【8種×9コース】オフタイヤ各種インプレと各コース別マッチング紹介

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こんにちは。

今回は筆者が約6年(記録を付けているのは直近3年で通算127回)の練習やレース、公道で実際に使用し経験したオフロードタイヤ全8種のインプレと全9コースへのマッチングをまとめます。

※筆者経歴
・オフロード歴 6年/エンデューロ国際B級ライダー
〜2013年 KMX125,KDX125SRなどで関西の林道やレースなど

2014年秋ごろから本格的に練習・レース活動を始め週1(=年間53)ペース
2014年 13回 WR250R(自走)
2015年 56回 WR250R(自走)/WR250F
2016年 49回 WR250F/YZ125X

2017年 9回(執筆3月現在)YZ125X
通算 127回

大前提 タイヤ論

グリップ力とは

まず大前提として知っていただきたいのがこの方程式です

グリップ力 = サスの縮み × タイヤの潰れ具合い × タイヤ特性

サスの縮み:これはタイヤを地面に押し付ける力のことです。高校の物理で習う摩擦の公式(F[N] = μ・N ※μは静止摩擦係数、Nは垂直抗力)から明らかに、地面に押し付ける力が強ければ強いほどグリップ力は上がりますね。
身体を引いてボディアクションでググッとリアに荷重を掛けるような乗り方をしたりしますが、押し付ける力の度合いは全てサスを介して地面に伝わるので、垂直抗力はサスの縮みとして簡単に近似してもよいでしょう。バネの方から考えても(フックの法則:F=K・x)これはわかりやすいですね。

タイヤの潰れ具合:これは接地面積を簡素化したものです。タイヤがブチュッと潰れて接地面積が増えれば増えるほどグリップ力は上がるということは感覚的に理解しやすいと思います。みなさんも主にタイヤの空気圧を調整してグリップ力を加減しているとおもいます。基本的に空気圧を下げれば下げるほど、グリップ力は向上します。

タイヤ特性:これはタイヤの形状(=突起の形状)や、タイヤのコンパウンド(ゴムの性質)で異なってくる部分を係数としたものです。タイヤがチビたりして滑るようになる原因は主にこの性能が下がることを意味しています。個々のタイヤのインプレの対象になるのはこれのことですね。

余談ですが、ジャンプ着地時のブレーキングはサスが縮み、タイヤも潰れているので、驚くほど効きますw

タイヤ考察

以降のタイヤインプレをわかりやすくするため、またタイヤの特性を掴みやすくするため簡単な考え方をインストールしてもらいます。

①グリップは面か点か
②コンパウンドは硬いか柔らかいか

これらをマトリクス化するとタイヤの基本的な性質の分類は以下のようになります。

説明
コンパウンド硬い×点グリップ …MXタイヤ
硬いコンパウンドのブロックを地面にぶっ刺して走ります。
このタイヤは特に角が大事のようです。

コンパウンド硬い×面グリップ …ツーリングタイヤ

コンパウンドが硬いと耐摩耗性が高いのでツーリング向き。
グリップ力がないので面でグリップさせます。

コンパウンド柔らかい×面グリップ …トライアルタイヤ

グリップ力の強い柔らかいコンパウンド×面の最強の組み合わせ。
排土性、剛性が欠点といえるでしょう。

コンパウンド柔らかい×点グリップ …エンデューロタイヤ
排土性の高いブロックパターンを採用し、コンパウンド柔らかめで
木、岩盤などへのグリップOK、様々なシチュエーションにも適応できます。

これ以外にもタイヤの剛性や、ブロックのパターン、形状、コンパウンドの組み合わせなど様々な要素が複雑に影響してタイヤが出来上がっていますが、最初はざっくりこの考え方が理解しやすいとおもいます。

では早速私が実際に使ったことのあるタイヤインプレへ。

各種タイヤのインプレ


※基本的に2st125cc 4st250ccクラスで私がチョイスしたorするであろうタイヤサイズをリンクしております。

DUNLOP GEOMAX AT81​

総評 全体的に苦手はないが強い場所もない。全体的に硬い印象が残る。

分類     EDタイヤだがMXタイヤより
タイヤ交換  しにくい
コンパウンド 柔☆☆☆★☆硬
剛性     低☆☆☆★☆強
耐久性    低☆★☆☆☆強

<詳細>
最近(2013年)にダンロップからエンデューロ向けに発売されたタイヤになり、ヤマハのEDバイクの新車にはこちらが新車から装着されています。
EDタイヤという名目ですが、コンパウンドは比較的固めでタイヤの剛性も高くMXよりと感じます。そのためMXコースでのエンデューロやハイスピードコースでキビキビ走るのを得意とするEDタイヤです。
ブロックタイヤですが、新配合のコンパウンドと比較的接地面が大きめな形状のおかげか、めちゃくちゃ得意!という訳ではありませんが木、岩でもグリップします。
耐久性は、角があるうちはかなりしっかりグリップするのですが、角がまるまって来るにつれて急速にグリップが失われる印象が有ります。
タイヤ自体の剛性も高いせいか私はなんとなく疲れる気がするのと、サイドウォールがかなり硬くタイヤ交換がしにくいので僕は少〜し苦手です(笑)

価格も安いし(超重要)ジャンプを練習したかったりハイスピードコースでタイムを出しにいくならコレでしょう。

フロントタイヤ

 

IRC VE-35 VE-33​

総評 迷ったらコレ、圧倒的信頼感の元祖EDタイヤ

タイヤ交換  し易い
コンパウンド 柔☆★☆☆☆硬
剛性     低☆★☆☆☆強
耐久性    低☆☆☆★☆強

<詳細>
かなり昔から存在するEDタイヤです。コンパウンドと剛性のマッチングが良いせいか、木、岩で抜群のグリップを発揮します。ウッズ、ガレで抜群の安心感のあるタイヤです。ゲロライダーにも人気。
AT81と比較されますが、MXコースは剛性の高いAT81の方がよいかな。
耐久性に関して、角が丸まって来てグリップ力が落ちるかと思いきや、コンパウンドである程度グリップし続ける感覚があり結構長い期間つかえてしまいます。
関西地方には迷ったらVEという格言が存在する名品です。
思いつくネックは価格がきもーち高めという点くらいでしょうか。

※本ブログのために保管している所(ロフト)を見てみましたがフロント新品、リア新品と中古で計3本ありました。その位使いやすく手元にあってよいタイヤです。

フロント

リア 

 

IRC IX-09W

総評 激安の割に、かな〜り使えるタイヤ

分類     一応MXタイヤだがほぼEDタイヤ
タイヤ交換  し易い
コンパウンド 柔☆☆★☆☆硬
剛性     低☆☆★☆☆強
耐久性    低☆☆★☆☆強

 

<詳細>
このタイヤの魅力はなんといってもその価格だろう。前後合わせて送料込みで1万円強。
メーカー説明に”ハードからソフトまで、ワイドにカバーするインターミディエイトモデル”とあるようにかなり幅広い用途で使える。AT81より得意なところをなくし、さらに弱いところもなくした印象だ。とりあえずなんでもそこそここなしてします。さらにMXタイヤなのにAT81より剛性が低いので疲れにくい。

個人的に大好きなタイヤだ。

フロント

リア

 

IRC IX-09W GEKKOTA (ゲコタ)

総評 クソグリップを誇る元祖難所系タイヤ

分類     EDタイヤだが、かなりトライアルタイヤに近い
タイヤ交換  し易い
コンパウンド 柔★☆☆☆☆硬
剛性     低☆★☆☆☆強
耐久性    低☆★☆☆☆強

 

<詳細>
難所系タイヤと言われるものの元祖。基本的な考え方はEDタイヤ(MXタイヤ)のパターンにトライアルタイヤのコンパウンドを組み合わせ、排土性を保ちつ面でのグリップが発揮できるようにしたものだ。
それまで難所タイヤの雄だったVEと比べてもよりコンパウンドはやわらかく(ふにゃふにゃ)、剛性も低いためタイヤは潰れて路面を面でグリップする。
難所では無敵のグリップと良好な排土性を発揮するが、剛性の求められるハイスピードレース、ジャンプなどは苦手か。
耐久性に関して、ブロックは一瞬で角がなくなってしまうが、面でグリップできるので、思ったより根本的なグリップ力は落ちない。
レースでつかうなら、1、2、3回の使用が限度だろうか。
画像の状態で確かレース3回使用だったはず。

<私的考察>もともとEDレースでトラタイヤ(ツーリスト)がクソグリップする。という情報がmixiなどで流行った。一部のオタクがその異次元グリップを溺愛しツーリストの改造:ブロックを飛ばし排土性を上げるなど。が行われた。(そのタイヤはトラクロスとよばれてたはず)こういったムーブメントがゲコタ発祥の背景になっているのでは?と勝手に推測している(笑)

フロント
※リアに遅れて最近発売になった。

リア

 

IRC  TR-011 TOURIST(ツーリスト)

総評 トライアルタイヤといえばこいつ、実は最強の自走オフローダー向けタイヤ

分類     トライアルタイヤ
タイヤ交換  し易い
コンパウンド 柔★☆☆☆☆硬
剛性     低★☆☆☆☆強
耐久性    低☆☆☆★☆強

 

<詳細>
やわらかいキャラメルがたくさんくっついたようなタイヤだ。
ガレ、木、ウッズなどでは面×柔らかコンパウンドにより史上最強のグリップを発揮する。タイヤがぐにょっと路面を捉えている感覚「グリップとはコレか!!」を体感できる逸品だ。笑
実はそれ以外の路面でも十分なグリップ力を発揮してしまうチートタイヤ。ほんとうに苦手なのはドロ、粘土といった排土性が必要とされる場面なのだが、これも空気圧をおとすとあら不思議とクリアできたりする。空気圧を上げればコースも自然に走れる。タイヤ自体に剛性がないので空気圧で変幻自在という感覚だろうか。

ルックスに関してはかっこ悪くなってしまう感は否めない。。
耐久性という観点では、柔らかいコンパウンドの性質上、減りははやいはず(それでもなお公道走行を想定しデザインされたタイヤなため、摩耗はゲコタなどよりはかな〜〜〜り遅く感じる)であるが、消しゴムが使い始めと使い終わりでほとんど消す能力が変わらないのと同じように、ブロックが減っていってもグリップ力の劣化はほとんど感じない。(ブロックによる路面追従と排土性は落ちるだろう)


※私はここまで使ったことがある(まだグリップしていた)

したがって驚異的なロングライフを実現できてしまう。
汚山(アタック林道のこと)仙人や玄人が好みのタイヤのようだが、私は初心者(特に自走派)にオススメしたい。なぜならこのタイヤのグリップ力の高さと高耐久性によって、安全かつ有意義、急速にオフロードバイクの基本的な操作、特性を学ぶことができると考える。
ただある程度初級を脱して来たライダーは、通常のEDタイヤで練習しあえてタイヤをグリップさせない走り方や、ボディアクションによってグリップを稼ぐ能力を身に着ける必要があるだろう。(トラタイヤのグリップに頼っちゃだめ!w)
柔らかコンパウンドからもたらされる路面に吸い付くオフロードらしからぬ究極グリップ感覚は貴方のoffroad-experienceを一つ格上げする。
オフロードバイクにハマっている人使ったことの無い人は一度は試す価値ありまくりだ。

フロント

リア

 

MICHELINミシュラン CROSS AC 10

総評 安い、グリップ、公道可、3拍子揃った all80点のアウトドア、レジャータイヤ

分類     EDタイヤだが公道向け
タイヤ交換  比較的し易い
コンパウンド 柔☆☆☆★☆硬
剛性     低☆☆★☆☆強
耐久性    低☆☆☆★☆強

 

<詳細>
公道走行可と銘打たれたタイヤ(WR250R純正のTW-301やダンロップで最もオフロードユース向けのD605)の中ではこのAC10だけ飛び抜けてグリップ力が高い。得意、苦手な路面がなく、私の友人がall80点タイヤと言っていたのに非常に納得した事を覚えている。一度競技車両のWR250Fに使ってみたが、グリップ力に不満を感じることはなかった。

iX-09wなみに非常に安いので価格については120点だろう。
というよりも自走タイヤを色々と物色していても、AC10の価格が安すぎるので、まぁこいつにしとけば不安ないや。と最終的にAC10になってしまう(笑)
ほんとに一時期私はコレばっかり使っていて、剣山スーパー林道へのツーリングもこのタイヤだった記憶がある。
公道走行向けなせいかEDタイヤとしては耐久性はある方だと感じる。
さらに回転方向の指定がないので、ちびたら逆履きすることが可能だ。
ちなみに公道可というのはブロックなどを最適化し走行時の振動や、路面でのグリップにもある程度の配慮をもたせたものだと感じる。高速を走る可能性があったりするなら、EDタイヤよりも公道可タイヤがオススメだ。

フロント

リア

 

PIRELLIピレリ MT21 RALLYCROSS

総評 オフロードとロングツーリングで楽しみたい方向け高耐久タイヤ

分類     ツーリングタイヤ
タイヤ交換  しにくい
コンパウンド 柔☆☆☆☆★硬
剛性     低☆☆☆☆★強
耐久性    低☆☆☆☆★強

 

<詳細>
このタイヤはコンパウンドがかなり硬く、ロードユース、ツーリング向けなのですが、ブロックのパターンが過激に設定されているので、ツーリングタイヤにしてはグリップ力がとても強いタイヤです。ただし岩、木などはやはり滑りますし剛性が高いので弾かれる感覚があります。

価格は高めですが、耐久性がかなり高く、長く使えるタイヤとして有名です。
したがって、長距離走るラリー、普段使いでたまにオフロードも頑張って走ってみたいというような方に、オススメのできるタイヤです。
私は北海道宗谷岬での年越しツーリングにてWR250Rにスパイクタイヤのベースとして採用しました。

 

フロント

リア

 

BRIDGESTONE ブリジストン TRAIL WING TW301/302

総評 MT21より安く性能も低いWR250R、セロー純正タイヤ

分類     ツーリングタイヤ
タイヤ交換  比較的しにくい
コンパウンド 柔☆☆☆☆★硬
剛性     低☆☆☆☆★強
耐久性    低☆☆☆☆★強

 

<詳細>
基本的な製品の方向性はMT21と同じで似ているがよりオンロードむけ。WR250Rの納車時に装着されていたので公道を長く走る機会には都度タイヤ交換して使っていた。よく東富士演習場までツーリングや、東京↔大阪間の往復などに行っていた。耐久性に文句はないがMT21より多少劣る印象だ。とはいえエンデューロタイヤの比ではない。
ダート上でのグリップ力はMT21の方がいくぶんよい。岩、木などではほとんど大差なし。価格はMT21よりも安い。
MT21、TW−301/302 、もしくは私は使用したことがないが、ダンロップのD603などいずれにせよ本格的な競技としてのオフロードバイクの練習には残念ながら適さない。

フロント

リア

 

 

コース別・用途の視点からオススメタイヤ考察

自走ライダー

セロー、WR250R、KLX250、CRF250など俗にトレールバイクと呼ばれるものに乗っている方は基本的に自走でダートや林道へアクセスする方がほとんどだとおもう。私も過去はKDXやWR250Rで自走していた。
ここで重要なのが、オンロード/オフロード走行どちらが主体なのか?もしくはどちらに重きを置きたいの?かということだ。

✔オンロード主体の人
オフロードバイクは通勤で使ってたり、よく数百キロほどのツーリングにでかけたり、高速に乗ったりで、ダートは楽しむほどでよい

この方は純正に採用されているタイヤを中心に選ぼう。
他車種でパターンが気に入ったものや、値段が安いもので問題ない。

ツーリング(舗装路)中心なのにブロックタイヤを履いてもツライだけ、僕はツーリングのたびに純正タイヤへわざわざ履き替えてたくらいだ。(上画像)

たまにフラット林道にふらっと入るくらいなら純正が快適!

※以下の純正採用のなかではGP2122が一番安いようだ。

各社トレール 純正タイヤ 一覧
バイク名 タイヤメーカー フロント リア
WR250R/セロー ブリジストン TW301 TW302
CRF250L IRC GP21 GP22
KLX250 ダンロップ D605 D605

もうすこしオフロード走行を楽しみたいな。という方はダンロップD603ミシュランMT21あたりから試してみるといかがだろう。

✔オフロード走行主体の人

ツーリストもしくはAC10がオススメだ。次点でMT21

基本的にはどれだけ走っても減りが気にならない!ロングライフで死ぬほど練習できる!公道でも快適!なツーリスト押しなのだが、ルックスがイマイチなのは否めない。
ブロックタイヤがいいという人は公道可の中で最もグリップ力の高いAC10がオススメだ。練習場まで距離があるならMT21が選択肢にはいってくるだろう。

レース用タイヤを履くのもありだと思うが、そこまでシビアにするなら潔くトランポ+レーサーを購入するべきだろう。どうしても競技用タイヤを履くなら減ってもコンパウンドでグリップできてライフ長いVEがよいだろう。

爺ヶ岳スキー場 長野

✔ヒトコト
ガレ、岩、木、ウッズ、ウッドチップなんでもありのJNCCが誇る日本最強のクロスカントリーコース

✔オススメタイヤ

VE33/35

✔コースとタイヤマッチング詳細

このコースの最大の特徴はなんと言ってもその路面の多彩さに有るだろう。ガレコンプガレ、RRR(ロックンロールリバー)といったバスケットボール大の岩がのガレ場から、腐葉土の上に落ち葉がつもり、枯れ木、草木がうっそうと茂るウッズ、スキー場のゲレンデ面にはウッドチップがまかれている。

こういったなんでもありのシチュエーションで真価を発揮するのがまさにEDタイヤだ。
ガレやウッズにフォーカスを当てるなら、ゲコタやAT81EXなどの難所系タイヤもオススメできるが、120分〜180分の長丁場レースでどこでも安定した性能を発揮できる、オールラウンダーのVEをオススメしたい。

プラザ坂下 大阪

✔ヒトコト
晴れるとカチカチ、雨だとじゅるじゅる関西最大の超ロングなほぼMXコース

✔オススメタイヤ

AT81など、角があるMXタイヤ

✔コースとタイヤマッチング詳細

基本的に、ガレ、岩、ウッズはほぼなく、超長いMXコースやんけ!などと言われている(笑)
めちゃくちゃ苦手なタイヤはないと思われるが竹林のところなど、粘土質の部分もあるため、ブロックタイヤがよいだろう。(私は夏に開催される6時間耐久レースもツーリストで走った)
また走ったことが有る方は分かると思うが、非常にハイスピードコースである。したがって、ある程度タイヤに剛性が有るMXタイヤもしくはMXベースのタイヤをオススメしたい。
付け加えると、ここ数年坂下では丸太カルチャーが侵食しており(笑)JEC、JNCC、WEXなどでもほぼ確実に丸太が使用される。丸太へのグリップも期待できるEDタイヤの中で最も高剛性なAT81あたりが落とし所ではなかろうか。

余談だが、プラザ坂下の土質は【山砂】と呼ばれており、細かい粒子が非常に硬く尖っているため、特にマディのレースではブレーキパッド、ディスクローターに与えるダメージが非常に大きい。
ひどい時では1レース走りきるとほんとにパッドがなくなってしていたりする。

猿ヶ島 神奈川

✔ヒトコト
関東、日本最後のオフロード楽園”これぞ河川敷”のモンキーオフロードアイランド

✔オススメタイヤ

VE33/35 or ツーリスト

✔コースとタイヤマッチング詳細

この場所は相模川が構成した問答無用の”河川敷”なため、土質は大〜小の岩(玉砂利)と、砂がメインとなる。中洲ED、Mコースといった場所では腐葉土も存在する。

ここでは練習走行がメインになるであろうからできるだけ耐久性が高く、摩耗によってグリップ力が低下しにくく、かつ安価なタイヤがよいだろう。

そう考えるとコンパウンドによって最後までグリップが期待できるVEか圧倒的なライフを誇るツーリストがよい。
やはりここでも安定しているのはVEと感じる。
私は半年ほどツーリストをひたすた使い込んでみたが、かなり得意とするシチュエーションだ。

スラムパーク瀬戸 愛知 CGC

✔ヒトコト
瀬戸焼きで有名な超粘土質コース

✔オススメタイヤ

ゲコタ or AT81EX
※CGCの場合

✔コースとタイヤマッチング詳細

スラムパークは毎年CGC(中部ゲロカップ)が開催される場所だ。ここは全国屈指の粘土質のコースである。ひな壇の後ろには激下り、激ヒルクライムもありタイヤそのもののグリップがかなり高いレベルで要求される。

完走したい人、怪我の危険性をできるだけ落としたいひとは、必ず難所系タイヤを履こう。またここでは粘土にたいする排土性が求められるので、ツーリストは向かない。ゲコタorAT81EXor540Xからチョイスしよう。新品タイヤを強くオススメする。

クロスパーク勝沼 山梨

✔ヒトコト
関東ローム層の本気を見る、雨が降るとマジで帰りたくなるコース

✔オススメタイヤ

VE33/35

✔コースとタイヤマッチング詳細

関東ローム層という過去に富士山噴火により堆積した火山灰由来とおもわれる粘土質コースだ。(スラムパーク瀬戸とは少し異なる)

雨が降ったり日陰などは強烈にすべる。どの位すべるかというと走っていて”チュルン”一発で気がつくと横倒れになっているレベルだ。これは表面のドロはもちろん滑るのだが、そのすぐ下がカッチカチに硬いため余計滑るのだと思われる。よく勝沼のレースで大坂とよばれる登りをタイヤがひたすらくるくる回転し、まったく登れなくなっているシーンをご覧になった方は多いかもしれない。

となるとタイヤのチョイスはむずかしいが、過去にツーリストで参戦した時は非常に良好な感覚であったことをここに記す。それは下の硬いところとツーリストが面でグリップしているためだと推測する。

モトクロスゾーンを抜けると林間の下りになる、きつい下りや、シングルトラックでの切り返し、丸太なども存在するのでエンデューロタイヤをチョイスすることをオススメする。剛性がもとめられるようなコースではないのでVEを選んでおけば天候に関わらず心配はないだろう

コスモスポーツランド 富山

✔ヒトコト
路面の種類が多い、北陸最大のMX/EDコース

✔オススメタイヤ

AT81 ix-09w

✔コースとタイヤマッチング詳細

2017年JECの全国大会が開催されるコースだ。
このコースは大きく2部のゾーンで構成されている。
トラック形式のモトクロスコースと、ちょっとしたガレやウッズ区間の存在するエンデューロコース。

基本的な性質は粘土っぽいのだが、引っかかるようなシチュエーションは存在しない。

私はエンデューロ区間に関してはなんとなく猿ヶ島の中洲EDコースやMコースに近い印象を受けた。

MXコース部分はプラザ坂下ばりのロングストレートがあったり、アップダウンからのフルブレーキング→コーナーリングなどが多く急加減速のコントロールが求められるためタイヤ自体に剛性があったほうが走り易くタイムが出やすいのではと感じた。(テスト区間はMXコースEDコースどちらも走らされる)
※上画像のフロントタイヤ(VEでした)の潰れ具合をみてほしい。

私ならMXベースのAT81 ix-09wを基本(テストのED区間に焦点を当てるならVEも)としたチョイスをするだろう。

スポーツランドSUGO エンデューロコース 宮城

✔ヒトコト
深い山の奥に存在する大自然☆満喫エンデューロコース

✔オススメタイヤ

VE33/35

✔コースとタイヤマッチング詳細

ここは私が走ってきたなかでもかなり面白いコースであった。
本当に山の中、川の地形をそのまま利用し大自然の中で、エンデューロレースの楽しさを味わうことができる。

林間区間の強烈な下り、登り、川の岩盤の下りが存在するのでエンデューロタイヤがベストだ。雨がふるとニュルニュルの土が流れ強烈に登りにくくなる。

私ならVEをチョイスする。

オーランドパーク宍原 静岡

✔ヒトコト
コンパクトさゆえ、テクニック必須の中途半端riderサ・ヨ・ナ・ラコース

✔オススメタイヤ

VE33/35

✔コースとタイヤマッチング詳細

アップダウンの激しい林間コースと、体育館ほどの広さの小さいトラックコースで構成されている。

林間コースは基本的に腐葉土ベースだが掘れて下の硬い地盤が見えているのが全体的な様体だ。”半島”と呼ばれ、強烈な下りと木の根が横たわりタイヤのトラクションを妨げる登りが目玉となっている。それ以外はとくにボディでトラクションさせる技術の無い私のような人間であればタイヤのグリップに頼らざるを得ない。

トラックコースはちょうどサッカー場とバスケットボール場の中間ほどの大きさであろうか。EDコースにしては手狭ゆえ、オーナーが考えに考えつくした瞬発力、マシンコントロールなど総合力の要求されるコースレイアウトとなっている。

JEC等でこのコースを攻略するなら、難なくルートの林間コースを走りきれる技術力がないなら、まずこちらにタイヤ焦点をあてた方がよい。特に雨の日は強烈だ。

とはいっても難所系タイヤではテスト(トラックコース)でのタイムが全く期待出来ない。

したがってルートに対応でき、テストでも攻めれるだけの性能があるVEをオススメする。

チューブ、タイヤ交換のノウハウ、お役立ち情報

チューブの選び方

レースに出場する場合ヘビーチューブに交換しよう。ヘビーチューブとは文字通り肉厚になっているチューブのことだ。オフロードバイクは空気圧を下げて走るためコアの部分が回転に引っ張られて根本から裂けやすい。

ちなみに同じヘビーチューブでもDUNLOPに比べてIRCのチューブの方が肉厚で重い。(体感1.5倍ほど)
そのため運転感覚やフロントタイヤが障害物に当たった時などの感覚はDUNLOPの方が個人的に好み(結構違う気がする)ただIRCのほうが断然安いく分厚いので物理的にも丈夫だろう。

したがって私はレーサーにはDunlop、トレールにはIRCを勧めている。がご自身の好みで選べばよい。
一般的なフロント21、リア18インチのバイクならこのサイズでいけるはずだ。

★IRCヘビーチューブ フロント21
IRC(アイアールシー)井上ゴムバイクタイヤチューブ 2.75:3.00*80/100-21 バルブ形状:TR4 リム径:21インチ HEAVY TUBE 459091 二輪 オートバイ用

★IRCヘビーチューブ リア18
IRC(アイアールシー)井上ゴムバイクタイヤチューブ 3.50:4.10*100/100*120/80-18 バルブ形状:TR4 リム径:18インチ HEAVY TUBE 459151 二輪 オートバイ用

★DUNLOP フロントチューブ 21インチ
DUNLOP(ダンロップ)バイクタイヤチューブ 275:300*70:90/100-21 バルブ形状:TR4 MOT リム径:21インチ オフロード競技用強化チューブ 136571 二輪 オートバイ用

★DUNLOP リアチューブ リア18インチ
DUNLOP(ダンロップ)バイクタイヤチューブ 110:120/100-18 バルブ形状:TR4 MOT リム径:18インチ オフロード競技用強化チューブ 134959 二輪 オートバイ用

ビートストッパー フロント×1 リア×2

レースに出場する際、オフロードバイクほ本格的に練習する場合は必ずビートストッパーを前1、後ろ2でつけよう。特にセクションや林道でハマってスタックしタイヤが空転しながらアクセル開けまくるシチュエーションになりやすい初心者は必須だ。

トレールだと、穴があいてない場合があるが、その際はドリルで穴を開ける。

★フロント用ビードストッパー
DUNLOP(ダンロップ)ビードストッパー メタルタイプ(M) 適用リム幅:1.60 430069 二輪 オートバイ用

★リア用ビードストッパー(必ず2つつけよう!)
DUNLOP(ダンロップ)ビードストッパー メタルタイプ(M) 適用リム幅:2.15 430073 二輪 オートバイ用

こちらも一般的なフロント21、リア18インチのバイクならこのサイズでOKだと思うが、念のため、自分のホイールに印字してある数値を見て確認していただきたい。

タイヤ交換オススメ道具

過去に作成した記事だ、参考になればありがたい。

 

【タイヤ交換ツール】Motion Proレビュー&僕のスタメン紹介
今日はMotion Proの①Rim Shield Ⅱ(リムシールド)と②BEAD BUDDY Ⅱ(ビードキーパー)を購入して見たので、憧れの“辛口”レビューをして見る(笑)その前にみなさんMotio...

また、お気づきの方がいらっしゃるかもしれないが、バイクのタイヤを保管する際はサランラップで巻いて保管することで以下のメリットがある。

・タイヤの劣化が防げる
・持ち運びが楽
・保管場所がゴム臭くならない
・手、壁、トランポが汚れない

以上の情報が何かの参考になり、皆さんのオフロードライフがより楽しいものになると嬉しいかぎりだ。
では。
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