みなさんこんにちは。
“カメラマン業務は効率化との戦いである”
同じクオリティの成果物を仕上げるのに10時間かかる所を5時間で仕上げられるのであれば、後者のほうが空いた時間をさらなる活動に費やし収入を増やすことができます。
そのための戦略、戦術、技術、これらの選択や意思決定は当たり前に各個人に委ねられているところが、個人商店的なこの仕事の大変面白い所だと思うのです。
そして10時間を5時間にするというのはワークフローと機材の見直しで、意外とかんたんに達成できてしまうのです。
さて、私は今年、根本からやり方を見直し大幅に業務効率化できた部分が2点あります。
①Lightroomでの現像作業 …【1案件@平均2〜3時間 → 平均1時間へ】
これはセミナーでやり方を教えてもらいました。
②撮影画像のSDカードからPCへの移動 …【時間、工数→半分以下】
想像以上に時間と手間がかかっているのがデータの移行作業です。
今回は②の中核となった機材についてお伝えします。
キーアイテムはこちら
llanoカードリーダーはデュアルスロットで、SDカード2枚同時挿し、読み込み可能!!!
なんとこのカードリーダーはデュアルスロットで、SDカードを2枚差し込めばPC側で2枚とも同時認識可能なのです。
まともなカメラマンの皆様は、カメラボディをサブとメインで2台使用し、さらにSDカードもRAW+Jpegで2枚同時記録するとすると、1回の撮影で少なくとも4枚のSDカードにデータが残っていると思います。
これを一般的なSDカードリーダーで読み込むと、4枚を1枚ずつ、差し込み>読み込み>抜き出し とシーケンシャル処理しなけばいけません。
いくら高速読み書き可能なリーダー*)を使っていたとしても、、、
・4枚の抜き差しは本当に手間。
・4枚分連続読み込みは時間がかかる。
・接続トラブルの可能性増え危ない。
*)参考記事 USB-C のSDカードリーダーはAnker USB-C 2-in-1 が超良かった。Macbook/Surfaceで使用
あるとき、ふと「2枚同時にSDカードを認識してパラ処理できるカードリーダーが無いのか?」と思い探すと、、、今回ご紹介するllanoカードリーダーあり、買ってみました。
結果→最高です。 業務効率が圧倒的に向上しました。
外観・接続イメージ ”見た目ダサいが仕事はできる”
見た目はお世辞にもおしゃれ、かっこいいとはいい難いでしょう。
特徴としては、
・2枚のSDカードを本体に保管できます。
・USBケーブルも本体に収納可能。
・MicroSDカードも差し込み可能です。
なおMacbookやSurfaceなどのUSB-C端子の端末ではUSB Type C to USB 3.0 変換アダプタが必要です。
↑きちんとデスクトップ上に2枚のSDカードを認識しています。
転送速度
転送速度もSDカードの上限までしっかりと出ておりこれまで使用してきたSDカードリーダー*注)の中でも最速の部類です。
*注)USB-C のSDカードリーダーはAnker USB-C 2-in-1 が超良かった。Macbook/Surfaceで使用
2枚同時作業しても遅くなることはありませんでした。
私の転送の仕方
私はRAW+Jpegでカードを振り分けデータ記録しており、以下の2ステップのやり方で転送しております。
・JpegのSDカード2枚は、同時に読み込みデスクトップへ。
・RAWのSDカード2枚は、LightRoomで2枚同時読み込み。
まとめ 「カメラマン業務効率化大賞」
個人的に2019年度の「カメラマン業務効率化大賞」を受賞させたいほど、本当に素晴らしい製品です。
2000円を切るような値段 *2019年12月時点新品価格) で販売されているので一瞬で投資回収が可能です。
本当に業務効率化ができるのでマジで騙されたと思って買ってみてください。というか買ってください。
Mac,Surfaceの方はこちらもお忘れなく(動作検証済みです。)
なお、同様のコンセプトの製品はほとんど見当たりませんでしたが、一応プロ向けに似た製品が存在しているようです。
ProGrade Digital (プログレードデジタル) USB3.1 Gen2対応 ダブルスロット カードリーダー
値段は高いですが、速度が激速の模様。
以上、参考になれば幸いです。
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