SR400との付き合いはもう10年近くにもなり、いろいろなタイヤを試してきた。
SR400/500のタイヤのオススメ、インプレ、レビュー、また役にたつであろう情報についてまとめて行きたい。
- SR400/500のタイヤサイズ、チューブサイズ
- 定番①オススメNo1、超グリップ&軽快ハンドリングが楽しい 「DUNLOP TT100GP」
- 定番②グリップ◎ 超ロングライフ 「BRIDGESTONE ACCOLADE AC1/AC2」
- 定番③ IRCが誇る元祖SR向けタイヤ 「IRC GS19」
- おすすめの定番3タイヤに関する雑評、レビュー、インプレまとめ
- METZELER メッツラー PERFECT ME77
- BRIDGESTONE BATTLAX BT45
- Dunlop F11 K87
- IRC GS11
- Dunlop K180
- Dunlop K70
- FireStone
- タイヤマーカーでホワイトレターに仕上げよう
- SR400のタイヤ交換は自分でチャレンジする価値あり!
SR400/500のタイヤサイズ、チューブサイズ
タイヤサイズ
年式 | Fタイヤサイズ | Rタイヤサイズ |
1978-1984 | 3.50S-19 4PR | 4.00S 18 4PR |
1985-2000 | 3.50S-18 4PR | 4.00S 18 4PR |
2001- | 90/100-18 54S | 110/90-18 61S |
標準リム幅
年式 | Fホイール | Rホイール |
1978-1984 | 1.85-19 | 2.15-18 |
1985-2000 | 1.85-18 | 2.15-18 |
2001- | 2.15-18 | 2.50-18 |
チューブサイズ
フロント 3.50-18 TR4×1
リア 4.00-18 TR4×1
リムバンド
※いつもチューブを購入するときにサイズの見方が煩雑でイライラするので、過去に自分が購入してSRに取り付けたことのある商品をリンクした。参考になれば幸いだ。
ではさっそくタイヤのレビューについてみていこうと思う。
※基本的に以下にはチューブタイプで上記タイヤとリムサイズに適応するだろう商品リンクを記載した。
インチサイズが違わなければ履けないことはないとおもうが、ご自身の年式の諸元をぜひご確認ください。
これは一般的な知識であるが、チューブレスタイプのタイヤであれば、チューブをいれて使用することも出来る
◎オススメの定番タイヤ3種類
定番①オススメNo1、超グリップ&軽快ハンドリングが楽しい 「DUNLOP TT100GP」
私自身がもっとも信頼しており、また一番にオススメしたいタイヤだ。
非常にグリップ感がよく、扁平率も高いタイヤゆえか、コーナーリングでひらひらと非常に軽快に走れて大変にたのしい。
もともと軽量でシングルの乗り味もよいSRに最高にマッチする。
唯一の欠点はほかのタイヤと比べてライフが短めということだろう。しかし一度SRに乗るならば是非このタイヤの軽快なドライバビリティを味わうべきだとおもう。
TT100という英国マン島のレースでつかわれていたタイヤのパターンがルーツになっているらしくSR400のレトロなルックスにぴったりだ。
純正ルックスでもCoolだが、カフェレーサーに合わせるとドエレーCoolだ。
フロント
リア
定番②グリップ◎ 超ロングライフ 「BRIDGESTONE ACCOLADE AC1/AC2」
縦のパターンが印象的なタイヤ
タイヤ自体もTT100と比較して太めになり存在感がでる。
僕がSR400で日本一周した時に、実際に全行程で使っていたタイヤがこちら。
ライフがものすごく持ちが良いわりに、ウェットな路面含め超グリップする。
ルックス、グリップ、価格が高次元でバランスしたタイヤだ。
ツーリングが好きな方や、夏の北海道、日本一周チャレンジなどする方には信頼と実績のこのタイヤを心からオススメしたい。
フロント
リア
定番③ IRCが誇る元祖SR向けタイヤ 「IRC GS19」
IRCがSR用に開発した(!?)タイヤ。
SR向けの雑誌などの折込広告にこれでもか、とアピールされている。
SR仲間の友人が使っていて何度もバイクを交換して六甲山を攻めまくりのりくらべたが、
スポーツ向けバイアスタイアに使われているコンパウンドを使っていることでグリップがよく、それでいてTT100GPよりもライフは長いようだ。
このGS19もSR乗りには大定番である。
SRやエストレアに代表される、クラシカルなバイクやビンテージマシンにもマッチしたトラディショナルなパターンデザインが魅力。バイクの足下を飾る、カスタムパーツのワンアイテムとしてもおすすめだ。シチュエーションの変化に富むツーリングでの使用を想定し、高いウェット性能とタイヤ剛性を確保している。(IRC、HPより)
フロント
リア
おすすめの定番3タイヤに関する雑評、レビュー、インプレまとめ
おそらくただ単に3つの定番を列挙しても迷うばかりだと思うので簡単にまとめてみた。
◎グリップ
ACCOLADE≒GS19<TT100GP
◎ヒラヒラ感
ACCOLADE<GS19<TT100GP
◎ライフ
TT100GP<GS19<ACCOLADE
オススメとしてまずはTT100GPを試していただきたいのが私の本音。
SRはほかのオンロードバイクに比べて軽量なバイクだ。シングルの鼓動も相まってTT100GPとSRの組み合わせでの運転は至高だ。
ロングツーリング用途であればACCOLADEが良い。(実際にACCOLADEで日本一周8,000kmほど走行しての感想)
街乗りであればGS19かな。
引き続き上記3種類以外のSR向けタイヤを見ていこう。
※ここから先は実際に私が運転したことがないタイヤも何個か入っているがSRのタイヤラインナップを網羅することを目的としてまとめた。
◎その他の定番タイヤ
METZELER メッツラー PERFECT ME77
純正で採用されているタイヤ。
SR乗りの間では有名だがグリップが悪い。ライフは非常に長いのだが…
タイヤ交換の際にわざわざこのタイヤをチョイスするメリットはないように感じる
フロント
METZELER(メッツラー)バイクタイヤ PERFECT ME77 フロント 90/100-18 M/C 54S チューブタイプ(WT) 1253000 二輪 オートバイ用
リア
BRIDGESTONE BATTLAX BT45
インチダウンしたハイパフォーマンスSRが履いているイメージがある。
センターとサイドのコンパウンドを使い分けることでグリップ力とライフを両立させたタイヤ。
履いているバイクに乗っている方の評判は上々であった。
フロント(チューブタイプ)
BRIDGESTONE(ブリヂストン)バイクタイヤ BATTLAX BT-45 フロント 3.50-18 56H チューブタイプ(WT) MCS08350 二輪 オートバイ用
リア(チューブタイプ)
◎ノーマルルック・旧車風SRにぴったりなタイヤ
Dunlop F11 K87
個人的に超履いてみたいタイヤ!!
CB750Kに純正で採用されていたタイヤ、ルックスが超渋くで通だと思う。
実はネット上ではそこそこ有名な組み合わせなのだが、リアルで履いている人をみたことがない。SRの純正ルックにマッチして通をき取れると思う。
フロント
リア
IRC GS11
往年のレトロパターンを採用し、70〜80年代のバイクによく似合う。こちらもノーマルルックのSRにバッチリはまるだろう。
なにより時期によってはフロント+リアで¥10,000程度で手に入ってしまう「価格」も魅力ではないだろうか。
フロント
※古いタイヤのためか3.5インチの設定がないが、リム幅が適合しているので履けるとおもう
リア
◎ダート、トラッカー、オフロード風SRに
Dunlop K180
ダートレーサーらしい「K180」
本物志向のトラッカー・カスタムユーザーに贈るダート&アーバンフィールド用タイヤ。
こういったイボイボ系の俗にいうオフロードタイヤに関しては「走行で振られる」というレビューが必ずあるが、
ゴリゴリのオフロードバイクのりとしてレース用のオフタイヤで高速走行しまくっていた私から言わせてもらうと僅かな誤差だ。
必要以上に気にすることはないだろう。快適性を求めるなら、もちろんロード用のタイヤが快適だ。
SRへのK180やオフロードタイヤはルックスと雰囲気を楽しむものだ。
フロント・リア共用
※ネット上にこのサイズで前後履いているSRがあったが、取り付けにあたってはサイズや取り付け情報をよく確認してほしい。
◎チョッパー風SRに
Dunlop K70
大学のSRのりの友人がチョッパーっぽい雰囲気にするために前後に入れていた。
このタイヤはオフロードや、トラッカー風にもまとめることができるタイヤだ。
本当はFireStoneなんかを入れたかったようだが、予算の問題からこのタイヤをチョイスしたようだ。
安価にむっちりタイヤ感を得ることができる。結構いろいろなショップでもやっているのを見かける。
※フロント、リアともに同サイズでフェンダー干渉なしではいっていたはず。
FireStone
SRのチャッパーやボバースタイルにはこのタイヤしかないだろう。
ド定番。
もし、FireStoneのロゴを白く塗らないのなら、価格が半額以下でほとんど普通のタイヤと同じ価格帯の
「Duro」ADLERTで代用ができるだろう。
たった1万円すこしで”あのルックス”が手に入ってしまう。
タイヤマーカーでホワイトレターに仕上げよう
ぼくがSRのタイヤに履かせて必ず行っていたのがこのホワイトマーカーで文字を白抜きするもの。
とくにTT100GP、FireStoneなんかだとやっていないのを見つける方が難しいような定番のおしゃれカスタムだ。
画像がみにくくて申し訳ない、、、、
SR400のタイヤ交換は自分でチャレンジする価値あり!
僕自身も初めて自分でタイヤ交換をしたのが、SR400だ。
最初は苦労するが、それなりの道具さえ揃えれば一人でも交換出来るだろう。
”Motorcycles makes a man” (バイクが一人前の男を作る) というイギリスのことわざがあるようにバイク乗りであればタイヤ交換くらい出来た方がカッコイイのではないだろうか。
というのが僕の持論で、わざわざ自分でタイヤ交換にチャレンジした理由だ。
とくにSRは自分でチャレンジしたり、いじる姿勢がなによりも似合うバイクだ。
タイヤ交換に必要になる道具は、
●タイヤレバー3本とリムプロテクター
↑のセットがよさそうだ。
●むし回し
●ビードクリーム
要りますよ(笑)
●空気入れ
家やホムセンにうっている普通の自転車用の空気入れでまったく問題ない。
が、なかなかビードが上がらなくて焦るかもしれない。
シガソケで起動できるミニコンプレッサーがあると楽。1400円だし車用にも使える。
おそらくタイヤ交換の工賃より安く道具一式を揃えてしまうことができる。
バイク屋さんにお願いしてもよいが、なによりも代えがたい「経験」が手に入るだろう。
※チューブをやぶってしまって、原付きにタイヤをくくりつけガソスタに助けを求めにいっている様子(笑)
もし、中級者向けの比較的しっかりしたタイヤ交換ツールがほしい方はこちらの記事を参考にしてほしい
あまり参考にならないかもしれないが、オフロードバイクのタイヤの考え方についてまとめた記事だ。(参考まで)
ではよいSRライフを!!!!
2021年9月 記載内容一部修正変更
Comments