今日はソニーα7ユーザー(だけではなく、キャノン、ニコンその他のホットシュー付きのカメラであれば全く問題なく使えるのだが、私αユーザのため笑)にオススメの格安クリップオンストロボ(スピードライト)をオススメしたい。
ソニーα7ユーザーでストロボをつかってみようかな〜と純正品を確認すると、まず値段が高くて心が折れそうになる。
そもそもカメラを始めたばかりのころではストロボの使い方が全くわからないという心理的な障壁が存在する。
(…ガイドナンバーってなんや TTLってなんだ?)
F値とかシャッタースピードとが、ISOとかEVとが値がでてきまくってこんがらがっているのに
「ス、ストロボで露出をあわせるだとッ!????どうやって??!?!!?」と頭が爆発しそうになることだろう。
僕自身2,3ヶ月前までこんな状況であったが、今ではなんとかそれなりにストロボを使ったり、お遊びでライティングを組んで撮影を楽しんでいる。
わかったのは、
ストロボを使いこなすコツは「とりあえず光らせて使ってみる」本当にこれに尽きる。
難しいことを考えず馬鹿みたいにパシパシ光らせて遊ぶ、この過程でなんとなくわかって来るのだ。本や解説を読んでもほとんど駄目。
では、今日は、超格安価格でありながらばっちりと使用に耐えうる、ソニーα7ユーザーである私がオススメする「一本目の本命ストロボ・スピードライトTT560」についてまとめる。
まずストロボを選ぶとき最低限覚えたい「GN」「TTL測光」「シャッタースピード」
GN(ガイドナンバー) 選ぶための知識
カメラのフラッシュ発光の光量を示す指標のことである。 値が大きいほど光量が大きいことを示している。
本来ガイドナンバーは露出値を計算するための数値であり明確な定義があるようだ「ISO規格で感度100のフィルムを1メートル間で使用した場合」
が、実際のところそんな計算はしないし、ガイドナンバーが大きければ大きいほど明るいとおぼえておけばよい。
最初から自分に必要なGNはわからないので、いきなり不必要かもしれないフルスペックを買うのではなく、
とりあえずTT560(GN38)で試してみて感覚をつかめばよいのでは、というのが僕の提案するアプローチだ。
TTL測光
ストロボの光をレンズを通して測光する仕組み。
スルー・ザ・レンズ(Through The Lens)の略。
なんかとてもむずかしいことを言っている気がするが、
平常光と同じようにストロボが光ったときの露出をレンズ内で測光して、その情報(過不足)をストロボにフィードバックして最適な露出が得られる発光量にしてもらおうというものだ。そのためカメラ本体と、ストロボに情報を伝達するための端子が必要となる。
これはあったほうが便利な機能なようだが、一気にストロボの値段が上がってしまう。
シャッタースピード
フォーカルプレーンシャッター(>>カメラのシャッターの動きとはたらきを完全に理解できるスーパースローモーション動画)というカメラの仕組み上ストロボの発光時間より短いシャッター速度にすると、画面が切れてしまう。実際に体験してほしい。
ソニーα7iiiのフラッシュ同調速度は1/250なのでこれより長いシャッター速度を設定しよう。
とりあえず1/250とおぼえておけばOK!!!
※ハイスピードシンクロ機能があれば同調速度より長くフラッシュ側が発光してくれる
一発目のストロボはマジでTT560で十分
いろいろと知識的なまとめをしてしまったが、本記事の結論であり僕自身のメッセージについて書きたい
・たったの¥3,091!!(注:2018年4月8日筆者購入時点のAmazonでの新品価格です)
・迷っている暇があったらパシパシ光らせて物撮りしたりして光の扱いかたになれること
・マニュアル発光でストロボの扱いになれるほうがいい。
・露出合わせるのも、αユーザは右手親指の露出補正のダイヤルで1段、2段ほど落としてガンガン撮れば全然OK、直ぐ慣れる、恐れることなし。
・むしろ迷ったり、いろいろ調べたりしている時間のほうが勿体なかった。
・なんといっても夏目漱石さん約3枚分ですよ!
・結局、欲しい光の量と向きをコントロール(≒人工的に)するだけ!
・外見は安っぽいが別に構わん。
・将来的に多灯ライティングするときに使える
・めっちゃ評判が高い。私の友人のフォトグラファーも使っていて驚いた。
・伴さんの動画が参考になる(>>激安クリップオンストロボ・Neewer TT560で遊んでみようの巻)
・その他、安価な中華製ブランドではGODAXやYongnuoが有名だが、どちらもNEEWERのTT560よりいくぶん高い。
一発目のストロボは「マジ」で「NEEWER TT560」が良い、以上。
ここからは注意点とTipsについて記載して行きたい
ストロボのには充電式乾電池を使用するべし
ストロボを使うときに気をつけなければいけないのが、普通のアルカリ乾電池だとチャージに結構な時間がかかるということ
なので充電式乾電池がオススメというより、ほぼ必須。
パナソニックのエネループを私は使用している。
エネループは3種類あるが私はブラックのPROを愛用中。
そのまま企画コンセプトがなんとカメラマン向け!
※パナソニックHPより
※実は、私はエネループを両方持っているので実際に、エネループのPROとSTANDARDを交互に入れ替えて実験してみた。
しかし、チャージのダウンタイムに体感できる優位的な差は感じなかった。別に容量が必要でないならSTANDARDで問題はなさそうだが、PROはまじでカッコイイしなんとなくプロっぽい気分になれるのでこれを買ってけば将来的にも間違いはない!笑
一方アルカリ電池チャージに倍程度の時間がかかってしまう。ニッケル水素などの充電式乾電池であるということが重要なようだ。
その他同時に購入すればよかったもの
フラッシュは光の質、硬さをコントロールする必要がある。
そのままTT560を使ってみてまず「あ、これはアカン!」と直ぐに必要になるのがディフューザー。
>>コンパクトさハンドリング重視の方
効果はそれなり
>>ちょっとしっかり目
個人的にオススメ
実はこの2つはTT560とセットで販売されているので最初からふたつとも買っておけばよいと思う。
次に気になりだすのが、フラッシュの反対側の影をなんとか消したくなること。
>>レフ板
これ一個あれば大抵OK、環境光や部屋の壁のバウンスを使って試行錯誤しよう
例えば↓の画像はは右手に壁を、下方向にレフ板をおいて15×20cmのディフューザーをつけたTT560を右斜め下方向に発光させてバウンスさせて撮った。
その他、気持ち高度なライティング機材に関しては、実際に私が家でライティングを組んで、
新しく立ち上げ中の>>Tumblrサイト向けのカットの撮影につかっている機材を紹介する【〜¥10,000で揃える、超実践的簡易ライティング機材 〜誰でもお家でスタジオ編〜】という記事を各予定なので、お楽しみにいただければ幸いだ。
この記事をまとめると、とりあえず最初から万単位の過大な投資をしなくても約¥3,000のTT560を買えば、当分遊べて、学べる。つまり大抵のことが足りますよ。そのあとにもし必要であれば本命を選べばよいのでは?ということである。
では、よい創作ライフを!
Comments
エネループはリチウムではないですよ。
ニッケル水素電池で全くの別物です。
ななし様 ご指摘いただきありがとう御座います。なぜかこの記事だけリチウムと記載しておりました…。早速修正いたしますコメント感謝です!引き続きよろしくお願いします。
教えてください Neewer TT560ストロボはα7Ⅲに対応してますか。アダプターが必要とききました。
アマゾンではα7Ⅱまで対応となっています。
そのままα7IIIで使用可能です。私も自機ボディで使用しております。