられていれています。
比較的ガード面積が広く見えるので、転倒してもダイジョウブだし、ズレなさそ〜♪
とルンルン気分でオフロードレースで使ったら、、、、
転倒して地面と接触した瞬間に、エルボーガードの「中身」=黒いヤツが地面に引きずられて腕の付け根の方向にズリッと脱げてしまい、
そのまま僕の前腕は硬い地面に擦り下ろしになりました。もう血みどろ。。。。。
この時のキズはまだ残ってますし、色素沈着しているので消えません涙。
けっこう悲しい気持ちになるので、オフロード走行をおそらく想定されていないスリーブがふにゃふにゃなこのタイプはオフロードバイクでの使用に本当にオススメしません!!!
一番良かった&一番オススメ ラフロのハードエルボーガード RR10071
で、結局、やっぱり練習にあたっては安全なハードプロテクターに戻ろう。と、
今回はお金が掛かっても(ずれなさそうな)良い物を選ぼう。と思いでオフロード用品店にむかいいろいろ試着したハードタイプのプロテクターのなかで、
もっとも付けた感覚がよかったのが、このラフロのプロテクター。
ハードタイプのプロテクターは所詮プラスチック+パッドの肘当てで、構造も非常に簡単ですし画期的かつ差別化できるようなポイントやノウハウもなくみんな似たようなもんです。
価格度外視で選んだんですが、一番安いラフロのプロテクターが装着感が一番良かった。さすがラフロ!
・見た目はちょっとチャチな感じがするが、その分圧倒的に軽い!
・プラスチック部分、パット部分に肉抜きがしてあってムレにくい
・バンドがクロスでとめらるのでズレにくい!重要!オフロード走行時の人の膝の動きを想定されたデザインになってます(ハードタイプでズレにくいものを探している場合はクロスできるものにしましょう)
・きちんと前腕も保護される。(実は転倒時に一番怪我をしやすいのは肘ではなく前腕の肘側の皮膚です。)
・ポコッとプラスチックが張り出しているクラッシャブルスペースがあるので転倒してもさほど痛くない。
・他のハイエンドブランドと比べてかなり安い
実際に使って見ても、大変満足いくものでした。
やっぱりハードプロテクターはいいですね、ハードタイプのプロテクターだと転倒時に地面を滑って衝撃を逃してくれる感覚があります。ギョリギョリギョリみたいな〜〜
(一方ソフトプロテクターはビチン!と衝撃を受け流しはしないイメージ)
動き易さを追求するならDFG シールドレイヤー
ラフロのハードプロテクターを1年ほど使っていていい製品だと思っていたのですが
バンドで装着なのでときには結構締め付けが強くなってしまってクラッチ握るのが疲れたり、ずまたれる場合もありました。
やはりソフトプロテクターは面で装着できるので操作性がいいですしモノによっては腕上がりもしないらしい。
と考えたのも、当時の私はバリバリにレースにのめり込んでいる時期で、多少安全性を落としても、操縦性&運動性を重視してレースで結果を残したいという視点に切り替わっておりました。
で、いろいろとEbayで下のやつなども物色していろいろ試した見た結果
エルボーガードの「中身」=黒いヤツが分離されていないオフロード用の
DFG シールドレイヤーに辿りつきました。
これはプロテクター自体がスリーブ&パッドのみなので
・メッッッッッチャ軽いです。結果としてズレにくいです。
・絶妙な締め付け具合で装着感が物凄いイイです。
使ってみて、腕上がりの原因になるようなことはほとんど無さそうとおもいました。
ただこのプロテクターだと転倒するとあたりまえですが、そこそこ痛いです。場合によってはかる〜い擦過傷ができます。
が、大怪我をしない程度の最低限の防御力はもっているな。というのが私なりの評価です。
ただし1年半〜使っているとスリーブ部分がゆるくなって来ますので寿命はそこまで長くないかも。
ですのでこのプロテクターは、
「レース等でできるだけ操縦性を落としたくないけれど、プロテクターナシはやっぱりちょっと嫌。できるだけ痛い思いしたくないし、怪我は残したくないな〜〜〜」
という方には最もオススメできる一品だと思います。
その他オフローダーに人気な、
実は本命?トロイリーデザイン EGL5550
僕自身も何度も何度も試着をしました。
購入に踏み切らなかったのは、フィット感がいいけど、かなりしっかりしているので腕上がりしそうな予感がしたことと、
そこで迷いまくって、レースでの快適性、操縦性を最重視して上記のDFGのモノを購入しました。
最近はレースで結果を求めるような走りはしなくなってきたので、このトロイリーのエルボーガードを試してみようかなと思っております。
実際使用している人に話しをきいたことがありますが、「いいですよ」とのことでした。
それでも傷を作ってしまったら「湿潤療法」でキレイに治る
ハードプロテクターを付けていれば肘を怪我することはほとんどないとおもいます。
しかし、ふとプロテクターなしで走ってしまったりして怪我を作ってしまったときにはどうすればいいか。
経験者は語りますが、オフロードバイクで怪我をしてしまって傷跡を残したくない場合は
湿潤療法を試してください。やり方はググってしらべてみてください。これを知っているだけで大抵の怪我は後が残らず治ります!
この湿潤療法が出来るキズパワーパッドの「大判」は、オフローダー向けじゃないかとおもうほどサイズや使い勝手がいいです。
湿潤療法は怪我してすぐ、かさぶたが出来る前に処理する必要があるので、トランポとかリュック、少なくとも家には常備しておいてもいい装備だと思います。
女の子はほんとにキズつくっちゃダメですよ!将来の彼氏が悲しみますよ!
まとめ
私が「特に」初心者のオフローダーにオススメしたいのはラフロのハードエルボーガード RR10071です。
価格も非常に良心的ですし、2〜3年ほどは使えると思いますよ。
高価なもの、ソフトタイプはその期間にいろいろ試着して試して自分好みを見つければよいと思います。
では!
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