Godox『TT350S』ソニーTTL調光対応のコンパクトストロボ(スピードライト)のレビュー

こんにちは。
今日はGodox『TT350S』についてレビューを行いたいと思います。

この製品はTTL自動調光に対応した安価なスピードライトとなっており、ソニーαユーザーにとって、非常に有力な選択肢になるかと思います。

 

このTT350Sの特徴を一文にまとめると…
『TTL自動調光など撮影に必要な高性能機能がギュッとまとまった、単三電池2本で駆動する1万円超コンパクトストロボ』となります。


まず、TTL測光(スルー・ザ・レンズ;Through The Lens)とは、ストロボの光をレンズを通して測光する仕組みのことで、

平常光と同様にストロボが光ったときの被写体の露出をレンズを通して測光して、その露出情報をストロボにフィードバックして最適な露出が得られるように発光量を調整する機能です。ストロボの発光量はマニュアルで最適な光量が得られるように調整すればよいのですが、このTTL測光機能があると、

・ストロボを使った撮影がクイックかつ非常に楽に行うことができます。
・変化するシチュエーションに合わせて撮影を行う場合、露出や撮影のミスが少なくなります。

 

では、具体的にこのストロボのスペックについて見て行きたいと思います。

外観と基本仕様と機能

【Godoxとは】

Godoxは中国のハードウェアのシリコンバレーともいわれる深センに拠点をおき、実用に耐えうる高性能、高品質のプロダクトを純正価格の半額以下とも思われる激安プライスで製造販売する企業です。実際にプロでもGodox製のアイテムを使用している方をよくみて、かつ評判もとても良いブランドです。余談ですが、中国語で「神牛」と表記するのがかっこよいと思います。

 

【製品仕様】

●ガイドナンバー(GN)
 ストロボの発光パワーの目安となる数字です。ISO100の時のガイドナンバー(GN)=距離(m)×絞り値(F値)が基本の考え方となりますが40前後がスタンダードなストロボの基準として良く言われている数字のようです。36は必要十分と思います。

●ズーム対応角度 24~105mm (14mmワイドパネル付き)
 使うレンズの画角に合わせて発光角度を操作できます。

●フラッシュ発光時間:1/350~1/20000秒

●露出コントロール:TTL オート/マニュアル 調光補正 ±3段 1/3刻み


●ハイスピードシンクロ、1/8000秒
 高速シャッター(1/200〜)では先幕と後幕がセンサー上に同時に存在するため、通常の発光では影ができてしまいます。それを防止するために、先幕と後幕がセンサー上にある間、発光させることによってシャッタースピードを同調速度(α7の場合は1/250)よりも短い高速のシャッタースピードで撮影ができるようになります。主に明るい場所や屋外で被写体にフラッシュを当てて撮影したいときに必要。

●単3形電池2本駆動
 2本駆動でここまで高性能をぎゅっとまとめたストロボは珍しいです。

●充電時間:0.1-2.2秒(ニッケル水素電池)

●大きさ(縦×横×高):140×62×38mm 質量:200g

全体


操作部

実際にソニーα7iiiに装着したところ。

 

 

TT350Sの良い点 

 

①TTL撮影が可能

 なんと言っても売りはこの機能。
 ソニーの純正ストロボだと3,4万円〜というなかなか手が出ない価格です。
 TTL自動調光が可能なストロボで約1万円程度で新品が入手できるというだけで画期的です。

 

②超コンパクト&軽量

 そしてこのサイズ感。ソニー純正にこのサイズ感はありません。ミラーレス一眼であるα7やα6X00系にベストマッチで装着しても全く違和感がありません。

私が所有しているNeewerTT560(真ん中) SONY HVL F43M(右)と比較しても、一回りも二回りもコンパクトなボディということが良くわかります。

それでいてGodoxのTT350Sの機能とできることは、SONY純正のHVF F43Mと大きくは変わりません。
本格的な撮影用途において比較すると、電源のON/OFFが物理キーで直感的に扱えるなど、使いやすさと純正の安心感ではやはりソニー純正が勝っているのですが、それ以外の99%の撮影シーンではTT350Sで必要十分です。むしろ電池2本で駆動し軽量なTT350Sのほうが心理的に優位で持っていこうと感じる場合が多いです。

③安価

 これだけの機能がこの価格というのは驚きとしか言いようがありません。

TT350Sの気になる点

では、あえて気になるところに目を向けてみたいと思います。

 

・TTL自動調光撮影時に露出に少しばらつきがある(気がする)
・発光がシャッターに追いつかない(不発)がごくまれにある。
・電源のONーOFFがボタン式で微妙にラグがある。

 

ここであげた悪い点は、ぶっちゃけて言ってしまうとプロ以外の方にはあまりインパクトのあるデメリットになりませんね。

まとめ 「TTL調光を使いたいユーザーには最適解」

最後にこのストロボについて、僕からまとめさせてもらうならば

 

一般撮影用途ユーザーにもっともオススメできるTTL発光対応の高性能ストロボです。

 

僕は現在、ソニーα7のボディのメインボディに純正ストロボであるHVL F43Mを装着し、サブボディにこのTT350Sを装着してカメラ2台体制で撮影を行うことが多いです。僕の撮影シーンでは、どうしてもミスれない場面が多いのでクオリティの担保された心理的な不安のない「ソニー純正」のストロボが必須となります。しかしここを読んでくださっている方の8〜9割の方はカメラのボディは1台で、気楽に撮影を行う方がほとんどではないでしょうか?

その場合、『高性能、軽量、コンパクトで、約1万円の安価なTT350S』は間違いなくBestな選択肢です。むしろ大きくて邪魔で高いストロボを積極的にえらぶ必要はありません。浮いたお金を貯金して良いレンズを購入しましょう!

 

最後に一点、このTT350Sの注意点を上げるとすれば、ホットシューがプラスチック製で脆いので落とすとすぐに壊れてしまいます。


僕も一度落として破損させてしまい装着時にエラーが出てしまうようになりましたが(涙)、補修パーツが海外の通販サイト(Ebay)で1,000円ほどで入手が可能です。もし壊してしまってもご安心を!

 

 

 

 

 

なお、ストロボの使用には充電式の乾電池もお忘れなく。アルカリ電池とはリサイクルタイムのパフォーマンスが全く異なります。

【比較】パナソニックエネループPROはフォトグラファーに最適な写真用途向けニッケル水素充電式乾電池だ。

 

TTL発光が必要ない、もしくはTTLが何のことかわからないという方は、3000円程度で入手が可能なフルマニュアルのNeewerのTT560がいろいろと学べるので一本目として一押ししています。

SONY α7 ストロボフラッシュに格安¥3,000円「NEEWER TT560」が超オススメ

では、良い写真ライフを!