エンデューロレース「JEC」の面白さ・魅力について語らせてくれ。

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こんにちは。shu(@from_exp)です。

きょうはJEC(JapanEnduroChanpionship)の楽しさ、魅力について話をしたいと思います。
そしてあわよくば皆さんをJECの世界に引き込みたいと思っています。

JEC とは。

MFJ(一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会)が主催するオンタイム形式のレースのこと。
JananEnduroChampionshipの頭文字であり全日本エンデューロ選手権となる。

公式HP http://jecpromotion.com

エンデューロという競技についてはこの記事が参考になるだろう。
エンデューロとは http://jecpromotion.com/エンデューロとは/

 

いちユーザー目線からの解釈を以下に記載する。

<競技概要>

・オフロードバイクスポーツはモトクロス、トライアル、エンデューロという競技が大枠で存在する
・エンデューロの中には大きく2つのカテゴリがある。

−クロスカントリー方式 (昔はヘアスクランブルと言われた WEXやJNCCなどが有名)
−オンタイム方式 (JECがこの方式のレース)

・オンタイム方式のレースはコース内がルートとテストというエリアに分かれている。
オンタイム方式の本質はテスト区間でのタイムアタック
・競技終了時に最もタイムアタックで良い結果を収めた順から順位が決まる。
・タイムアタックを運営するために参加者をコントロールする規則がある(タイムコントロール)
しっかり時間毎に管理されるのでオン・タイムといわれている(遅れたりするとペナルティ発生!)

<選手権>

・JECには全日本戦と、地方選がある。(これ以上の解説は複雑なので割愛)
・それぞれ年間を通したシリーズ戦であり、通算のポイントで年間順位が決まる
・年間で上位数名昇格しライセンスが変わる(国内⇛国際B級⇛国際A級)

<歴史>

・非常にながく、1913年にスタートしたISDT(インターナショナル・シックス・デイズ・トライアル)に遡る(らしい)
・もともとはライダー、マシンの耐久レースで有った(らしい)

 

どちらかというと中級者向け。初心者が出ても面白くないだろう。
これはレースのフォーマットに起因する。例えるならばオセロとチェスの違いに近い。

JECーlitesといって初心者や、オンタイムに慣れたい人向けのレースも存在するが、、、個人的にはよくわからん。。。。

ヒトコトつけくわえるならば、運営がめちゃくちゃ大変そうです。
スタート、タイムを記入、チェックポイントに人を配置しないといけないし、命とも言えるタイムの集計機材の準備や作業。刻々と変化するコンディションにあわせて全てのライダーに不公平ができるだけ発生しないようにルートカットなどの判断。上記運営のため各ポイントと緻密に連携を取り合う必要もある。
ヒト、モノ、カネ、そして情熱の上に成り立っているレースなのです。

次の章で魅力について書いて行きますが、
これだけの素晴らしい体験ができるのは運営の方たちの尽力そして身銭あってこそ。

感謝です。ありがとう御座います。

魅力

たぶん、JECに対する説明を読んでいただいた貴方は、「うん、よくわからん!」「めんどくさそう」とお思いだと思う。私がそうだった。

だが出てみて分かった。
「JECは単なるレースではなく、オフロードバイクを中心にした生活」なのだ。ということに。

わかりやすく言おう。
クロスカントリーは ウェーイw 1日で終わりなのだが、JECはチャンピオンシップ=選手権という名のとおりシリーズ参戦となり1年という期間を賭する。

つまりクロスカントリーはレジャーで、
「JECはライフスタイル」なのである。

以下さらに魅力について解説する。

年間通したシリーズ参戦

社会人になって年間を通して夢中、本気と書いてマジになれるもの、なれたモノはあるか?

オフロードライダーが一年を通して夢中になれる贅沢な体験。それがJECだ。

最終戦へ向けた加速感

前半戦はお手並み拝見と、しっかりとポイントを積み上げればよい。
JECの魅力は完全に後半にある

<多様なライダーが本気で交わりだす>

−昇格ラインに乗れずにシリーズ戦から脱落するもの。
−昇格の可能性があり、まだ…まだ自分は行けるはずだ、とわずかでも自分の可能性を信じて戦うもの。

マシンも違えば装備、家庭環境、金銭面も違う。

いろいろな思い全く異なるバックグラウンドが、聖なるポイントを掛けた平等なレースでぶつかる。
誰も語らない、文字にすらならない、無名のライダーの全身全霊を掛けた戦いがある。

<自分自身と向き合い、磨き抜く>

自分の持つ速さという刃が最も鋭さを発揮するように、毎週走り込み磨き上げる。。
強度を失い折れてしまわないキリキリの極限まで磨き込んでいく。

レースも回を重ね、
吐く息が白くなる頃、文字通り精神が研ぎ澄まされていくのを実感し本当に日常がピリッピリになる。

最終戦にむかってとどまることなく精神は加速し、とうとう最高潮を迎える。

最終戦、出走の日章旗が振られ、何かに押されるように走り出す。
ルートを抜け、やっと自分が昇格を賭けたレースをしている実感が追いつく。
来た…。ここから、テストだ。
アクセル全開、全力で押さえ込むコーナー、その集中力の先に、スピードの向こう側が見える。

この日々、フィーリングはAwesomeとしかいいようがない。

もっと魅力を伝えていこう。

MFJがサーティフィケートした格式。

JNCCはどこまでいっても(偉大なる)草レースだと揶揄される。
(ぼくはWEX/JNCCめっちゃ好きです。)
ぼくがJECに出てみようと思った理由は正直いってコレだった。
MFJ ED国際選手という日本唯一の全日本モーターサイクル協会が保証する肩書が手に入る。

ライバルとの心理戦

テスト区間は自分しか走らないので、自分との戦いだ。
他人とテスト区間内で競ったり邪魔されることは基本的にない。

だが、その結果は毎周ごとに他ライダーと相対化され順位が決まる。

コースを走っているとき向き合うべきは100%コースと自分なのに、どうしても他者との関係が投影されていくことになる。見えないライバル、自分の心理と戦う。非常に面白い。

ライダーとしての総合力、人間としてのリカバリー能力が育つ

好きな言葉の一つにMotorcycle makes a man という言葉がある。
これは単車の本場イギリスで
「オトコはバイクによって磨かれる。一人前になる」といった意味のようだ。
たしかにバイクは機械と向き合い方、工具の使い方も学べる、バイクの走らせれば身体は強くなるし、果てない旅に出ればモーターサイクルダイアリーズという映画のチェゲバラのように何かを学ぶかも知れない。
スティーブ・マックイーンなんかが(イギリス人じゃないけど)典型的な体現者だろう。

こと、このJECという競技はライダーとしての心・技・体その全てを求める

競技期間中だれひとりの手も借りずに自らの技能、能力で完走しなければ行けないのだ。
君のこころは折れないか?

この競技を通してトラブルに対応する能力はもちろん、困難や苦難に直面したときの精神力が身につくだろう。

良きライバルができ、ライダーとしての自身の素質に気づく

年間何戦も出ていると、当たり前ですが昇格をかけて毎回会うメンバーがでてきます。いつの間にか顔なじみに。
クロスカントリーのように泥を掛け合ったり、ボクシングのようにガチンコで拳で殴り合うわけではない。
ゴルフに近いかもしれない。いい意味で同じ方向を向いて戦う紳士的なライバル。

もちろんライバルなのでタイムとか走り方とか、バイク、セッティングもやっぱり気になる。

そしてそんなライダーと毎回のように競い合っているとその人のライディングの特徴がつかめて来るのだ。
「この人は安定してタイムを出せる人だ。」「この人瞬発力あって不気味な存在だけど、やらかし系だな。」などなど

そして、自分はこの中だと○○かもしれない。と、
他者との対比という過程によって自らの弱みや強さ、自分の素養に気づくことができる。

国際選手を目指そう。

ここまでよんで下さった皆さん、JECになんとなく興味あるかも。という皆さん。

ズバリ、地方選手権で国際選手を目指そう。

全日本選手権上がりの国際B級、日本全国の国際A級の人は正直エリートで圧倒的です。尊敬です。
でも、特別な才能がなくとも地方選昇格の国際B級は、まとまった年月を掛けるならすべてのライダーにチャンスがある。

「しょうもない」「地方選手権なんて大したことない」という人がいたら、実際なってから言え。
社会人にとって年間数戦参加するということだけでも、たいへんな労力、精神力、金銭的時間的なリソースを投資するのです。

そういう人間は、これまで時間、カネ、身体を賭すこともなく、挑戦すらしなかった割に他人が挑戦し何かを得ることが大嫌いな人種なのです(笑)そしてたいてい自分は特に興味ない。といいうはずです。

 

ぼくが参戦した理由はこの国際選手という響きだと書いた。
半分冗談半分本気で合コンで「どうも国際選手のshuです。」と言いたかったためだ。
※実際の合コンでの反応は上々だと付け加えておこう。
(もちろん自分では言わない笑 連携プレーで友人がフォローしてくれるのです。)

低俗でつまらないことを理由にしてもいい。
具体的にイメージできること、状態を原動力に、まず目標をたててしまいましょう。
そして現状分析し、日々努力あるのみ。言った言わないよりもやったやらないが大切。

2年プランで戦いましょう。なぜなら、来年から国内がNA/NBに別れるのです。
もう参戦している人は、昇格が遠くなるとお思いかと思いますが、大多数の未参戦の人にとっては逆に戦略が立てやすくなったと思います。もしいま現在である程度乗れる(WEX120完走できる〜半分より上位に入っているライダーなら。私はJEC参戦するニ年前の夏に初めて出たWEX爺ガ岳でコテンパンにやられてリタイアした。)なら2年で戦略立てて練習をして挑戦する価値があると思います。

 

人生で、数年。本気で好きな遊びで、競技として打ち込んだ時期が有ってもいいのではないですか。
それはエンジョイライダーで過ごす同じ1年よりも誇れるものではないですか。なぜなら本気で挑戦したんだから。

JECで大自然、時計、ライバル、そして何より自分自身を相手に戦い、オトコを上げませんか?

 

最後にジョン・F・ケネディの大統領就任演説での格言を引用して終わりとする。

 

「オフロードバイクが何をしてくれるかを問うてはならない。 
君がオフロードバイク、身体、技術で何をなしうるかを問いたまえ」
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