こんにちは。今日はSRのリア・サスペンションについてまとめて行きたい。
僕はカフェレーサーカスタムに仕上げたのSRにのっていたので、
・純正ルック、カフェ風を目指す方
・できるだけ低コストで、乗り味の向上を目指したい方
・SRに適合するサスペンションの全体感をしりたい方
上記の方には参考になるとおもうが、逆にチョッパー風のローダウンの方向を目指す方にはあまり参考にならないかも。。。
リアサスペンション・ショックを変えるとどうなるか!?と性能、セッティングについて
僕自身は、オフロードバイクのアマチュア選手としてレーサーに乗っている。
オフロードバイクはオンロードバイクと比較してサスペンションのストローク量が非常に多く、また動きがダイナミックなので、サスペンションを使うことが非常に重要となる。
ここでは、構造や性能、セッティングについて詳しく述べることはしないが、サスペンションは大枠で「スプリング」と「ダンパー」というもので構成されている。
社外サスではスプリングのイニシャルとダンパーの減衰力(伸び側)が調整できることが多い。
イニシャルはバイクの姿勢(前下りか、後ろ下がりか)と体重や積載量に合わせた対応を担う。
減衰力はサスがボヨンボヨン動くのを減衰する能力のことです。強めにすると乗り味は硬くシャキッと、弱くすると乗り味は柔らかく感じると思う。
※ちなみに純正のサスペンションはスプリングイニシャルしか変更出来ません。
いまとなっては、オフロードバイクを通してサスについてもある程度の知識と経験を積むことができたが、
サスペンションの性能について感じることが出来た初めての体験が、実はSR400のサスペンションを純正からKYBのKGS325に交換した時でした。
当時の私は大学生で5万円は本当になけなしの金額でしたが、
走り出した瞬間に「なんじゃこりゃ〜〜〜!!」と違いを体感、感動したのを覚えております。
<サス交換のメリット>
・「まっすぐに走っているだけ」で直進安定性が全くことなる
地面への張り付き、グリップ感、が高まります。
・コーナーでの安心感、張り付き感Up、コーナーリングがものすごく楽しく楽になる。
・高速走行時に非常に安定、心理的に安心してはしることができるようになった
・結果として疲労感がすくなくバイクに乗るのがより楽しくなった
・カスタムの方向性に合わせてチョイスできるのでルックスがよく、オリジナリティを出せる。
SRの純正サスはいってはあれですが、レトロバイクとして一般人が最低限満足できる程度を想定して作られているはずですのでの出来はそこそこ。
とくに中古で購入されたSRのサスはふわふわとしていることが多い。
SRのカスタムにおいて大きな変化を感じられるのは順に
①キャブレター交換(FCRやCR、TMRによるドライバビリティ、性能の変化)
②マフラー交換(性能というより音の変化)
③リア・サスペンション交換(走行性能の変化)
だと思う。
リアサス交換はそれほどSR乗りにとって効果を感じやすい、費用対効果の大きいカスタムといえるでしょう!
今日は、特に入手しやすい〜5万円ほどのオススメサスについてまとめて行きたい。この中から気に入ったルックスと価格で選んでいただければ良いでしょう。
ハイパフォーマンス系のSRを目指さないかぎり今日紹介のサスで満足できるだろう。
得にサスペンションの性能はスイングアームやフレームの構造や剛性と(ホイールやアクスルシャフトなんかも関係)非常に大きな関係があるので、
1978年に初期設計がされた鉄フレームのSRに必要以上に高性能高価格のサスペンションを導入するのは、あきらかにTooMuchで、完全に自己満足の世界だ。
では、早速!
超イチオシ! KYB KGS325
僕がもっとも一押ししたいのはKYBのKGS325
もっともオススメしたいのがこちらだ。(私自身が使っている。)
サスペンションとして非常に仕上がりが美しい。SRにピッタリのルックスである。
また、性能でいうと一般のSR乗りは完璧に満足できると思います。これ以上は不要。
スプリングには贅沢にも不等ピッチが採用されている。不等ピッチスプリングは巻きの強い部分と弱い部分で異なるレート特性を持っているため荷重の強弱によって「初期でよく動き、ストローク量が多い奥で踏ん張る」という、良いサスとはなにか?で聞くようなしなやかな対応が可能。
SR乗りにとってほぼ完璧なスペック、ルックスと価格を持つ大満足リアサス。
細部までこだわった、アルミ削り出しのボディーにより、バイク自身の雰囲気をより美しく引き出し、仕上げの良さをアピールできるリヤサスペンション。
仕様
●単筒ガス式リヤクッションユニット
●伸側ダイヤル式減衰力調整(4段)
●ネジ式スプリングイニシャル調整(無段階)
●オールアルミボディー
●取付長:325mm
●ストローク 68mm
カヤバ(KYB) TGS325
信頼のサスメーカーカヤバの(KGSよりも)ロープライス版と考えて頂いたら良いだろう。
イニシャルが無段階ではなく、5段式で、ボディの素材もことなる。価格重視の方はこちらがよいだろう。
●ガス式リヤクッションユニット
●伸側ダイヤル式減衰力調整(4段)
●カム式スプリングイニシャル調整(5段)
●スチールボディー
●取付長:325.5mm
●ストローク 68mm
デイトナ(DAYTONA) リアガスショック ハイポテンシャルタイプ
おそらく、最も入手がしやすく、一番最初に検討の候補にあがるのがこちらデイトナショーワ製のハイポテンシャルタイプのサス。
スプリングブラックでリア周りの印象を締めてくれる。
価格が2万5000円ほどと安いわりに、性能に関しても大変に評判がいい。伸び側の減衰調整はKYB KGS325の4段よりも多い11段。
オフロードバイクなどだと10数段刻みであっても1段で結構かわるので、このサスもより細かなセッティングができる。
私はKGS325と最後の最後まで悩んでルックスと質感でKGSを購入した。
コストパフォーマンスはおそらくピカイチ、迷ってとりあえず社外ショックを試してみたい方にはこちらが失敗のない最適解だろう。
●ボディ:クロームメッキ仕上げ
●スプリング:ブラック塗装仕上げ
●バネレート:1.6kgf/mm
●取付長:320mm
●伸び側減衰力調整:11段階
●イニシャル調整:5段階
性能面を重視した本格的なリアショック。
低価格ながら、伸び側減衰力11段階調整、イニシャル5段階調整が可能。
ダンパーボディはスチール製クロームメッキ仕上げ。スプリングはブラック塗装仕上げ。取付長320mm。
HAGON リアサスペンション YAMAHA SR500/400 32011
イギリス製のサスペンションだ。なんといってもルックスが本物。英国風、レトロルックを大事にしたい方はリプレイスリアショックではこのHAGONが実質的に本命ではなかろうか
このサスペンションを取り付けたバイクに小一時間乗ったことがあるが、走行性能は純正よりも良かったと感じたことを記憶している。
よりレトロルックなハーフカバー、フルカバータイプもラインナップ。
イギリス・ガーリング社の伝統を引き継いだスリムで美しいデザイン・従来のツインショックと比べても軽量な仕上がり。 国産・外車、旧車~最新バイクまで他社を圧倒する豊富な適合車種を持ちます。あらゆる温度範囲で確実に作動させるようダブルシールされた、モノチューブ構造のガスショック。各車種別に設定されたスプリングとブッシュによりボルトオンで装着ができ、走行性能を高めます。純正部品のリプレイス用ショックとしても多く使用(Amazon商品説明よち)
IKON
こちらもKYBのKGSと同様に不等ピッチスプリングが採用されていて、よく動くと評判のKGSよりも柔らかいようだ。
KGSと同様に性能に関して評価が高いサスペンションである。
IKONは、昔「バイクサスペンションを交換するならKONI」といわれるほど有名なブランドKONIにルーツを持つ。
KONIは1857年にオランダで創業した歴史と伝統を持つサスペンションメーカーだ。名前が変わった背景には大人の事情があるようで、KONIは一度2輪用サスペンションの製造を中止。その2輪用KONIの製造権をオーストラリアを拠点とするプロベン社が買い取り、製造販売を南半球オーストラリアで始めた。KONIというブランドは4輪用があるので使用できない大人の事情があるようで、IKONブランドで製造販売されているとのこと。.
、
念の為5万円以上のハイスペックのサスペンションについてもまとめてみたい。
というよりもサスペンションでドヤ顔トークするため(ついていくため)の知識だ。
僕個人の意見だがこのクラスの性能は完全にSRのボディ側の性能を超えている(笑)それがまたSRの楽しいところなのだと思う(笑)
オーリンズ 36P
リザーバータンク付きの憧れ、泣く子も黙るオーリンズ。
とくにスポーツ走行時に安定した性能を長期間発揮することができる。
ハイパフォーマンス系のSRの方から絶大な信頼を得ている。
私も一度のったことがあるが、結構固めの印象を覚えている
※超蛇足だが、YamahaのXJRなどに純正でついているヤマリンズを流用することもできるという話を聞いたことがある。
オーリンズ 36E
オーリンズのリザーブタンクがついていないモデル。
SRにつけるのならこちらのほうがルックス的にマッチしていると思う。
レトロ感を大切にしながら、走りも追求している方がつけている印象が大きい。
その他、ホワイトパワー、クァンタムなどからもSR用のハイパフォーマンスサスが出ている。
が、マニアックすぎたためかリンクがでてこなかった。
以上
よいSRライフを!
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