レビューGodox「TT685S」は『押さえの高出力ストロボ』TT350、V860との比較

SONY α7

こんにちは、やたらとフラッシュ関連のレビューが多めの本ブログでございます。
おそらく光るものが好きなのかもしれません。

 

さて、私はフラッシュシステムをGodoxに完全移行しました。

 

SONY α7のフラッシュシステムを純正からGodoxに完全移行しました。
皆さんこんにちは。 僕はカメラマンとしてのキャリアの、初期からソニーのα7でスタートしました。必然的にストロボもSONY純正を使っていたのですが、先日、悪名高きホットシュー部分を破損させてしまったこ

 

 

メインのフラッシュとしては軽くてコンパクトなTT350Sを使用しているのですが、今日は押さえの上位機種であるTT685Sについてレビューします。

外見

大きく重い 電池込みで521g SEL1635Zとほぼ同じ重さ

大きさは大きめで、単3電池4本駆動のためずっしりとした重さがあります。大きなパワーが出せる一方で、ボディは大きく重さもそれなりになります。
参考まで下の画像で装着しているSEL24105Gが663g SEL1635Zが518gですので小三元のズームレンズとほぼ同じ重さです。
ストロボを使う場合、メインでTT350を使用し光量が必要ない場合にはTT685はできるだけ使用したくありません。笑

インターフェイスは慣れると扱いやすい。

もともとソニー純正のストロボとTT350Sを使用していたときはGodoxのインターフェイスの意味のわからなさに困っていました。というのもTT350Sはコンパクトなストロボのため操作用のボタンが少ないのです。

TT685も最初は戸惑いましたが、ボタンが多いので慣れると、素早く直感的な操作ができるようになります。

 

α7iiiに装着したイメージ

24-105mmのズームレンズと同じくらいのボリューム感と重さがあります。

 

とりあえずこれ一本持っておけばどこでも撮れるという安心感。

基本性能は全部入り 

ストロボを使用する場合に必要な機能は全部入りです。基本はマニュアルでとれてTTLとハイスピードシンクロあたりができればOKですよね。

 

・TTL自動調光対応
・同期モード:ハイスピー​​ドシンクロ/先幕シンクロ/後幕シンクロ
・マルチフラッシュ

・ワイヤレスフラッシュ(光伝送および2.4G送信)
・ワイヤレスフラッシュ機能:マスター、スレーブ、オフ
・フルパワーフラッシュ:約 230回(2500ミリアンペアニッケル水素電池)

GN60 はまさしく”必要にして十分” →仕事用にはマスト

ストロボを購入する際に必ず目安となるのが、ストロボの発光できる光量の大きさを表すGN(ガイドナンバー)です。

私はTTLが必要な場合、ほぼすべての方にTT350Sをオススメしていますが、こちらのGNは36で中程度のパワーになります。

昨今のカメラはセンサー技術の進歩により高感度性能が上がっておりますので、少ないGNでも照射角を絞るなとそれなりに撮影することが可能です。しかし、被写体と距離、もしくは天井などのバウンス面との距離が長くなる場合は光量が足りなくなります。
※ストロボ光は距離の二乗分の一で減衰するため。

https://ja.wikipedia.org/wiki/逆2乗の法則

 

これは例えばイベントなどでスピーカーを70-200mmや135mmの望遠レンズで撮影する場合などには、それなりに大きなGNのストロボが必要ということです。GNからストロボ光がとどく距離は計算する式があるので、興味がある方は調べてみてください。

 

GN60という数字は各社のクリップオンストロボのフラッグシップモデルの設定です。

 

○キャノンフラッグシップモデル スピードライト600EX II-RT

https://cweb.canon.jp/camera/eos/accessary/detail/1177c001.html

 

○ソニーフラッグシップモデル HVL-F60RM 
https://www.sony.jp/ichigan/products/HVL-F60RM/

 

GN60があればほとんどすべての撮影シーンに対応することができます。

仕事で撮影を行う方は用意しておきたい高パワーのストロボです。

「価格が安い」ため仕事や急な撮影の「押さえ」として購入しやすい。

価格は非常に安いです。カメラメーカーのフラッグシップモデルの5分の1程度の予算で購入できてしまうのでもはや破格といって過言でない製品です。
撮影の仕事に携わっている方、カメラが趣味で「写真うまいよね、ちょっと来週のイベント撮ってよ〜」などが起こりうるセミプロ級の方はとりあえず持っておいて良い製品だと思います。
機材配置の基本的な考え方として、まずはどんなシーンでも撮り切れるだけの機材を準備しておくことが大切です。

 

TT350Sとの比較


私はメインでTT350Sを使用しております。一番最初にTTLのストロボを購入する方にはこちらとワイヤレスコマンダーををオススメします。

大きさと重さが倍程度違い、ハンドリングや疲労感が全く異なっています。
駆動電源が単3電池 2本と4本の違いがあり連射時などのチャージの速度はTT685の方が早いです。
インターフェイスに関してもTT350Sは操作性が劣ります。

 

 

V860Sとの比較

 

こちらは専用のリチウムイオンバッテリーを使用することでリサイクルタイムが早くバッテリーライフも長いです。
基本的な外見や機能はほぼ同じだと思います。連射する撮影を行うなどチャージ時間が早い必要がある場合はV860Sを選びましょう。なお私の周りのカメラマンの大勢はV860をメインで使用している方が多いです。

単三電池駆動の製品は、わざわざストロボバッテリー用の充電機器を用意しなくても良い、充電の手間がかからないこと、また最悪バッテリーを忘れてしまってもコンビニで電池を入手して駆動できるというメリットもあります。

 

以上、参考になれば幸いです。

 

 

 

Comments

  1. ryuou より:

    いつも楽しみに拝見しております。私はα7r3を使っていて、ストロボはTT 685Sを使っています。
    主な被写体はポートレートでXproでワイヤレス発光をさせているのですが、たまに発光しなくて撮影ロスがあります。
    GODOXのストロボを使用されていてそういった場面はないでしょうか?
    また、解決方法をご存知でしたら教えてください。

    • from_exp より:

      こんにちは!コメントどうもです。私も発光しないことが多々あります、無線のトリガーの問題というよりも、その大半は連射時にチャージが追いついていないことが原因のようです。私も人物撮りでの使用がほとんどなので焦りますが諦めております。笑 気になるようであれば充電池は劣化するので買い直すとマシになります。それかリサイクルタイムのはやいVシリーズですかね、、、。

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