奇怪遺産・佐藤健寿さんのセミナーを聞いてきた

クレイジージャーニー出演や、奇怪遺産という著書など

マルチに活躍されるフォトグラファー佐藤健寿さんのセミナーを聞いてきたので以下にまとめる。

(編集する時間がないので、メモ箇条書きのべたうちです。読みにくくすみません…)

 

佐藤健寿さん

武蔵野美術大学卒業
博物学的美術的視点で写真、執筆
クレイジージャーニー出演

 

佐藤 健寿(さとう けんじ、1978年 – )[1]は、日本の写真家。
武蔵野美術大学を卒業後、渡米し、その後、写真家として活動する[4]。
代表作に世界の珍奇な建築物や場所を撮影した写真集『奇界遺産』(エクスナレッジ)[5]、『奇界遺産2』(エクスナレッジ)[6]。ほか著書にヒマラヤのイエティや南米のUFO伝説を現地取材した『空飛ぶ円盤が墜落した町へ』(河出書房新社) 、『ヒマラヤに雪男を探す』(河出書房新社) 、世界の廃墟写真を集成した写真集『世界の廃墟』(飛鳥新社)を監修・解説。
Twitter@x51

 

講演内容

2018/03/25 11:30-12:30

挨拶

・フォトグラファーの佐藤けんじです。
・予定から50分くらい遅刻してきた すみません

 CP+2018

 ソニー過去最大の力の入れ方だった。
 動体撮影 バスケコート ダンス

SONYカメラについて 

・ソニーのカメラは結構前から使ってる。
・7シリーズがフラッグシップ的
 ・α900のころから使っててこの表紙はそれで撮った。手ぶれ補正とフルサイズが画期的だった。今みても遜色ない
・すでに画質は完成の域に達していた
・αシリーズはミノルタのチームが引き継いだ むかしからミノルタが好きだった。

自分の仕事についてカメラマンについて

・カメラマンの世界仕事はかなり細分化していている
・奇妙を撮っている
・廃墟など超広角
・最近は日本のお祭りを撮っている
 岡山西大寺
 なまはげ、
 大分 精霊流しの亜流
 京都の街並みが再現されている。
  宝列島 のぼぜ

ソニーα7の進化

・α7Riiでセンサーが革命的に進化した。
・シャープさが求められるシチュエーションではこれ以上必要がなくなった。
・ただし動体撮影は少し苦手、物足りなかったであった。
・僻地で暮らしているバッテリーが弱かった。
 最初から2つついているので、メーカーもおそらく認識していた。
 北限のような局所では 10%から20%へ一気に
 予備バッテリーをプレヒートして循環サイクルをする必要があった。
 R3になり一眼と同等になった。
・防塵防滴性能
 雨やスコール カメラは濡れるものだという認識
 レインカバーはあまり使わない。
 下はパプアニューギニアセビック川
・旅の撮影に向いている

インドの撮影

・今回の撮影はインド ラダックに行ってきた。
 ダライ・ラマが亡命政府を作っている。
 ブログパという少数民族
 インダスの支流 石灰のせいで川の色が水色
・なぜ花飾り?
 花は生命の象徴 欧米ではフラワーピープルと言われている。
  収まりがいい。あずままこと
  最近は造花が、半分くらい
・撮影をしようと思った理由
  不思議なDNAを持っている
  東欧、中央アジアDNAの持っている
  最近の研究だと最後のアーリア人の末裔でヨーロッパ人のルーツでは?
  諸説あってアレキサンダー大王がせめて最後にここでとどまった。
・瞳フォーカスがすごい便利
 モデルがかなり動いてしまう。
  笑うのを止めるのが大変だった。
  モデルが動いても勝手に追従する。
・スタジオではなく畑に黒い暗幕を貼ってとった。
  ストロボは持って行ったが使わなく自然光でとった。夕暮れ時
・レンズはほぼ解放
 理由はまず光量を稼ぐ
 暗幕に折り目、テクスチャーが出たので背景をぼかした。
 解放気味にとったので柔らかめになったら、
  昔は解放で撮ると、使えるものではなかった。現代絞る理由があるかは疑問だ。
・撮影はPlanar T* FE 50mm F1.4 ZAほぼ一本。
 恐ろしくシャープ
 旅先にどのレンズを持っていくかは常に悩むこと
 もう10年やっているんですが…

撮影の機材に関して

・レンズは大三元 1630 2470 70200
 普通はこれをもっていくはず
 フル装備でやる気満々でやってた
 分かったのが腰が壊れる
・機材を持っていきすぎると自分が機材に使われてしまう
 可能性を広げることにはなるが…
 得てして足枷になることがある。
 レンズ何を使うかに頭を取られて以外とデメリットの方が多い
 最近はかなりシンプル一通りコロコロで持っていくが
・多分アマチュアより機材は少ない。
  2470のF2.8+ 50mm 35mm 1.4の単焦点どちらか
  ズームいらないなら35 80とか
 仕事じゃなければ35mmか50mmの一本でいいや
 昔は35mmF1.4しか持っていかなかった
 たくさんのレンズがないぶん足が軽かった。
 レンズがなければ足がうごく、もっというと頭がうごく
 ということをソニーストアでいっていいのか笑
・アドバイスは「まずいいレンズ一本買え」
 カメラそのものが面白くなくなる。
  35mmF1.4か50mmF1.4
  キットレンズはオススメしない。カメラの面白さがわかるのかというとだめ。
 思いっきりボケるのがいい。
 上手くなったと勘違いするんだけど、勘違いするくらいでちょうどいい。

南部民族ボロクパの撮影

・接触できない民族。村に行ってはだめ。 週に一度市に降りてくる。
・ドローンでとった。バンガロールから5時間
 ほぼ全裸で、BBCが接触してしまってインド政府がブチ切れた
・DNA的に面白い、ケニアに近い。船が流れついて、局所的に進化して交わらなかったのでは?
・いま追いかけてるのはそういった民族。
 派手よりも玄人的な民族撮影。政治的な国境とちがって越境していく人たち。
・ボンゴ族の最後の一人
 ひとつ二キロの首輪を20歳から外したことがない。
・言葉が通じない、落ち着かない。
 子供らしく無邪気な人たち。
・インドの少数民族は800で言語が400で完全に違う。
・英語→ヒンディ三人くらいリレーして言葉がつたわる。
 その途中で喧嘩がはじまる。笑
・昔インドのサイババを取りに行った時に信じる信じないで喧嘩になった。
 自分の主観を盛り込んでいく。
・スターウォーズ的な知らない世界に来た感じ
 ドローンを三回とばした。
・色彩感覚も全く違う。
 インドは一枚岩ではない。ものすごく多文化で多様な国
・おそらくこのあたりの風景は100年変わってないのでは
 頭にはお酒。 チャラチャラなるので魔除け、動物避けになる
 腕にはいっている文字は読めない

軍艦島の撮影

・α借りて撮影にいった。テスト
・ロケハン撮影。
・軍艦島はかなり補修工事がはいっている
・長崎市世界遺産 護岸と炭鉱が大切
  歴史を背負っている?補修には別に悲しい歴史も大義もない。
 長崎市は悩んで葛藤している最中
・島はめっちゃもうかっていた
・廃墟は広角をつかう
 SEL1224G 12-24mm がめっちゃ便利
 キワモノレンズだった。
 それが直線的に使えるのは驚き。
・面白い360度被写体の天国節操がない
・αでいくと取りすぎてしまう。
・明暗差の撮影は難しい
 どちらかに引っ張られる
  DROがいい。
 RAWで持ち上げてもかなり粘る
・旅に持っていくには軽いに越したことはない。

質疑応答

・なんで笑顔をとらない?
 観光ぽくなってしまうから。
 民族、彼らはおそらく笑わないだろう。
 見るこちら側にもある種緊張感を持って欲しい
 自分は常に緊張感を持っている視点、それを表現したい
・今興味あるところは?
 ロシアは興味深い
 まず英語で情報を出さない。
  ロシアは最後の秘境。
・国内は?
 沖縄の離島 撮影できない祭りがある。のでそれを取りたい。
・軍艦島以外で面白いところは?
 ひとつは、とから列島10時間くらい
 鹿児島か奄美からほぼすることが無い。
 その時間がプライスレス。
  することがないぶん普段やらないことが出来る時間で恋しく、修行のような、瞑想のような。
 ぼぜという祭のように東北の田舎の祭り
・カメラの使い分け
 動きものがあるときは一眼レフ
 ライカ9を旅に持っていくことが多い

 

以上

 

【本ブログ記事の総まとめ】カメラとα7について知りたかったらコレ。ノウハウ・アイテム・レビューの全まとめ
カメラとα7に関する記事がまとまってきたので、 すこしでも見やすくするために記事とノウハウのまとめを作ってみました。 とりあえずこれだけ読んで頂けたら、α7に関する大枠と僕がノウハウは

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