【危ない】外車4stエンデューロレーサー(KTM/ハスク)について思うこと

オフロード

こんにちは。

今回はちょっと批判とも取られかねない内容になってしまいますが、
ライダーとして、ひそかにずっと気になっていた外車4stエンデューロレーサーのある部分について。
特定の人間、モノを非難しているわけではなく、投げかけです。

ずばり、出落ちです。

1.KTM、ハスクのエキパイ、マジ危なくないですか?

この車両はガードがついて居ますが(流石です)
純正だとエキゾーストパイプがそのままけっこう出っ張っています。

2.エキパイに触れてしまう危険性

エンデューロという競技は、その特徴として転倒がつきもので、そしてバイクに挟まる転倒の可能性があります。
ブーツを履いているので、足がエキパイと地面に挟まったとしても大事にはなりませんね。

しかしハード系の投げ、意図せず自分のコントロールを離れてしまうヒルクライム失敗時や、他車と絡む可能性の有るクロスカントリーレース上の転倒などはどうでしょう。

自車、他車問わず、手、腕、太もも、胴体がバイクの下敷きになってしまうようなシーンは多々有ります。
運悪くそれがエキパイの下だった場合、大やけどをする可能性が非常に高いといえます。

私はだいたい他のバイクを見て、無意識に危険がないか気になってしまう点は、

①チェーンガイド(もしレース会場にコレつけていない車両があれば、オーナー蹴飛ばす自身ありますねw巻き込まれたとき指飛びますから)
②ハンドルの末端の処理(レバーが折れて尖っていないかなど)
③そしてエキパイです。

皆さんご存知のとおりオフロードバイクは大変危険なスポーツです。

どんなスポーツでもそうですが、起こってしまうことは防ぎようがありません。

我々にできることは
“リスクを総量でコントロールする”ということ。

1.安全性の高い行動をとる。2.できるだけ安全性の高い装備を身に着ける。3.危険に近づかない。4.危ない所はできるだけ減らす。この4つしかありません。

私はこういった考えや思考は一次産業に関わる父から学んだというよりも刷り込まれました。

幼少期から刃物や工具、危険性のある道具を使う際は必ず正しい使い方、危ない使い方、その危険性についてレクチャーを受けました。
しかしそのような安全意識の高い父でも誤ってチェーンソーで足を切ったり、なたで指先を飛ばしてしまったり、作業中に頭を打ち脱糞したり、必ず事故は起こるのです。そしてショックを受ける、悲しむのは身近な人間や家族なんです。

3.実際のエキパイ事故の実例

オンロード、オフロード問わずバイクに関係する生活を送っていると、いたたまれない事故というものは必ず発生してしまいます。

そしてtwitterなどで、その一部始終を目撃してしまうこともあるのですが、その中でもエキパイに関係して忘れられない事件の一つが

ケースA
3〜4年前セローに乗っている青年(20歳前後の大学生と記憶しております。)が、転倒時にエキパイに足首を挟まれたまま脱出することが出来ず大やけど。
結果として神経を痛め、足首から先の機能を失い満足に歩くことができなくなった。
さらに、何故かバイトなどを休むことができず激痛で吐きそうになりながら出勤したり、真っ白になった足首の火傷写真をupしているという凄惨を極めるものでした。

(もし、貴方が怖いもの知らずなら、火傷 二度、三度で検索して見てください。どのような画像が投稿されていたか分かります。)

ケースB
私の友人もヒルクライムでまくれたバイク(外車)の下敷きになり、腕に大やけどを負ってしまいました。

ケースC
私自身も、シングルトラックの左コーナーリングで前をはしるハスクがイン側へ転倒、避けきれずハスクの上に倒れ込んでしまいました。(私が悪かった)

ここで感じたのは、熱いエキパイはマジで凶器です

レーサーは走行風が当たらない状態で暖気を続けるとエキパイが真っ赤になります。(300〜500℃)
風を受ける走行時でも700〜800℃の排熱を受け続けるわけですから、少なくとも数百℃の温度になっているのではないでしょうか。

そんなものを押し付けられるシーンは想像したくありません。

私が乗っかかる形だったので、当たったのは一瞬だったこと、
さらに冬だったので運良く、スパッツ、レーサーパンツ、モトパンと3枚きてたのですが、全て一瞬で融けてしまいました。軽い火傷ですみましたが、もし、バイクの下敷きだったら、モトパン一枚だけだったら、、と考えると恐怖しかありません。

 

こういった事故や怪我は決して稀な事故であったり、運の悪かった。という性質のものではなく、むしろバイクに乗っている人間ならもっともポピュラーな怪我ではないでしょうか。

・タンデム降車時にマフラーに足が触れ、彼女の足に跡を残こしてしまった。
・整備中にエキパイに触れ、痛い思いをした

一般的なバイク乗りはだいたい上記の2つのツライ思いで、学習することが多いと思います。

4.対策

私はタイトルにあるバイク、メーカー、ユーザーを批判するわけでは決してありません。
どんなバイクでもノーマルの状態には必ず手を加える必要が有るからです。

具体的にできる対策としては

バンテージをまく
ヒートガードを取り付ける(上記の画像)
画像のKTMは私のオフロードバイク仲間のものですが、しっかりと処理がしてあり、ライダーもショップさんも流石だと感じました。

もちろんルックスが悪くなるからなど、手を入れない理由も理解できます。
※過去にSRというバイクに乗っていた時は、だれに言われようと死んでもライディングジャケットは着ませんでした。今も着ません。

オフロードバイクの場合、私なら納車時に、手を入れてしまうと思います。
このスポーツ、遊びに向き合う精神として、自分が怪我するリスクも他人に怪我させるリスクも減らしたいから。

以上、いろんな理由、考えがあるにせよ、危険性があるという事に気づいていない人がいるなら。という一介のEDライダーからの注意提起でした。

※国産車は私の調べる限り、ヒートガードがついているようでした。

 

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