<最新情報>ソニー社の2018年12月18日ファームアップデートで無事問題は解決されたようです。2018/12/27
>>ソニー公式HP 本体ソフトウェアアップデート Ver. 2.10
ExtremeProはスペックもひと頭抜きん出ておりながら価格が安く、引き続き一番におすすめしたいです。
>>比較記事 トランセンドのSDカードの評判はどう?Transcend SDカードTS64GSDC500S-E レビュー
<注意>α7iiiのスロット1で認識しない可能性があります 追記2018/12/01
本記事でオススメしているSandiskのExtremePro(および幾つかのブランド・製品)が、α7iiiのスロット1において認識されないという事象が2018年の11月ごろからSNSなどで複数報告されているようです。私自身も、気になり先日実際に自分が使っているSandiskの同じカードをAmazonで購入して試してみたところ驚くべきことに認識しませんでした。自分が実際に使い自信を持ってオススメしている商品でしたが、ご不便をおかけしてしまった方には大変申し訳ありません。自分の検証結果と、家電量販店複数軒/SONYお客様相談センターの担当者に問い合わせ、いくつかの情報を入手しましたので、また記事としてまとめる予定です。なお同等性能をもつSDカードの現状での代案としては【Amazon.co.jp限定】Transcend SDXCカード 64GB MLC NAND 採用 UHS-I Class10 (最大転送速度95MB/s) TS64GSDC500S-E(2018年モデル)が私の所有するα7iii2台ともで動作が確認できました。
SONY α7へオススメのSDカードについて記載したい。
α7の特徴はフルサイズのセンサーを持ちながら軽量・小型なことだ。
したがって旅行であるとか移動を伴うアクティビティにぴったりのカメラだ。
私自身、この半年間で標高-420m~4000m 温度−15℃〜40℃、高温多湿な場所まで
地球数周分、アジア、ヨーロッパ、中近東、北米、南米での撮影と結構ハードにソニーのα7を使い倒して来た。
そこで気になるのがなんと言ってもデータの安全性だろう。
デジタルカメラはSDカードという記録媒体にすべての画像データを保管するのでそこにトラブルが発生してしまったら撮った写真=資産はすべて水の泡。
今日は私の経験から、皆さんにオススメのSDカードとα7の使い方を伝えたい。
必要になるサイズは64GB〜
のちほどにも書きますが、私はRAWで撮影しております。
(最初の数ヶ月はJpegで撮影しておりました。)
このタイミングでわざわざ何が言いたいかというと、皆さんにも出来るだけ速い段階からRAWでの撮影をオススメします。
理由は
・写真を”資産”として残すため
・現像技術=”表現力”な時代なため
・上達速度が”早く”なるため
Jpegで撮影すれば64GBでだいたい4,000枚〜撮影できるので、
Jpegしか撮る予定がないなら64GBいや、一般的にすすめられている32GBで十分だ。
しかし、
将来的にRAWでの撮影を検討している場合(せっかくフルサイズセンサーのカメラを使っているのだから、いつか必ずなりますよ笑 経験者談)
32GBのSDカードだと1000枚程度しか撮影が出来ないので、将来的になんとも使いづらい微妙なモノになってしまう。
64GBを購入しておくとRAWでも2000枚ほどで、まだ使いがってがある。
『結論』
まず容量に関しては、値段も手頃で将来を考えた容量も十分な64GBを一枚購入し、様子をみて2枚めを64GBか128GBで揃えればよい。
読み出し、書き込みスピードも重要だ
で、SDカードの速度の話。
RAWで撮影すると、一枚あたりのサイズが
私が選んでいる圧縮RAWでも20MB、非圧縮RAWにいたっては80MBもあります。(一体どうやって管理するんやw)
ここで重要になってくるのが、SDカードの書き込み、読み出しスピード。
大容量データをSDカードに保存するときには、SDカードへの書き込みスピード(=道路の広さ)がないと渋滞してしまい
「カードにデータを書き込んでいます」と撮影が止まってしまう。
経験してみたら分かるが、眼の前にシャッターチャンスがあるのにこのダウンタイムはなんとも歯がゆい!
写真撮影に重要なのはなにより気持ちよくシャッターを切れるリズムではなかろうか!
ここに最も影響があり、重要で、確認すべきSDカードのスペックは「書き込み速度」である。
・これは撮影した画像データをSDカードに書き込むときの速度である。
・この速度が遅いとデータの渋滞が起こり、カメラの操作が遅れたり数秒遅れてしまったりする。
・読み出し速度は、PCの操作時にデータを読み出す、移動する際のスピードであり、撮影体験にはほぼ影響は無い。
必要とされる最低限の書き込み速度を確認するためには、UHS-1のスピードクラスU3を確認すること!U1は論外!
また、メインで使うカードは、最高書き込み速度をスペックで確認すること。
U3で保証されている最低速度と実際の最高速度には3倍近い大きな差があり、U3に対応しているからといって十分な指標にはなりません。
※UHSのスピードクラス「U1」か「U3」という規格が、最低限の読み書き込み速度を規定している。
U3は30MB/S。U1は10MB/S。
結論を言うと、
私のオススメのSDカードは「SanDisk サンディスク Extreme Pro」
・読取り速度: 最大95MB/秒
・書込み速度: 最大90MB/秒
・スピードクラス: C10、 U3
・カードタイプ: SDXC
このSDカードはUHS-1という規格のなかで理論上限値に近い高速な書き込み、読み取り速度を誇り、
撮影時、読み込み時もストレスフリーで使うことができる。RAWで撮影する前提の場合、私の経験上このカードが最適。
一般的な標準クラスのSDカードを適当に選んでしまうと、書き込み速度が遅かったり、そもそも最高速度の記載がない場合があるので要注意。そういったカードはたいてい撮影に支障を感じるほど遅い。
一番大切な耐久性能は?
基本的なスペックよりも私が重視しているのは耐久性能だ。
とくに防水、耐温度。
Extreme Proという名の通り、またSanDickというSDカードのトップブランドの通り、実際に
全世界の標高-420m~4000m 温度−15℃〜40℃のハードな利用環境下でつかってきたが、抜群の信頼性を発揮してくれた。
◆標高−420m イスラエル死海◆
◆標高4000m マレーシア・キナバル山◆
◆温度 ー15℃ NY◆
◆温度 40℃ ブラジル リオデジャネイロ◆
自分がつかいこんだ経験から絶対的に信頼しているので、
僕はこのSDカードを心からオススメしたい。
2018年7月11日追記
もともと所有していたSDカードに浮気や、別メーカーの製品を再テストしてみたが、ExtremeProが最も良いので追加で購入した。今はα7ボディ2台体制でExtremeProをメインにバリバリ使っている。
α7iiiで高速の連写をしても書き込み速度に不満は感じない。自信を持ってオススメしたい。
2019年3月29日追記
読み込み速度170MB/Sの新モデルが発売になったようで購入して比較してみましたが、95MB/Sと有意な違いはありませんでした。お好きな方をご購入ください。
もしダブルスロットを使う場合、SLOT2(Jpeg用)にはSandiskのEXTREMEがオススメです↓
(少々マニアックですが)
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