ソニーα7 Eマウント【135mm単焦点レンズ3本】今入手可能な選択肢は?一覧まとめ

E-mount-lens

この記事は、ソニーα7/α9のフルサイズミラーレス向けEマウント135mmに展開されているレンズの”全体像”を知ってもらうことを目的に作成しました。

135mmを使って見たいと思っていても、どのようなレンズの選択肢があるのか?という全体像がわからなかったので購入検討にあわせてしらべてまとめて見ました。結果として135mmは現状SIGMAの一強で、ソニー純正GMレンズの登場を待つ状況です。

※アイキャッチの画像はズームレンズです。135mm単焦点はまだ購入検討中につきご了承ください!

135mmの画角 魅力と使い方

135mmは望遠レンズと呼ばれます。

●特徴

望遠とよばれているレンズの特徴は、そのまま①映る範囲が狭い、②圧縮効果(背景をギュッと被写体に近づける)③被写界深度を浅くボケを多くとることができること。

●使い方、魅力
135mmの画角は 比較的焦点距離が長めの望遠レンズです。ポートレートでよく使われる85mmのレンズと比べるとレンズを覗いた際にうつる範囲は劇的に狭く感じます。ポートレートとして使う場合は室内などの手狭な場所では顔アップ、バストショットが狙え、屋外などのスペースを広く使えるところでは全身を収めたショットも得られ、かつモデルとのコミュニケーションも問題ない画角ではないでしょうか?この画角は某Youtuberが好んでポートレートに使用しております。その理由も「使う人が少なかったから!」とのこと。この画角の魅力はやはり圧倒的な「ボケ量」によって前景後景は残しながらも、被写体をパリッと際立たせる力だと思います。85mm だと前後の空間とのボケの馴染みも緩やかですが、135mmともなると被写体にスポットライトがあったようなインパクトを写真から受け取ります。顔の歪みもより少なくなります。また、モノをとるにしろ肉眼では見落としてしまいがちな細かい部分の造形や質感にクローズアップしハッとする美しさを映し出すような使い方も楽しそうです。まずは85mmから入って、人と差別化よりことなった表現を求める場合に気になる画角だと思います。カメラが趣味になったとことから2歩3歩踏み込んだが画角という印象です。スポーツなんかを撮影しても面白いかも。

 

●Eマウントにおける135mm

フルサイズEmount用にきちっと企画されているAFレンズの選択肢は2本。この画角ではF1.8の開放F値をスペックとするSIGMAのレンズ一強という状況に思います。実際に私も狙っております。マウントコンバーターを使えば他社製レンズやオールドレンズも選択肢になるかと思いますが、ここでは大きくは取り上げておりません。ソニーのAPS-Cレンズを紹介しておりますが、やはり今後のソニーの純正135mmフルサイズ向けレンズに期待です。(FE 135mm F1.8 GMが出るとかいう噂)

SIGMA | 135mm F1.8 DG HSM Art

135mmのEマウントレンズの中では実質一番、ほぼ唯一といって良い選択肢。それまでもキャノン用をMC-11マウントアダプターをかますことで利用出来ていたのですが2018年にフルサイズのEマウント用にファインチューンしたこちらが発売されました。きちんとフルでα7で使えてF1.8のレンズはいまのところありません。スペックをすべて描写に振り切っているArtレンズですのでめちゃくちゃ重く、さらにでかいですが、写りは開放からキレッキレ。価格もお手頃ですし、135mmで迷ったら間違いなくこのレンズではないでしょうか。私も今年中に手に入れられるように思案中…。

 

最大径x長さ 91.4×140.9 mm
重さ 1230 g
フィルター径82 mm
レンズ構成 10群13枚 

絞り羽根枚数 9 枚
最短撮影距離 0.875 m
防塵防滴仕様 
参考価格 11.7万円〜 ※2019年1月調査

 

ZEISS | Batis 2.8/135

手ぶれ補正付き、有機ELディスプレイ、防塵防滴仕様と本気具合を感じますね。F2.8という控えめのスペックのおかげか重さも軽く、SIGMAのレンズの約半分となっています。CP+で試写したことがありますが、非常に軽くハンドリングも良かった。カール・ツァイスのBatisシリーズはすべて軽く、AFも効き、ボディがゴムっぽい質感のせいかフレンドリーに扱い易い印象を受けてしまうレンズでしたね。ただし価格はシグマの倍近いです。個人的には20万円でF2.8のレンズを手に入れるとなると相当このレンズが好きではないとなかなか手が出ないですね。レンズ自体が嗜好品ですが、ZEISSのレンズはさらにマニア向けの一級嗜好品レンズと感じます。

 

最大径x長さ 98×120 mm
重量 614 g
フィルター径67 mm
レンズ構成 11群14枚

最短撮影距離 0.87 m
手ブレ補正機構 ○
参考価格 19万円〜 ※2019年1月調査

 

ソニー | SAL135F18Z | Sonnar T* 135mm F1.8 ZA 一応

2006年に発売されたAマウントレンズ。35mmのフルサイズ撮像画面サイズに対応しているので、マウントアダプターLA-EA4を使えばα7/α9でもAFで使うことが可能です。ただAF速度などで評判が芳しくなく余分な費用がかかるので積極的な選択肢にはなりにくいのでしょうか。ソニーは完全にEマウントに力をいれてきているのでどうしてもAマウントのあのレンズを使いたい!という明確な思いが無い限り私はおすすめしません。ただそれでも使いたいという人がいるかもしれないほどこのレンズで撮られた写真はすばらしい。

最大径x長さ 88×114.5 mm
重さ 985 g
フィルター径 77 mm
レンズ構成 8群11枚 

絞り羽根枚数 9 枚
最短撮影距離 0.72 m
参考価格(レンズのみ) 13万円 ※2019年1月調査
 

その他 マウントアダプター

マウントアダプターを使えば他社製レンズをAFで、またMFではオールドレンズも使用が可能です。特に「SIGMA マウントコンバーター MC-11」を使うことで、キャノンEFレンズをソニーのボディでAF利用が可能です。
私自身としてはマウントアダプター経由で他社製レンズを使うことはあまりオススメしませんが、キャノンからの乗り換えの場合にはよい選択肢となるでしょう。

 

Canon | EF135mm F2L USM + SIGMA  MC-11マウントアダプター

キャノンのこのレンズは価格も手が届きやすく非常に評判の良いレンズです。が、SAL135F18Zと同様にわざわざソニーα7ユーザーがマウントアダプターを入手してまで手に入れるメリットは少ないのではないでしょうか。

 

最大径x長さ 82.5×112 mm
重さ 750 g
フィルター径 72 mm

レンズ構成 8群10枚
最短撮影距離 0.9 m

参考価格(レンズのみ) 9万円〜 ※2019年1月調査
 

 

 

Jupiter 11 ※オールドレンズの一例

F4レンズ。135mmのオールドレンズにはF2付近の明るいレンズは少ないようです。こちらはオールドレンズの例として記載しておりますので、それ意外のレンズについても探してみてください。

 

以上

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