こんにちは、
今回はオフロードブーツについての知識、選び方や、オススメのモデルについてまとめて行きたい。
特に「オフロードバイクが初めて」や「オフブーツを初めて買う」というような初心者の方に、「最低限の知識」と「自分にあったモデル」が分かって貰えることを目的とした。
◆本記事の対象・メリット
対象
・オフロードバイク初心者
・特に初めてオフロードバイクに興味をもち初めてオフロードブーツを購入したいと思っている方
・もしくは2足目にちょっと本格的なブーツがほしいと思っているかた
メリット
・ざっくりとオフロードバイクブーツとエントリーモデルについて全体像を把握できます。
・各ブーツの方向性を示しているので、なんとなく自分にあったモデルがわかるようになる。はず
・オフロードバイクの構造などなりたちについても触れています。
◇非対象
オフロードバイク中級以上の方
◆筆者経歴
お前だれやねん!?
・オフロード歴 7年/エンデューロ国際B級ライダー
2013年ごろ KMX125,KDX125SRなどで関西の林道やレースなど
2014年秋ごろから本格的に練習・レース活動を初め2016年に国際B級ライセンス取得
オフブーツとは
オフロードブーツとは文字通りオフロードバイクに乗る際に必要になる装備だ。
オフロードバイクになぜブーツが必要なのか
モトクロス、エンデューロ、林道ツーリングなど様々なオフロードアクティビティにおいてブーツに防御力が必要とされる。
具体的にどのような防御力が必要になるだろうか?
オフロードブーツの防御力として必要になるのは、
①衝撃+②圧力,熱③ひねりからの防御である。
①衝撃から守る(主に走行時)
これがもっともオフロードバイクブーツに求められてる機能だろう。
オンロードと異なり岩や木といった障害物の存在するフィールドを走行する。
走行中に障害物にぶつけてしまった際に衝撃を分散する機能が必要になる。
また前走者が巻き上げた岩などがヒットしたり、レース時に他車と衝突してしまうような場合にもこの耐衝撃性が必要になる
②圧力や熱からまもる(主に転倒時)
オフロードバイクには転倒がつきものである。
足がバイクの下敷きになるようなシチュエーションが存在する。
オフロードバイクブーツは剛性を保つような構造で作られている、またブーツによってはクッション性のある素材が採用されているので、重いバイクの下敷きになったときにもある程度怪我を防止することができる。
またエキゾーストパイプや、チャンバーといった高温のパーツと肌が触れ、火傷を防ぐヒートガードの役割ももつ。
③ひねりから守る(特にモトクロス)
これは特にジャンプの存在するモトクロスで重視される機能になっている。
オフロードバイクは基本的にステップの上に足をのせて操縦するのだが、
バランスを崩したままジャンプの着地をしたり、ひどい時は誤って脚をついてしまったりすると足首が曲がっては行けない方向に曲がってしまい靭帯がきれたりする。
またエンデューロや林道などのツーリング時にもコーナーリングで脚を出すことが多いと思うが、そういったシーンで脚をワダチや木、岩にひっかけてグニッとなることがある。
ブーツを履いているとこの「あらぬ方向への曲がり」を防ぐ「つまり足首の可動域の制限」をしてくれる機能がある。
上記のからできるだけ防御する範囲ををたかめるため長靴のような形になっている。
感のいい方、実際にブーツをはいたことがある方は上記の防御力は「動き易さ」や「操作性」とトレードオフの関係にあることが分かるだろう。
ここに「防御力」と「動きやすさ」の両立にピポット構造の採用など各社オフロードバイクメーカーのノウハウ、挑戦がある。
ブーツの種類
オフロードバイクのブーツは以下に分かれる
1,モトクロスブーツ
特に足首のひねりに対する防御力を強化したもの
2,トライアルブーツ
足首のひねりに対する防御力よりも操作性を重視させたもの
3,エンデューロブーツ (林道ツーリングや初心者向けブーツも大半がここに該当する)
防御力をもたせながら、動き易さやあるきやすさにも配慮がされたブーツ。
エンデューロではある程度の動き易さが求められる。ビブラム・ソールなどが採用されたモデルも存在する。
非常に雑ないい方をすると足首1と2の中間に位置するので、コンセプト&味付けによって全く異なったブーツになってしまう。
上級者になればなるほど安全性、足首のひねりに対する防御性を重視する傾向があり、わざわざモトクロスブーツを使っているライダーも多い。
ブーツの構造
ブーツというよりも靴の製法(特に靴底)に関する知識になるが、ここを理解すると初心者がブーツをえらぶ際に結構参考になる。
オフブーツは膝下まで覆うので、その部分の素材などが複合的に関わってくるが、
靴底の構造は想像以上に歩き易さ、剛性、つかれにくさに影響をあたえる。(特に紳士靴などではこの部分の構造がめっちゃ重要)
文字通り靴の全ての要素を支える”土台”なのである。
この知識について触れているブログや人間はいないと思うので参考になるかもしれない。
大枠として覚えておいてほしいことは、
ブーツ含む「靴」製法には大きく2つ存在する。
※なお、靴の製法に関してはマニアックな知識のため、わかりやすさを重視で大枠にシンプルに伝えている。
一部、紳士靴などに詳しい方からするとツッコミが入る点もあるかと思うが了承頂きたい
もし学びたい方がいたら この名書で学んでほしい。>>男の服装術 スーツの着こなしから靴の手入れまで
ソールとアッパーを「紐で縫い付け」た製法
(※ソール=靴底)
グッドイヤーウェルテッド製法や、マッケイ製法に代表される作り
紳士靴では非常に一般的な製法である
想像してほしい製法イメージ 「軍靴」
<オフロードバイクブーツでの見方>
ソールが出っ張っている。
上か横からみてソールに縫い目が見える
<一般的なメリット>
・すり減ったりした場合ソールの交換が容易に可能
・堅牢に作ることが出来る
<オフロードバイクのブーツとして見た場合>
・構造上非常に堅牢な作りになるので剛性が高い。
・たいていのオフロードバイクブーツはこのつくりで作られている。
(オフブーツはソールがさらに重なっていて貼り付けられている。横からみると色が2〜3層になっていることが分かるだろう)
・つくりの構造上とソール自体に重さからあるのでブーツが重く仕上がってしまう
・構造が複雑かつソールが複数重なっており”返り”が悪く「歩き」心地は悪い。
ハイエンドモデルはほとんどスキーブーツのような歩きごこちだ。それが安全にもつながっている。
・接着剤で圧着されているアウターソールが経年劣化で剥がれやすい。(ほんとうによく剥がれる。)
ソールとアッパーを「接着剤でくっつける」、もしくは「合成樹脂で成型」する製法
セメント製法やインジェクション製法に代表される方式
想像してほしい製法イメージ「スニーカー」
<オフロードバイクブーツでの見方>
ソールが出っ張っていなくてアッパーとつながっている
上か横からみてソールに縫い目が見えない
<一般的なメリット>
・手間がかからないのでコストが安い。
・構造が簡単で靴を軽く作ることが可能。
・ソールの張替えは難しい。
<オフロードバイクブーツとして見た場合>
・非常にシンプルな構造と素材から軽く、”返り”がよく作ることができる (重さ、歩き易さには合成樹脂の素材が影響する)
・靴としての剛性は落ちやすいが、立体的な成型も可能で歩きやすく、ソールに張り出しも無いのでオフロードバイクの操作に適したデザインに仕上げ易い
・FOXやアルパインスターで採用されている。(最近多い、昔縫い付け製法で作っていたブーツもこの貼り付けタイプにチェンジしたモデルが多い。)
・最近増えてきている。
(参考)ガエルネHPの解説
ピポット機能
もう一つ覚えていただきたいのが「ピポット機能」についてだ。(オフロードバイクブーツで大事!)
簡単にいうと関節のような仕組みをオフロードバイクブーツに持たせたもの。
ピポット機能は動きを主に縦の一定方向に制限したまま可動できるので、安全性を保ちながら圧倒的に歩きやすくまた、操作しやすくなるメリットがある。
しかしながら一気にコストupになるのでエントリーモデルには採用されないことが多い。
ブーツメーカーと初心者にオススメのモデルのレビューインプレ
では初心者の方に知っておいていただきたいブーツメーカーと各モデルのインプレについて見ていこう
※具体的に今回紹介するのは、適当にネットから拾い集めたものではなく、
自分が所有したことがある。借りて乗ったり、試着したことがある。友人が使っていたなどから得た気づきベースでお話をさせて頂きたい。
まずオフロードブーツのトップブランドはFOX、ガエルネ、アルパインスターズ。この3社だ。
ヘルメットで言えばARAIとSHOEIが非常に有名でシェアも圧倒的だ、オフロードブーツに関して言えばこの3社が当てはまる。
<オフロードブーツのトップブランド>
FOX
<ブランド紹介>
オフロード関係のギアをヘルメット、ブーツ、アパレル、グローブ、アドベンチャージャケット、プロテクター、なにからなにまで手がけるアメリカの総合ブランド。
ジャージにハイテク素材や、立体的なデザインを取り入れたりなどオフロードブランドの中ではチャレンジングな企業の印象がある。(ブーツしかり)
毎年あたらしい面白い製品がでてくるので結構たのしいブランド。写真、動画、SNSなど含めてマーケティングがめっちゃ上手い。ワクワクする。
このご時世、モノは溢れきって居るわけで、ユーザーをワクワクさせられないブランドに価値ないわけですよ。
フォックスレーシングは、モトクロスとマウンテンバイクのギアとアパレルのグローバルリーダーです。我々は、ブランドのオリジナルの競争力のあるモトクロスの精神に根ざした、革新とスタイルを組み合わせた製品で、世界最高の競技選手と愛好家を揃えています。
日本では某超大手卸が取り扱っているので日本全国のバイクショップにて幅広く手に入り易い。
いろいろな流通経路があるようなので、価格が結構ばらばら。
<ラインナップ>
COMP5(エントリー)→180(中級)→インスティンクト(上級)
Comp5
僕が初心者に心からオススメしているブーツだ。
このブーツの良いところはオフロードを初める方にとって必要十分な防御力を持ちながら、なんといっても軽く、歩きやすく、操作がし易い。ということだ。
ヒトコトでいってしまうとめっっっちゃくちゃバランスがいいスニーカーソールのオフロードブーツ。
特にオフロードバイクそのものにまだなれていない方にうってつけ。
初心者で有ればあるほどComp5がオススメ。
<理由>
・エントリーモデルの中でもっとも完成度が高い。
・ソールが縫い合わせているタイプでなくスニーカータイプで、非常に歩きやすく物理的、体感的にも軽く仕上がっている。
・比較的柔らかい部類のブーツになるので初心者の方がシフトチェンジ含めてオフロードバイクの操作を覚えるのに向いてます。
・コンビニに入ったり、ガソリン入れたり、友人のヘルプをしたり歩き回ったりする機会は思っている以上に多い
・防御力もモトクロスやかなりハードなことをしない限り必要十分。
・信号待ちで停車するのもまだ怖い。ような段階のオフロードバイクそのものに初心者の方にピッタリ
(FastBackやその他のソール貼り合わせ式の硬めで重めのブーツでいきなり公道乗るとギア操作の仕方や足の付き方がわからず逆の意味で危ない)
僕の周りで初心者のころから一緒に練習していた仲間が5、6人位居て、
オニールやMoose、Thor、FryRACING、アルパインスターズなど一通りのブランドのブーツを友人が実際に使っていてじっくり見さしてもらいましたが、FOXのComp5が最も完成度が高いです。その経験があり、私自身もメインの練習ブーツとしてComp5を買う理由となりました。
毎週がっつり練習していると1年半〜2年くらいで交換時期になります。
そして次は80%の確率でガエルネのFastBackを選ぶ。
じゃあ最初からFast Backとかの中級モデル勧めろや!とお思いの貴方。
FastBackなどの中級モデルをを買った後も、Comp5がかなり使えるのだ。
ゲロ系のレースや、結構な距離を歩く必要があったり、林道MIXツーリングをする場合。これまで使ってきたCOMP5がここぞという用途でかなり使えます。
COMP5は用途によってはほんとに抜群に使いやすい(=軽い、歩き易い、疲れにくい)ブーツなんですね。
したがって初心者の方の時期、用途、使い方にマッチして操作しやすく上達に向いている。さらにのちのちも利用用途がある初心者にマジピッタリのブーツががComp5です。
実はエンデューロのトップライダーの鈴木健二さんも操作性の良さなどからこのブーツCOMP5を好んで使っているようだ。
鈴木さんはモトクロス出身のようだが、動かし易さや操作性からあえてトライアルブーツをつかったりしていたようだ。
<コラム① ブーツを選ぶにあたっての気づき>
今回いろいろなエントリーモデルを試着するあたって、安価なエントリーモデルは以下の特徴をもっていることが分かった。
・コスト的にピポットが採用できない。
・既製ソールを流用して作るため全体として重く、そして曲げにくく(=)なりがち
底とブーツが直角で追従性が悪い。ストラップが3本のモデルが多いのがそもそもの理由か
・合皮とプラパーツが多くなりプラスティッキー
⇛ FOXのコンプ5は、ピポット機能を搭載しないにも関わらず、スニーカーソールとストラップ4本(3本より折れまがる部分が多い)で縦方向のしなやかさをうま〜〜〜くまとめあげ軽快感をだしたたブーツだということが見えてきた。
残念なことに数年まえに少し値上がりしてしまってどこでもかしこでも3万円以内でお手軽に購入できるブーツではなくなってしまった。
が、アマゾン、楽天を探すと2万6〜8千円程度で購入できるショップも存在している。
FOXはオフロードウェア全般にわたるウェアブランドのため流通経路が多岐に渡っているからだ。
<コラム② 上級者、経験の長いオフローダーがすすめるアドバイスの罠>
非常に残念なことだが、オフロードバイクに慣れていればなれているほど、歴が長くなれば長くなるほど
初心者の気持ちを忘れてしまい、あらぬ装備をすすめるような人がいる。
あらぬ装備とは例えば初心者トレール自走ライダーに対して、「安全が第一だから」と、歴が長いだけ豊富な怪我の実例を引き合いに
ほとんど特殊用途に近いハイスペックモトクロスブーツやネックブレース、ひどい場合にはラリー装備などを善意で平気で勧める(!)
が、実際、マジで初心者の目線になってほしいと願う。
本当にソレ必要か?むしろ足つきの悪いオフロードバイクに、ビンビンにビビっている生まれたての子鹿オフローダーに
ガチガチに硬いブーツや、首の動きを制限するネックブレース(大抵ススメられて買って、訳もわからず公道もつけて走る。これは人間の性だ)を勧めるのは逆に危険ではないか?
、、、メッチャ危険だろ。
僕がここまで言う理由は、知人が公道で自分の目のまえで上にかいたような自爆事故をしたことがある。まぁ悲惨だった。
だから僕は、初心者にはどのブーツよりもComp5を勧める。ここから安心して始めてほしい。
(Comp5でもまだ初心者がブーツの操作になれるには時間が必要だ。いきなりおろしたてのツーリングとかで交通量の多い所を走らずに練習するように…。)
ガエルネ
<ブランド紹介>
なんといっても、誰が言ってもオフロードバイクブーツのトップブランドだ。
1962年にイタリアで創業された、もともと軍用靴を製造する企業だったようだ。
その強さとオフローダーからの圧倒的評価はSHOEIのVFX-W/WRに近いだろう。
実は私も中古のSG10、ED-PROを所有していたことがあり、今現在はFASTBACKを使っている。
<ガエルネの日本総代理店 Japex>
ガエルネが気になった人はJapexという単語に気付かされるだろう。
JAPEXはオートバイ関連の商社でガエルネの代理店だ。
さらに言えばどうやら日本国におけるガエルネの専売代理店のようで、日本に流通するガエルネブーツの商物流をほぼ「完全」にコントロールしている。
ネットを見ても、店頭で買ってもほぼ同じ値段だ。他に流通経路がないためだ。
この場合、ネットで買ってポイントを稼ぐのが一番賢い購入方法かもしれない。
多分イタリアのガエルネと日本の代理店Japexの間にMoQ(Minimum Order Quantity)なんかが合って、日本仕向である程度のまとまった数を仕入れているから
日本人向けの木型が存在していたり、FastBackが日本では販売終了になっているわけだろう(推測)
実はebayなどで個人輸入することは可能。(革製品として関税かかる場合あり)
Japexのサービスは受けれらないかもだけど、日本でもう売っていないFastBackなんかも手に入る。
ぼくはこういう手間をかけて手にいれるのが好きだったりもする…
<商品ラインナップ>
サイファーJ(エントリー)→G-React(中級者向け)→SG10(上級者向け)→SG12(最上級者向け)
林道向け ED-Pro
G react
もともと2014年に海外で発売されており2017年から日本で取扱が始まった。
それまでこのエントリーブーツの次に購入するブーツとしては、
「FastBack」という比較的歴史がありピポット機能をもつブーツがオフローダー(特にエンデューロライダー)にものすごい人気を持っていた。
このG−リアクトはピポット機構をもつガエルネの後継モデルという扱いになる。
G-リアクトの発売情報を入手したとき
私は、FastBackよりも、ちょっとプラスチッキーになり、構造も簡素化され、ちょっとだけ重たいわりに、
値段は少したかくなったG-reactに結構懐疑的だった。(聞く所によるとFastbackは原価高くて採算合わないらしい)
で、実際どないなもんや?しょーもなかったらケチつけたるで!ということで
色眼鏡をバリバリにつけながら実際に試着してみてきた(笑)
そしたら裏切られた。いい意味で! 履いてみたら良さげでした。GーReact。さすがガエルネ!(笑)
試着の感想を総括するならば
「10年前の名品ファストバックに対して、ジーリアクトは現代の新基準ブーツ」
FastBackはやはり比較的ふるい企画のブーツである。いきなり初心者のライダーにFastBackをすすめると厳しいかな?という思いがあったが、
ジーリアクトは比較的に縦方向への動きの可動が楽なブーツ(≒)なので公道を走る初心者ライダーもこれなら比較的安心して履くことができると感じた。
ジーリアクトはガエルネの技術を投入した新しいブーツ。
やはり老舗でノウハウのある職人メーカーが作る新しいデザイン、企画のものは流石だな。と痛感した。
・中が柔らかい
・履いている時にファストバックは革感を感じるがGリアクトはスポンジ感があった。
・基本的には構造の簡素化や革の使用面積を少なくするためのコストダウンだが、さすがうまくまとめられている
・非常に歩きやすい
・ユニピポットのお陰で縦方向には良く動く、それでいて横方向にも安心感あり(③ひねり耐性)
・プロテクション性能は全く問題がなさそう(①衝撃耐性)
・履いてみると数値以上に軽く感じる。
・丈が高くなった
・ガエルネっぽくないかも(笑)
ガエルネG-REACT実際履いたけどかなりよかったね。
・プラ感が強い
・歩きやすく数値以上に軽い
・縦方向に良く動くそれでいて横の安心感◎FBが数年来の名品なら、G-Rは現代の逸品
基本的にコストダウンに振られているが、さすがガエルネですごくうまくまとめられてると感じた
— shu🇯🇵 (@from_exp) 2017年10月3日
サイファーJ
ガエルネのラインナップの中でピポッド機能を持たないエントリーモデルとして位置づけられている。
が、G-リアクトと3000円程度しか変わらないので、相当軽さを求めていないかぎり積極的に選ぶ必要性はないように思える。
何よりもある程度安心感のあるブランドのモトクロスブーツを女性が選ぶなら23.5〜設定のあるこのモデルしかないらしい。(美女ライダーから聞いた)
ED-Pro
過去に所有していたがどうしても全体が柔らかくて不安感があり好きになれなかった。
非常に柔らかく歩きやすいブーツであり、好きな人はかなり好まれるだろう。
ほかにはない味があり、林道ライダーに好まれている。と言われている。
最近履いている人を見ること減っているように感じる。
この背景にはある程度スピードの出るクロスカントリーブームがあるのかも知れない。
が、ハードエンデューロ界隈でもそこまで存在感がなかったかも、、、
正直言うと僕は取り立ててオススメしない。
もしコンセプトの近い動きやすいブーツがほしいならFOXのCOMP5をオススメしたい。
SG12
(参考)
過去モデルについて実際に私も使用したことがあるが、片足だけで2kgあり非常に重たいがプロテクションの守られている感覚は素晴らしい。
モトクロスライダー向けに思う。
SG10
(参考)
過去モデルを使用していた。トリコロールカラーがめっちゃカッコイイ。。。。。
FastBackがなくなって移動した人や3足目、4足目に購入する中級以上の本気エンデューロライダーが多いイメージだ。
SG10,SG12ともに「参考」として紹介した。(めちゃくちゃカッコイイけど)初心者の方にとってはオーバースペックだ。
最初からトランポでモトクロスをするでもないかぎり逆にオススメしない。
alpinestars アルパインスターズ
<ブランド紹介>
1963年に、イタリアにて登山用ブーツメーカーとして始まったのがアルパインスターズ。
アルプスの一番高いところに咲く花である“Star Alpina”に名前の所以があるらしい。
<レビューに際して>
ウェアからプロテクター類まで総合的に扱うオフロードバイク用品のブランドとして非常に有名だが、
日本市場におけるマーケティングはあまり強くないように消費者目線として感じる。
それゆえか、間違いなくオフロードバイクブーツのトップメーカーである、が履いている人はブランド力に対して少なめに感じる。
※おそらく皆さんが候補として気になるであろうトップブランドのブーツなので、FOX、Gaellneと同等レベルの情報を記載したかったのだが、
このブーツは私自身が実際に履き込んだ訳ではないので残念ながらこの程度の情報しか書けなかった。
(ただアルパインスターの中級モデルは過去に使用したことがある:とりあえず重かった。)
気になった方、アルパインスターが好きな方はチャレンジして是非ご自身で実物を触って使って、レビューしてみてほしい!
TECH1→TECH3→TECH5→TECH7→TECH8→TECH10
Tech1
ピポッド機能の代わりフレックス・ブレード・システムという簡易機構を搭載したモデル。
試着した私なりの感想だが、他のメーカー品より重くて、足首周りが非常に硬く感じた。
フレックス・ブレード・システムを採用しているが、まだブーツ自体が馴染んでないせいか、プラスチックが多く採用されているせいか、
底とブーツが直角で歩いてみてもしなりの追従性が悪く感じた。
Tech3
縫い付けタイプのソールを採用したTech1に対し、スニーカータイプのソールを採用したモデル。
こちらのモデルについては、エンデューロ向けのブロックソールのモデルも存在する。
これは私の偏見と持論だが、フラットな視点で見ても、あえてアルパインスターを初心者にはススメない。
まず価格が以外と高い。そしてガエルネとFOXに安心できるいいモデルがある。したがってそちらを選べばよいのではないか。というのが私の提案だ。
続いてこの2社に関しては中級上級向けという印象を持っている。
履いている人もちらほら居て評判も高いし、実際にモノを見ても出来が非常によさそうのだが、情報がかなりすくない、おそらく初心者の候補にはならないので(おそらく2足目)のでブランドの紹介だけにとどめたい。
日本でのマーケティングが弱いだけで、人と違うものがほしい方は、目利きが出来る方には狙い目に思う。
失敗したときのリスクがありますがw
SIDI
CrossFire
僕の好きなMC Gear(オフロードバイク情報の宝庫)さんの紹介URLをリンクさせてもらいたい。
TCX
COMP EVO MICHELIN
X-BLAST
RSタイチが日本での代理店だったが2017年4月で契約終了したようだ

<エントリーモデルを主に扱うブランド>
これらのブランドに関しては正直にたり寄ったりである。俗にいう激安ブーツブランド
スニーカータイプのソールのモデルもあるが、コストダウン故か素材が重ためであかったりする。
ネットでみても分からないが実際に履いてみるとガチガチだったり歩きにくかったりする。
そして、だいたい1年くらいでストラップがちぎれたり破損することが多かった印象だ。
基本的に私の周りの人が使っていて実物を見たことがあるモノのみをココに紹介した(が、それなりにラインナップできているはず)
ONEAL Element
これから紹介する激安モデルの中ではもっともオススメではなかろうか。
たしか後輩がつかっていた。
オススメの理由は形と色がカッコイイ。そして激安モデルの中でも安め。
W2
なぞメーカー、少なくとも5〜6年前からある。
写真も全く変わっていなくて驚いたw
友人が履いていた。
FLY Racing
Thor
これまたデザインが驚くほど変わっていなくて驚いた。
友人が使っていた。このよくわからないマークをはっきりとおぼえている(笑)
スコイコ
知る人ぞしるオフロードの激安メーカー
おまけ情報① MXソールとEDソールについて。
エンデューロ向けということでビブラムソールや、ブロックソールを採用したオフロードブーツがある。
林道などのゲロと呼ばれる場所でエンデューロソールが必要。という意見の方もいるが、
どちらも履いたことがある私としてはMXソールのもので特に困ったことが無くむしろステップにブロックが引っかかってうっとうしかったという経験から、
MXソールを選べばよいというスタンスをお伝えしたい。
おまけ情報②ワークマンやホームセンターに売っている安全靴はオフロードバイクに使えるか?
オフロードバイク関連のギアを一気に揃えるのは金銭的な問題からかなりしんどい。
私がオフロードバイクにはまった時は学生だったのでなおさらだ。そんな時に真しやかにいわれていたことがワークマンやホームセンターに大体2,990円で売っている安全靴がオフロードバイクブーツとして使える(!?)ということ。で、実際に先輩が使っていた。
今、それなりに経験を積んだ身から評するならば
ツーリングや、さわやかな林道ツーリングくらいなら使えるかもしれないが、止めたほうがいい。
長さが中途半端で剛性、クッション性がない。
上記のようにスネを強打したり、転倒時に挟まれて怪我をする恐れがある。
本当に”安く”て”良い”メーカーはココだ!!
で、読んで頂いている方が気になる点だろうが、
どのブランドが”安く”て”イイ”んだ!?ということだろう。
良いモノというだけではなく、お安いということが初めてのブーツを選ぶ際になんといっても大切だ。
結論を言おう。トップの3社のエントリーモデルがオススメだ。
つまりガエルネ、FOX、アルパインスターのエントリーモデルを選ぶと「安く」て「良い」!!!!!!
オフロードブーツのブランドが面白いのは、ヘルメットのブランドと異なり
「レベルに応じたラインナップでの展開をしている」 ことだ。
ヘルメットメーカーはARAIならVcross4しかないし、SHOEIもVFX-W/WRしか展開しておらずエントリーモデルのようなラインナップは無い。
しかし、オフロードブーツメーカーの各3社はエントリーモデルから最上級モデルまで垂直的にレベルに応じたラインナップを揃えている。
例えば、
ガエルネであれば
サイファーJ(エントリー)→G-React(中級者向け)→SG10(上級者向け)→SG12(最上級者向け)
FOXであれば
COMP5(エントリー)→180(中級)→インスティンクト(上級)
Alpinestarsであれば
TECH1→TECH3→TECH5→TECH7→TECH8→TECH10
というようにラインナップがアツい。
このメリットとして、信頼のブーツメーカーがラインナップとして揃える「入門モデル」は、最上級モデルのものづくり基盤やノウハウを活かすことができるので完成度が高い。といえる。
また、今後オフロードバイクが上達し、エンデューロやモトクロスのレースにのめり込んでいくと結果的にこの3社からブーツを選択するようになる。まさにオフローダーのゆりかごから墓場まで付き合って行くことができるのだ。
一方、エントリーモデルを主に扱うブランドに上げた各社は、
トップブランド3社よりも更に激安のポジショニングを狙ってだいたい1つだけのラインナップを展開しているのだが、
レースや長年のものづくりで蓄積されたオフロードバイクブーツづくりのノウハウがないためすぐに破損してしまったり、操作がしにくかったりする場合が多い。
結局トップブランドのエントリーモデルと数千円〜1万円程度しか違わないので、あまり積極的に選ぶメリットが無いように思える。
<結論>オフロードバイクブーツは何を買うと幸せになるか
僕なりの結論・提案をココに記したい。
初心者はFoxのcomp5で決まり
一緒にオフロードを初めた友人〜10人位が初心者なりに試行錯誤しながらいろいろなブランドのブーツに手を出した。
人とかぶるのが嫌だった、という気持ちもあるかもしれない。
しかし1年後どのブーツを選んだヤツが正解だったか。ということはみんな暗黙の了解をしていた。
それがCOMP5だった。この体験は結構私のなかで強烈である。だから僕はこれからオフロードを初める方、特に公道を走る方にはComp5を勧める。
トランポあるor最初から競技指向の方はガエルネ G−react
2足目以降、もしくは最初からトランポで運用して公道をはしる必要の無い方、
「林道ツーリングで雰囲気つかんでみたいかな〜」ではなくて最初からレースなどの参戦を目的とした競技指向の方
入手のしやすさからピポット機構を搭載するG-reactをオススメする。
この記事はオフロードバイクをこれから始めようとする過去の自分が知っていたら良かったな。と思うことに自分が実際に体験した情報をベースにまとめている。
みなさんのオフロードバイク生活が安全で楽しいものになりますように!
では★チャオ

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