ローラーキャスター式カメラバッグの選び方&オススメを全力でまとめる

こんにちには

ここ数週間でローラー式のカメラバッグについてレビュー記事を書いてまいりました。

 

超カッコ良く機能的なLowepro ローラーカメラバッグ RL150レビュー

【失敗しない】NEEWERの超安いトロリー式キャリーカメラバッグの選び方とレビュー

 

インターネットと実店舗での実物確認を通し失敗もしつつ自分の用途にあった製品をみつける過程で、選び方や現行の製品のノウハウを入手しました。そして思ったことがWEB上にローラー式カメラバッグに関する情報がほとんど無く、情報を収集するためにかなりの時間的コストがかかるということです。というわけで自分で本まとめ記事を書きました。

 

この記事を読んでいただくと、

ローラー式トロリータイプのカメラバッグを購入するにあたり、私の提案する3つの分類と特徴現行のラインナップが把握でき、自分にあった製品を失敗することなく選ぶことができるようになります。

はじめに カメラマンは”腰をイワス”な!

できるだけ早くローラー式の移行せよ。

うすうす気がついておりましたが、カメラマン/フォトグラファーは一見おしゃれなクリエティブ職と思いきや、ゴリゴリの体力勝負の仕事です。左右の肩にゆうに1kgは超えるであろうフルサイズカメラをぶら下げ、何度も屈伸を繰り返します。

地味にやばいのが機材運搬。人にもよりますがカメラマンのフル機材は20kg近くにもなるでしょう。これを背負って移動していると、間違いなく腰をイワします。私は過去にバイクの事故で背中を痛めたことがあるのですが、度重なるカメラマン業務であの時とおなじ嫌な予感がして来ました。これは腰にキテル。と。ヤバイ。

 

カメラマンの皆さん、機材が重くなってきたら大至急ローラー式を!!!重いレンズを買う前にまず運ぶ方法を真面目に考えましょう。良く考えたら私自身20〜30名が在籍する事務所に所属してますが8〜9割の人はほどはローラー式です。リュックタイプはお手軽で便利ですが、身体が何よりです。

都会、田舎で事情が異なる。 

私はど田舎出身、東京在住の典型的なお登りさんなのでよく分かるのですが、都会と田舎では事情が大きく異なります。つまり車で現場まで、機材運搬ができるかそうでないか。これはバッグを選ぶときにも忘れてはならない大事な視点です。

今回はピックアップしておりませんが、車がメインの移動の場合ハードケースタイプも選択肢になるかとおもいます。

展開しているブランド一覧

私の調べた限り下の7社ほどがローラー式のカメラバッグを展開していることを確認しました。

>>NEEWER
>>HAKUBA
>>Lowepro
>>Amazon Basic
>>thinkTANKphoto
>>VANGUARD
>>Manfrotto

選び方と買い方のノウハウ

①まずは各社がどのようなラインナップを展開しているかざっと上のAmazon検索結果へのリンクから全体像を把握してください。

※Lowepro (>>公式HP) Manfrotte(>>公式HP) thinkTANKphoto(>>公式HP)はいわゆる「一流のカメラバッグメーカー」でありお値段は高めですが多種多様な製品を展開しております。取扱にムラのある通販サイトを探しつずけるよりも公式HPを確認すると全体像が良くわかります。

②下に私がピックアップしたオススメ入手可能製品を参考にしてください。全体像からの絞り込み

③目星がついたら、できるだけ大型の家電量販店にカメラを持っていき実商品を触って確認してください。

④WEBで購入しましょう。
実際に自分の機材をすべて入れてきちんと使えることが確認できるまで持ち運びの手間がうまれたり傷が付きません。
東京の新宿や大阪の梅田のような大きめの店舗でなければカメラバッグは取扱が少ないです。実物確認がむずかしいようなら購入後のトラブルや”返品”などのサポートが手厚いアマゾンでの購入をオススメします。

 

容量と機能性をチェックする。

この記事を見ていただいている方は、おそらくリュックタイプのカメラバッグからの移行(私の場合は>>Endurance)、もしくはローラーバッグからローラーバッグへの移行を検討されていると思います。そこで注意すべき点が容量と機能性。

容量

ローラーバッグによっては大型リュックタイプの容量と同じ程度の収納力しかない場合があります。ただ疲労軽減のための乗り換えならOKですが、機材が入らなくなった、今後機材が増えていくことを予定している場合は容量に注意しましょう。
容量はリットルで表示されているか内装の大きさの三辺を掛け合わすと目安がつかめます。

機能

三脚の運搬をするか、収納ポケットへのアクセスはどうか、PCを入れる部分が自分の利用シーンにあっているかを事前にイメージしてください。特に、ローラータイプのバッグは収納ポケットへの制約がおおきいのでご自身の利用シーンとマッチしていない場合使いづらいと感じる大きな原因になってしまいます。

 

では、実際の選択肢を見て参りましょう。
製品について調べて行くなかで大きく3つに分類できることがわかりました。

分類① 2輪ローラー式カメラバッグ

特徴

・ホイールが2つしかついておらず、移動時に傾ける必要があるタイプ
・各社からラインナップが最も多く存在し、自分の好みや用途にあった製品を見つけやすい
・比較的安価な製品も存在している。
・構造がシンプルで軽く、壊れにくい

おすすめな人

・全般、(4輪、リュックタイプよりも機動性はおちるが、我慢できる方。)
・地方で車での移動が多い方、
・純粋に機材を入れるケース的な使い方だけでOK

オススメ入手可能製品

Lowpro RL150

【カメラバッグ】ロープロ フォトストリーム RL150 ブラック キャリータイプ(機内持込可)(ラッピング不可)

私が最終的に選んで使用している製品です。デザインがカッコいいです。(重要)

 

Think Tank Photo エアポートナビゲーター

Think Tank Photo製品は多種多様な製品を展開しておりますが最もオススメです。周りのカメラマンで使っている人間が多く、上蓋のところからさっとカメラを2つ出し入れできるので、「移動中に気になる風景があり撮影したい」など他社製品と比べて圧倒的に利便性が良いです。

 

分類② リュック使用可能ローラーカメラバッグ

特徴

・ローラー付きバッグの一部にリュックに変わるギミックが仕込んであるタイプ
・リュックとしても使用できることで、大幅に移動性や機動性が向上する。
・こちらも各社が展開しており、バラエティは豊富
・とくにNEEWERやAmazonBasicなどの新興ブランドやお手軽ブランドが目立つ
・1万円台の安価な製品が多い

おすすめな人

・首都圏や関西圏など交通網が発達し、電車やバスを乗り継いで現場に向かう、現場間を移動する人
 (現場に駐車スペースがないような地域)
・機動力を重視する方
・体力や腰に自信がある方
・予算重視の方

オススメ入手可能製品

NEEWER 

Neewerには新旧製品ふくめていくつかのラインナップ(ざっと見ただけで4種類〜)が存在しますので、ご自身に合いそうな形を探してみてください。タイミングによって旧モデルは1万円以下で販売されていることもあります。

>>Neewer キャリーバッグ(Amazono検索結果へのリンク)

私が購入したNEEWER製品のレビュー
>>NEEWERの超安いトロリー式キャリーカメラバッグの選び方とレビュー

Amazon Basic

Hakuba

《新品アクセサリー》 HAKUBA (ハクバ) GW-PRO RED BPフェイスゲート ローラー SGWPR-FBPR【KK9N0D18P】

しっかりしたメーカー品をご希望の方はカメラバッグメーカーを選択肢に。値段が高いのでオススメとしてピックしておりませんがManfrottoの製品は大容量のモノもありカメラマンの間でも利用している人を良く見かけます。

分類③ 4輪ローラー式カメラバッグ

特徴

・海外旅行でのスーツケースのようにホイールが4輪ついているもの
・傾けることなくそのまま転がすことができるので、2輪タイプに比べてかなり楽です。
 (2輪タイプだと電車内での微妙な位置移動でも力を入れる必要があるが、4輪だと転がすだけ)
・値段は一気に高くなる
・製品ラインナップも数種類程度で選択肢が少ない

おすすめな人

・都市部在住で電車移動であったり、遠征が多い、また週の大半が現場での撮影など、「移動」が多い方
・できるだけ楽をして撮影に集中したい方。
・キャリーは4輪タイプでないと絶対無理。という人も居ります。

入手可能製品

LowePro SP200

ロープロ LP37163-PWW フォトストリームSP200

 

thinkTANKphoto エアポート・ローラーダービー

 

マンフロットPL ローラーバッグSPIN-55

2019年2月に新発売となり選択肢が広がりました。

 

NEEWER 

NEEWEWからも4輪タイプが発売されております。いい値段がしてちょっと野暮ったいデザインの印象です。

 

4輪タイプのカメラバッグはかなりレアで、4輪にこだわる場合まだ数種類しか選択肢がないのが実情です。

まとめ 私のオススメキャリーは2つ

単に情報をまとめるだけでは読んで頂いた方に申し訳ないので、最後にまとめとして私が今回の一連の調査を通じて良いと感じたオススメの2製品をピックアップします。

 

まず1つ目はLowproのRL150
私が最終的に相棒にしたのはこちらの製品です。非常にスマートでかっこよい製品で満足度が高いです。価格もなんとか手が届くちょうどの設定。私はこれ以上高くなるとレンズなどに機材投資した方が良いと感じてしまいます。

【カメラバッグ】ロープロ フォトストリーム RL150 ブラック キャリータイプ(機内持込可)(ラッピング不可)

>>超カッコ良く機能的なLowepro ローラーカメラバッグ RL150レビュー

 

もう一つがthinkTANKphotoのエアポートナビゲーター
私が使いやすさや機能性の観点で最も秀逸と思う製品がこちら。上蓋を開けるだけでカメラにアクセスできるデザインはこれだけです。本当に素晴らしい製品だと思いますが、品薄?or廃盤?なのか入手しずらいこと価格が高く予算を超えていたため見送りました。

 

最後に、

ちょっとでも腰がヤバイと思ったらすぐにローラータイプに移行すべきです。強く強調します。撮影以外の部分で無駄に体力を消耗してはいけません。翌日の疲れはもちろん現場に到着した撮影前の気持ち全然違いますよ。

 

以上、参考になれば幸いです。

 

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