ソニーα7 Eマウント【35mm単焦点レンズ 7本】今入手可能な選択肢は?一覧まとめ

E-mount-lens

ソニーα7/α9のフルサイズミラーレス向けのEマウントで今現在入手可能な35mmの単焦点レンズの一覧を作成しました。

使ってみたいレンズの画角が決まっていても、ソニーの純正と他社製がでスペックが異なるものがいくつか存在するためか、どのようなレンズの選択肢があるのか?その全体像についてキレイにまとまっている情報がなく不自由だと思っておりました。

この記事の目的は、「Eマウント35mmには今こんなレンズが展開されているんだ。」と”全体像”を知ってもらうこと。そこから自分にあったレンズ探しの旅にでてもらえれば。この記事が最良のレンズ探し旅の、スタートで配られる地図となれば嬉しいです!

※レンズは一般的なソニーα7ユーザー(一般ユーザー代表として自分自身)である方が選択肢に上げるレンズをセレクトしております。変なレンズは極力とりあげておらず基本的には現行販売されているAF対応レンズを軸にまとめました。MFのみのレンズは記載してます!

 

35mmの画角 魅力と使い方

35mmは広角の入り口とも呼べる画角。

●特徴

広角とよばれているレンズの特徴は、そのまま①映る範囲が広いこと、②パースを効かせて遠近感を強調できること、③被写界深度を深くとることができること。

●使い方、魅力
35mm、広角の画角の使い方は被写体に近づくことだと言われている。被写体にうまく近づくことができると、手を伸ばせば触れられるような圧倒的臨場感、親近感のある描写を生むことができる。一方で、うまく被写体や各要素との距離感、配置をコントロールしないとただシャッターをおした記念写真的なのっぺりした写りになりやすい。また最近は多くのスマホと画角が近いため同じ画角の写真が大量に生産されているということも書いておく。35mmは24mmなどに比べるとパースが強くないので、自然な描写が得られるため初心者にとっても扱いやすい。(一方で近づきすぎると歪むが…)そのため50mmと合わせてまず最初に購入する単焦点レンズとして必ず取り上げられる。僕自身としては狭い室内などでも融通が利きやすいのだが、使いこなすのが難しく苦手な画角。

 

●Eマウントにおける35mm

レンズの選択肢は7本とかなり豊富。特にサムヤンという韓国メーカーが価格安く評判の良いレンズを販売している。

F1.4とF2.8のレンズが存在。レンズ設計の難易度が大きく違うようでF2.8のレンズは各社非常にコンパクト、一方F1.4の大口径レンズは非常に大きく、重い傾向がある。

ソニー | SEL35F28Z |  Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

ソニーα7が発売されたと同時に初めてのフルサイズ用レンズとして発売されたのがこちら。同じくツァイスのバッチをつけたSEL55F18Zとともにソニーαシリーズ向けの「神」レンズとして評判が高い。私も所有しているが実にカール・ツァイスらしい写りをしてくれるレンズだと思う。写りはもちろんだが、特筆すべきはその軽さとコンパクトさ。純正レンズという安心感もあいまってF2.8を許容できるのなら実質的なNo1の選択肢となるのでは。発売から時間が経っているせいか中古品の玉数が多い点もGood。とはいえリセールバリューも下がらず需要も多いので35mmのレンズでとりあえず迷ったらこちら!

最大径x長さ 61.5×36.5 mm
重さ 120 g
フィルター径 49 mm
レンズ構成 5群7枚
絞り羽根枚数 7 枚
最短撮影距離 0.35 m
開放F値 F2.8
実売価格 約6.5万円〜 中古約5万〜 ※2019年1月調査

 

ソニー | SEL35F14Z |  Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA 

F1.4の大口径ソニー純正レンズ。SEL35F28Zが有名過ぎるせいで隠れてしまっている気がするが、絵作りを見るとボケが本当になだらかに溶け込むような優しさがあり、またピント面も凜として美しく、ついつい引き込まれて欲しくなってしまう(笑)広角レンズながら圧倒的画質と美しいボケを楽しみたい方。価格と重さがネックだが実質的な最高峰レンズなので画質を求める方はぜひ!

 

最大径x長さ 78.5×112 mm
重さ 630 g
フィルター径72 mm
レンズ構成 8群12枚
絞り羽根枚数 9 枚
最短撮影距離 0.3 m
実売価格 約17.5万円〜 ※2019年1月調査

 

SAMYANG | AF 35mm F2.8 FE ←良さげ

ソニー純正のSEL35F28Zを完全にコピー意識してきた仕上げのレンズ。スペックはほぼ同等ながら半値近い価格で新品入手ができてしまう。単に安いだけではなく画質がかなり良いレンズとの評判。実際に作例を見てみてもボケが多少うるさく見える程度で良く写っており、正直にSEL35F28Zと価格分の差異を感じず最後まで購入を迷った。実はまだ迷っているので購入してSEL35F28Zと撮り比べようか思案中。残念ながら防塵防滴ではない模様。

 

最大径x長さ 61.8×33 mm
重さ 85.6 g
フィルター径 49 mm
レンズ構成 6群7枚
絞り羽根枚数 7 枚
 
最短撮影距離 0.35 m
実売価格 約3.8万円〜 ※2019年1月調査

 

SAMYANG | AF 35mm F1.4 FE

こちらも同様に純正とスペックが似ていながら安価に入手が出来てしまうレンズ。作例などをみてみるとこちらもボケに多少硬さとざわつきを感じるが、F1.4のボケ感をこのお値段で手に入れることができると考えると驚異的!SAMYANGのレンズの存在感が大きくなってきていると感じる。

 

最大径x長さ 75.9×115 mm
重さ 645 g
フィルター径67 mm
レンズ構成 9群11枚
絞り羽根枚数 9 枚
最短撮影距離 0.3 m
実売価格 約6.5万円〜 ※2019年1月調査
 

SIGMA | Art 35mm F1.4 DG HSM

他社向けのラインナップで展開されていたSIGMAのレンズで2018年にソニーフルサイズ向けのマウントが追加された。重さなどを捨て完全に描写に振り切ったシリーズで、特に35mmのこちらのレンズはもともと神レンズとの評判が高かった製品のようだ。F1.4の大口径35mmはソニー純正、サムヤン、SIGMAの3本の選択肢があるが、私ならこのSIGMAを手に入れたい。なんといってもデザインもかっこよい。

 
最大径x長さ 77×94 mm
重さ 665g
フィルター径67 mm
レンズ構成 11群13枚
絞り羽根枚数 9 枚
最短撮影距離 0.3 m
実売価格 約8.7万円〜 ※2019年1月調査
 

VoightLander | NOKTON Classic 35mm F1.4 E-mount  ※MFレンズ

2018年に発売されたマニュアルフォーカスレンズ。電子接点付きでカメラ側にしぼり情報なども伝えることができる。オートフォーカスの大口径レンズは大型化してしまうが、F1.4でここまでコンパクト軽量なレンズを扱えることに魅力を感じる。そして意外に安価に入手が可能なのでMFでもOKで明るいレンズがほしい方には新しい選択肢となるだろう。

 

最大径x長さ 67×39.6 mm
重さ 262 g
フィルター径58 mm

レンズ構成 6群8枚
絞り羽根枚数 10 枚
最短撮影距離 0.3 m
実売価格 約6.7万円〜 ※2019年1月調査
 

カールツァイス | Loxia 2/35 ※MFレンズ

ツァイスはAF可能なBatisというシリーズもありますが、残念ながら35mmのラインナップはなくMFのLoxiaレンズのみ。こちらはF2.0。

 

最大径x長さ 62.1×59.2 mm
重さ 340 g
フィルター径 52 mm
レンズ構成 6群9枚
最短撮影距離 0.3 m
実売価格 12万円〜 ※2019年1月調査

 

 

以上。

 

【実例】SONY Eマウント神レンズおすすめの揃え方 僕の考えた最強のレンズロードマップ
※2021年9月更新 一部記載変更、ソニー及び各社からの新レンズ情報を加え最新版にUpdateしました。 こんにちは。 ソニーα7を購入したけど、まずレンズは何を買えばよいか?から、どのように

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