海外旅行 2〜4週間の持ち物をまとめる。
2017年は、ふりかえると32カ国51都市、地球5周分を旅した。
年末年始、GW、夏季休暇の旅でメインになるのが2週間前後のこのパターン。
パッキングを何度も”繰り返す”ことにより、必要なもの必要でないものが洗練され、ある程度ノウハウが溜まってきたので書き留めたいと思う。
私のコンセプトは「軽快感」
※なお、2泊3日、1週間の装備についてはこちらを参照してください。
バックパッキングは芸術だ。
「ノウハウのコア」は2泊3日verにあり、1週間verは「標準装備」となる。
そのアイテムをさらにリッチにし「全気候全方位対応」できるようにしたのが2週間〜版、これが僕にとって最もリッチな旅の形となる。
今回の装備重量はちょうど7.0kgであった。(実際のところPCが不要だったので抜けば6kg)
これは、LCCなども含めて機内持ち込みができるギリギリの重さである。
預け入れによる荷物の紛失のリスク、追加料金、荷物引取りの手間で機動力が落ちてしまうのでバックパッカーの基本は機内持ち込みだ。
つまり、バックパッキングとは上限7kgに自分の全てを詰め込む芸術なのである。
実際今回南米の航空会社でMax6kg制限の航空会社があった(おそらく世界でトップクラスに厳しい)が、
PCをお腹に隠し、カメラを肩にから掛けると4kg台で余裕でパスできた。
なお、今回の実際の旅の期間は合計18日間であったが、2〜4週間程度であれば世界中どこでも同じ荷物で、これ以上増えること一切ない。
軽量パッキングのポイント
・アメニティをさらに小分け、断捨離する(ほとんど必要ない)
・タオル類は持っていかない。(どの日数でも同じです)
・着替えでもっていく衣類は大きく減らせ
・10g単位の軽量化の積み重ね
同時に自分のシステムを構築しているコアについても気づくことができた。
システムを構築する大きな要因(コアアイテム) 2つ
・強力なアウター装備組み合わせの決定(これが一番大きいかも)
…The North Face Climb very light JKT + UltraLightDown
最も軽く、最も機動性/汎用性が高い
真夏の東南アジアに行った時も、氷点下のヒマラヤ山脈に行った時も同じ装備。
※今回の南米は真冬のNY,ウユニなどに行くため耐寒性能をさらにupさせる目的でモンベルのメリノウールの服を追加した。
・優秀なオーガナイザーの採用
…mont-bell トラベルキットパック + GREGORY ファンブルポーチM
アメニティや薬は全てキットパックへ電子機器類はすべてポーチへ入れて管理する
この2つによって僕の旅のパッキングは加速度的に軽量、機能的、まとまりの良いものに変わった。
2週間を超える日程となり、1週間verに特別に追加で持って行ったもの
・PC(MacbookAir)→不要
今回は動画編集をしようと思って始めて旅に、あえて持って行ったのだが、ほとんど使うことが無かった(失敗だった)
2週間程度の旅では、動画撮影を旅の目的としないかぎり、PCで作業するような時間は取れない。
また航空券の取得からホテルの予約、一眼レフのRAW現像などまでスマホで完結してしまう。
それほどまでにスマートフォンは高性能化しているし、ワークステーションとして十分に機能する。
世界一周レベルの期間を見込んでいるなら検討するが、正直言ってPCは一般の旅行者にはまったくもって不要である。
盗難、紛失のリスクが高まるので持っていかない事をオススメする。
・ドライヤー
ドライヤーはあると非常に便利だ。1週間程度の旅にも持っていくことが多い。
ドライヤーを活用するポイントは
体調管理と、衣服の乾燥
特に旅で疲れている時は髪が濡れたままだと風や熱になりやすい、
また時間がなく干した服が乾かない場合があるが、ドライヤーで乾かすことことができる。
一般水準以上のホテルに宿泊ができるなら、備え付けられていることが多い
しかし、旅費を安く抑えようとおもったり、他の旅人との交流を楽しみたくゲストハウスを選ぶ場合、
また今回の南米のような場所には、そもそも発展途上国ではそんな設備はない。意外とオススメのアイテムなのだ。
なお、旅行用のコンパクトドライヤーが存在する。(以下に紹介している)
実際の全装備
では実際の全装備を紹介したい。
<バックパック>
・Coleman Breeze40
メインバックパック
容量は40Lだがだいぶ余る、非常に使いやすいのだが残念ながら廃番
・mont-bell デイバック ポケッタブル ライトパック 13
サブパック、現地について出かけるときにこのバックを使う。
もっとも街歩きに適したバランスのよいバックだ。
<衣類>
・THE NORTH FACE Climb Very Light Jacket
アウターシェル
・UNIQLO UU ルメール ウルトラライトダウンジャケット
ミッドレイヤー
上にも記載したがこの2つの組み合わせが最軽量、高性能、高機動に非常に寄与している。
・ALTORITMO: COOLMAX パッカブルパンツ
神スラックス、わたしは3本持っている。
・GU Tシャツ×2(長、半)、下着×3、靴下×3
・mont-bell スーパーメリノウール L.W.ラウンドネックシャツ
高機能ベースレイヤー。ユニクロのヒートテックを想像して貰えればわかり安いが、性能が段違いそして快適。
ヒートテックと異なり、汗をかいてもほとんどべたつくことがなく、アクティビティに向いている。
私はどこでも使いやすい厚さが中間のものをつかっている。
・モンベル(mont‐bell) サーマテックレッグウォーマーロング
ヒートテックの足版。とおもって貰えれば分かり安い。が、形が全く違うことがおわかりだろうか?
この形状のお陰で、下着一枚分の軽量、コンパクト化が可能だ。
以上の装備で、−15℃のNYとウユニ塩湖のナイトツアーを切り抜けることが出来た。
・ユニクロのショートパンツ
最も軽量なもの、また水着としても使用できる。
★圧縮袋で一番オススメ MサイズでOK
<電子機器類>
・GREGORY ファンブルポーチM コットンウッドカモフラージュ
電子機器類はすべてこのポーチにいれている。多少クッション性もあり整理しやすい
一眼カメラ。フルサイズセンサーを搭載し圧倒的表現力を持ちながら軽量で非常にコンパクト。どこまでもバックパッカー向けと思う。
・単焦点レンズ Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
単焦点レンズ、スナップの軽快感が旅をより楽しくする。
非常にオススメ。キャップを外して転がしてしまったり、チャンスを逃すことがなくなる。
カメラバック
同様に非常にオススメで、バックパッカーにはコレしかありえないと思う。
カメラケースはもちろん、防水バックとして使うことができ、イグアスの滝にいった時、また、リオデジャネイロで突然の大雨のに打たれたときに財布、パスポートなど貴重品類を全てカメラと一緒にこのバックにしまうことで水に濡れることが防げた。1品2役。このカメラバックを使っている安心感はすさまじい。
・GoPro ウェアラブルカメラ HERO5 Black CHDHX-502
全世界これ一つで対応可能、そして私の知る限りもっとも軽量コンパクト。迷ったらこれを。
ビックカメラで確認した中の2口、急速充電対応のAC充電器でもっともコンパクトなもの。
多くの電子機器を一度に充電し、時間がとれない場合もあるので「複数口、急速充電」は必須だ
10000mAhで最小最軽量モバイルバッテリー Gopro、一眼レフなどで電源確保が必要な場合困ることのないサイズだ。
これまで使ってきたライトニングケーブルの中で最も信頼度が高い。
カードリーダー+SDカードでUSB的に利用ができる。意外と印刷が求められるシーンがまだ存在し、あると救われる。
★紹介記事
海外旅行に行きだしてもうずっと使っているコンパクトドライヤー。信頼性が高く、重さわずか310g
・mont-bell コンパクト ヘッドランプ
・mont‐bell クラッシャブル ランタンシェード
ヘッドランプそれをランタンとして利用できるシェード
<アメニティ類>
アメニティグッズ、薬など全てをこのなかに収納 このままシャワールームにもっていきフックで引っ掛けて使用できる
上のトラベルキットパックの仕切りにちょうどジャストで収まる。
長距離のハードな移動や、激しいアクティビティの後に。
蚊を防ぐ力が非常に強い。
<その他>
財布。常にいろいろなメーカーのものを空港のアウトドアショップなどでチェックしているがこれよりよさそうなものはない。
軽い、コンパクト
・マイクロファイバー速乾タオル XS
・バンダナ×2枚
タオル類、普通のタオルは一切持っていく必要なし。
ロック錠 100均でうっているものはすぐに開けることができる(自分ですら開けれる)
これがオススメ。
やっと見つけたコンパクトなメガネケース ★紹介記事
驚くべきほど多くの旅びとがこのモデルを好んで使っている。
日本から持っていくとよい。
銘品、爪切りは旅になれていないと意外と持っていくのを忘れるが1週間〜必須。
・SWISS+TECH ユーティリティー キー型マルチツール
ナイフ、ドライバー、栓抜きなどが一体になったキー型のマルチツール。
これも旅の途中に一回くらい使うタイミングがある。驚きの¥36
・mont-bell(モンベル) フォールディング スポーク
アウトドア用折りたたみ、スプーン&フォーク
他社製品と比較して最も軽量でコンパクトだった。もっていかないと手で食べることになるシーンに遭遇する。
パッキングを通して、「モノ」の姿、カタチ、質量、価値に正面から疑問を投げぶつかり続けていく。
「旅」という実戦にさらされる時間がふえればふえるほど、その本質はあぶり出されていくように感じる。
この過程は 自分にとって本当に必要なものは何なのか? をどこまでもどこまでも、なんどもなんども、考え抜き、浮き彫りにする作業にほかならない、面白くも相対して見えてくるもの、露わになってくるものは、本当の意味で「自分の価値観」なんじゃないのか。
だから僕は旅とバックパッキングが好きなのかもしれない。
とふと考えた今日でした。
以上
※「実際」の旅の装備事例をテーマに1週間ver,2泊3日ver,そして今回の2週間verとまとめてきたこの海外旅行、持ち物シリーズ構想も次のまとめ、というより幹となる記事で一段落です。
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