ソニー純正ストロボフラッシュの全ラインナップ&選び方

ソニー純正ストロボのライナップと選び方、そして私がHVL-F43Mを選んだ理由とレビューを行いたい。

ソニー純正ストロボを購入しようとした際に困るのが、

・どのようなラインナップが存在するかの一覧性のある情報が公式HPに存在しない
・各種モデルの差異と自分にぴったりなフラッシュの選び方

このふたつだと思う。実際にわたくしもソニーのHPをみたりお店に行って実物を見たりするだけでは、最後までいまいち特徴がわからなかったので、ここに記事としてまとめてみたいとおもう。

ソニー純正ストロボの現行ラインナップとその特徴

ソニー製純正ストロボの型番は『HVL-F●●RM or M』となる。●●の数字はガイドナンバーを表す。

末尾がRMのモデルは、電波式ワイヤレス通信機能が搭載されている新しいモデルのようだ。(違ったらごめんなさい)

では、各モデルとその特徴を見ていこう。

HVL-F60RM

クイックシフトバウンス機構と電波式ワイヤレス通信機能搭載の実質的なソニー純正クリップオンストロボのハイエンドモデル。唯一外部電源も使えるので大光量が必要とされるシーンでの撮影が求められる≒どのようなシーンでも撮影ができるプロ向けの機材だろう。価格も高いので、一般的なユーザーが一般用とで使う場合の選択肢には入りにくいのでは?と思う。

※電波式ワイヤレス通信機能のメリットとはとは
 ・(2台以上使用時)ストロボを電波の送信側のコマンダーとしても、電波の受信側のオフカメラフラッシュとして使用可能
 ・従来の光、赤外線通信機能では弱かった次のような撮影に対応が可能
 (最大通信距離30m/障害物があっても通信可能/炎天下でも通信OK)
 ・複数台のストロボをグルーピングが可能

・ガイドナンバー60(*1)の大光量と、パワーアップした連続発光性能
・ソニー独自のクイックシフトバウンスと、撮影意図をすばやく反映できる操作性
・障害物のある環境や晴天下でも安定した通信ができる、電波式ワイヤレス通信機能

 

 

HVL-F45RM

ガイドナンバー45のとっつきやすい価格とスペックのモデル。おそらく一本目のストロボはGN40前後の本モデルF45MもしくはF43Mが候補になり、光量が不足する場合は上位機種を選ぶことになるだろう。前モデルであるF43Mと店頭で実物を比較しても一回りコンパクト軽量になっていた。(高さ約18%、厚さ約34%、体積約12%、重量約11%のサイズダウン)電波式ワイヤレス通信機能※を搭載しており、ライティングの幅も広がる。

 

・小型化と大光量化を達成した、高性能クリップオンフラッシュ
・電波式ワイヤレス通信により、進化した多灯撮影
・高い創作意欲に応える、優れた操作性と信頼性

HVL-F43M

ガイドナンバー43、神機構「クイックシフトバウンス」搭載の普及機ストロボ・フラッシュ。45Mと比較して一回り大きいがクイックシフトバウンスを搭載していることが優位点となる。電波式ワイヤレス通信機能のメリットや多灯ライティングにピンとこない場合はこのF43Mが良いのでは?

・α独自の「クイックシフトバウンス」
・ハイスピードシンクロ機能/TTLワイヤレスフラッシュ撮影/高精度なフラッシュ調光を得られる「ADI調光」/「後幕シンクロ」

 

HVL-F32M

単3電池2本で駆動するα7シリーズに最適なコンパクトでパワフルなフラッシュ。であるが、いまいちプロスペックに適しているとは思えないこの純正ストロボをわざわざ購入するならば、社外品でさらに完成度が高いGodoxのTT350Sをオススメするのが私の正直な意見だ。

 

・単3形乾電池(アルカリ/ニッケル水素)2個
・コンパクトサイズでありながら、縦位置撮影時のバウンス撮影にも対応
・ハイスピードシンクロ機能/TTLワイヤレスフラッシュ撮影/高精度なフラッシュ調光を得られる「ADI調光」/「後幕シンクロ」

 

 

HVL-F20M

 さらに薄型コンパクトな厚さ約24mmの外部フラッシュ。持ち運びがしやすかったり、扱いが楽でNEX、α6X00シリーズのカメラ内蔵ストロボを補う用途、もしくはオフカメラへのトリガー発光用のものと思われるが、首振りもできないし個人的にはいまいち商品の意味がつかめないモデルである。
 

・独自機構により発光方向をワンタッチで上75°に回転可能。簡単操作でバウンス撮影を楽しめる
・単四乾電池(アルカリ/ニッケル水素)いずれか同種のもの2個

 

純正ストロボの選び方

まずは必要となるGN≒ストロボのパワーの目安を考える。

GN(ガイドナンバー)には定義があり、「ISO100の時のGN=距離(m)×絞り値(F値)」が基本。といっても選ぶ場合は40前後がスタンダードなストロボの基準として良く言われているようです。ですのでまずは40前後のストロボを入手しそれを基準に附則するようであれば上位機種を検討すればよいのではないでしょうか?

 

撮影に必要な機能を考える

ハイスピードシンクロ機能/TTLワイヤレスフラッシュ撮影/ADI調光/後幕シンクロなど多様な撮影機能があります。ここではすべてを解説することは行いませんが、ソニーのストロボはF32M以上のモデルにはほぼプロ用途に適合する機能が搭載されているようで機能面であまり迷う必要は無いと思います。上述のとおりRMモデルは電波式ワイヤレス通信を搭載しているので、どうしても必要な方は該当2モデルが対象。一般的な撮影でもっとも活用するのはTTL自動調光かと思います。

 

ボディの大きさ、重さ、機構を考える

ほぼ同じガイドナンバーでも45RMと43Mは大きさが一回りことなっております。またどうしても持ち運び最優先であればF20Mも十分候補となるため利用シーンに応じてストロボの大きさ、重さが決まると思います。また特筆すべきはソニーのストロボだけの特権的な機構であるクイックシフトバウンス。これは60RMと43Mのみの搭載です。実際に店頭でさわってみるなど是非体験してみることをオススメしたい超優良機能です。

 

 

結局私はHVL-F43Mを購入しました。

【HVL-F43Mレビュー】ソニー純正最強ストロボ・フラッシュの良さ。 
前回の記事「ソニーの純正ストロボラインナップ」に続いて、私は最終的にHVL-F43Mを購入した。 HVL-F43Mのレビュー ソニー純正以外にもNeewer TT560とGodoxのTT350Sを

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